ニュースダイジェストの制作業務
Fri, 19 April 2024

わいせつ認定と表現の自由

It's obscene that Japan found
Megumi Igarashi guilty for her vagina art
ろくでなし子の有罪判決は道理にかなっていない

「ガーディアン」紙(電子版)5月10日

「ガーディアン」紙の電子版は10日、「ろくでなし子」とのペンネームで活動する漫画家の五十嵐恵被告が女性器の3Dデータを配布したことについて有罪との判断を東京地裁が示した件を「道理にかなっていない」とする美術評論家のジョナサン・ジョーンズ氏の見解を示した記事を掲載した。

ジョーンズ氏は「日本美術を見たことがあるすべての西洋人にとって驚くべき判決」と表現。性に関して罪の意識を背負うキリスト教の伝統の影響を受けてきた西洋人は、日本の春画に描かれた「楽しげなエロティシズム」を喜びを持って受け止めていると伝えた。また日本では「未成年のポルノを描いたマンガは問題がない」にも関わらず、「自身の女性器をスキャンするよう奨励するのが違法となるのはなぜだ」と疑問を呈している。

My Eastern paradise
(Eastern Midlands, that is)
東洋の楽園(それはイングランド中部に存在するのだ)

「デーリー・メール」紙(電子版)5月5日

「デーリー・メール」紙の電子版は5日、イングランド中部ノッティンガムシャーにある、在英邦人が造園した日本庭園を紹介した。

同記事によると、以前は荒地だったという土地は桜や竹といった日本的な植物や鯉が泳ぐ池、仏塔などに加えて、ヒイラギやレンギョウといった英国人が好む植物を備えた独特の日本庭園へと変貌。現在76歳で、名古屋出身の元僧侶が35年の歳月をかけて造園したという。

Japan Inc’s employees need to look beyond borders
日本企業の社員は海外を視野に入れるべき

「フィナンシャル・タイムズ」誌(電子版)5月10日

「フィナンシャル・タイムズ」紙の電子版は10日、日本企業の国際経験不足を指摘した。

同記事は、日本で4月に開催された「麺産業展」に注目。高校生の娘に不器用な英語を話させていた業者がいたことなどを例に挙げながら、日本企業は国際経験を持つ人材に不足していると述べた。また海外での活動に興味を持つ若者が不足しているとも指摘。日本企業側が海外の教育制度に「毒された」求職者を敬遠する傾向があると伝えている。

Latest step in wider Asia ‘pivot’
アジアへの軸足移動政策のさらなる一歩

「フィナンシャル・タイムズ」紙(電子版)5月11日

 「フィナンシャル・タイムズ」紙の電子版は11日、オバマ米大統領が5月下旬に広島を訪問することが決定したと報じた。

同記事は、オバマ大統領は「核なき世界」という自身の構想について議論するために、1945年に米国が原爆を投下した広島を訪問することになると説明。また中国を牽制(けんせい)するための中心的な役割を担うようになった日米関係を強化する目的もあるとして、アジアという「軸」に影響を及ぼす一歩になると伝えている。

Enola Gay is a museum piece
エノラ・ゲイは博物館の展示物

「ガーディアン」紙(電子版)5月11日

「ガーディアン」紙の電子版は11日、広島に原爆を投下した爆撃機「エノラ・ゲイ」が米スミソニアン航空宇宙博物館の別館でどのように展示されているかを伝えた。

同記事は、同館を訪れた若い学生グループを引率する説明員が「(エノラ・ゲイが)少なくとももっと悪い事態が起きることを防いだ」と発言したと紹介。この爆撃機がいかに使われたかより、同機の呼び名が機長の母親の名に由来するという説明により多くの時間を割いていたとも伝えている。

The ground almost blends in with the blue sky
地面が青空と重なりそう

日本へようこそ「デーリー・メール」紙電子版の記事

「デーリー・メール」紙の電子版は11 日、茨城県にある国営ひたち海浜公園の美しい風景に注目。丘の一面に咲き誇る北アメリカ原産の青い花であるネモフィラと大空の青さが溶け込む様子を「地面が青空と重なりそう」であると表現した。また同記事は、山梨県で開催されている「富士芝桜まつり」の美しさも合わせて伝えている。

 

日本の高齢化社会

A new phenomenon: silver cities
「高齢者向け都市」という新たな現象

「ガーディアン」紙(電子版)4月27日

「ガーディアン」紙の電子版は4月27日、世界各国で高齢化が進行するに伴い、各都市がどのような発展を遂げているかを分析する記事を掲載した。

同記事によると、人口の4分の1近くが65歳超である東京では「高齢になっても働く」ということは「今や急速に社会的に必要不可欠となりつつある」。また東京の公共の建物においては階段に加えて傾斜路やエレベーターが用意されているのが一般的と説明。さらに東京では老眼の人でも理解できるように信号機やATMに音声機能が付けられているとも伝えている。

同記事では、これまで都市は若者向け、郊外や田舎は高齢者向けという住み分けがなされてきたが、都市化と高齢化が進んだ現代においては世界中で「高齢者向けの都市」作りという新たな現象が生まれていると述べている。

They remain morale-boosters
週刊誌はサラリーマンの士気を高める

「エコノミスト」紙 4月16日

「エコノミスト」誌の4月16日発行号は、週刊文春や週刊新潮といった週刊誌が大手メディアを出し抜いている日本の現状を伝えた。

同記事は、週刊誌によるスクープは、体制側の報道となると手心を加えてしまう傾向のある大手テレビ局や新聞に恥をかかせているはずと解説。またこれら週刊誌は、長時間にわたる通勤と高圧的な上司に耐えているサラリーマンの士気を高めているとする識者の見解を紹介している。

How YouTube and Niconico fuel online fan culture in Japan
日本で動画投稿サービスが人気を集める理由

「ガーディアン」誌 (電子版) 4月21日

「ガーディアン」紙の電子版は4月21日、日本で動画投稿サービスが人気を集める理由を分析する記事を掲載した。

同記事によると、日本人はソーシャル・メディアよりもユーチューブやニコニコ動画により長い時間を費やしており、この傾向は「世界的な潮流に逆行する」。その理由の一つとして、日本には極めてニッチで特殊な関心に根差したオンライン・コミュニティーを通じての独特のファン文化があると指摘している。

Exaggerated fuel-economy figures are nothing new
燃費不正は目新しい問題ではない

「フィナンシャル・タイムズ」紙 4月21日

「フィナンシャル・タイムズ」紙は4月21日、三菱自動車の燃費不正問題を報じた。

同記事は、自動車業界での燃費不正問題は「目新しいものではない」と説明。韓国の現代自動車グループなども同様の問題を起こしたことがあると伝えている。

また過去2年間で世界中の自動車業界は「スキャンダルに揺れている」と表現。タカタの欠陥エアバッグや独フォルクスワーゲンの排ガス不正などについても触れている。

Japan’s economy in microcosm
週末旅行は日本経済を映し出す小宇宙

「フィナンシャル・タイムズ」紙(電子版) 4月25日

「フィナンシャル・タイムズ」紙の電子版は4月25日、日本国内における週末旅行の形態が変化の兆しを見せていると伝える記事を掲載した。

同紙は、日本で会員権事業やホテル・レストラン事業を営むリゾートトラスト社の伊藤勝康代表取締役社長に取材。株式市場の動きが人々の富に対する感覚にどのような影響を与えるかといった、同社長にとっての課題は実は日本経済全体を映し出す「小宇宙」であると述べた。

Welcome to Japan.
Please do not burp, fart, or soil public toilets.
日本へようこそ。ゲップ、おなら、トイレを汚すことをお控えください。

日本へようこそ「デーリー・メール」紙電子版の記事

「デーリー・メール」紙の電子版は4月27日、北海道観光振興機構が発行する外国人観光客向けガイドの内容に注目。「日本へようこそ。ゲップ、おなら、トイレを汚すことをお控えください」との一文で始まる同記事では、このガイドで解説されている日本での様々なエチケットを紹介している。

 
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