ニュースダイジェストの制作業務
Sun, 11 October 2026

作家の村上春樹氏が質問・相談サイトを開設

Something of a rock star in literary circles
文学界のロック・スターのようなもの

The Daily Telegraph

1月初旬から中旬にかけて、英各紙は日本人作家の村上春樹氏による質問・相談サイト「村上さんのところ」開設についてのニュースを報じた。

「デーリー・テレグラフ」紙は、村上氏を「人前に姿を見せないことで有名」で「文学界のロック・スターのようなもの」と紹介。また同サイト開設のニュースを受けて「ガーディアン」紙は「ほかの作家にも同様の企画に参加してもらうとしたらどうなるか」との疑問を提示した上で、性については英ロマンス小説家のジリー・クーパー氏、金銭は投機に大失敗した19世紀の英作家ウィリアム・M・サッカレー、依存症は薬物依存の実体験を持つ米作家のスティーブン・キング氏を相談相手の候補に挙げている。

ほかにもこんな日本報道が…

If your first shots miss the target, keep firing
一発目が外れても発射し続けろ

The Economist

「エコノミスト」誌は3日付で、2014年末に安倍内閣が閣議決定した3.5兆円の経済対策を分析する記事を掲載した。

「『一発目が外れても発射し続けろ』というのが、日本が学んだ教訓のようだ」との文で始まる同記事は、約2年前に10.3兆円、2014年には5.5兆円規模の経済対策が出されていることから、今回は「重量感に欠ける」と評価。また1.7兆円は「自由民主党の得意分野である公共事業」に費やされることになると述べている。

Popular methods for dislodging trapped mochi
詰まった餅を吐き出させる方法

The Guardian

5日付の「ガーディアン」紙は、正月期の日本で餅を喉に詰まらせたことを原因として9人が死亡したと報じた。

同記事では、詰まった餅を吐き出させるためには、「背中を強く叩く」、「ハイムリック法(腹部突き上げ法)」を実践する、「掃除機で吸い出す」などの方法があると伝えている。

さらに同記事は、日本人は一人当たり年平均で1キロの餅を消費し、大部分を1月第1週に食べるとする関連業界団体のデータを紹介している。

Japanese cities are often a hotchpotch
日本の都市はごちゃまぜ状態

The Independent

13日付の「インディペンデント」紙は、AP通信の配信記事として、「忠臣蔵」の赤穂浪士四十七士の墓がある東京・泉岳寺の隣で実施中の建設工事を取り上げた。

同記事は、同寺の隣で建設中の8階建てマンションが完成すれば、景観が損なわれることが不安視されていると紹介。また日本の都市は「スラム街とまでは言わないが、低俗な物の塊の横に近未来的な建物が立つというごちゃまぜ状態になっていることがしばしばある」と述べている。

British lovers of the drink are still more than happy to buy Japanese sake
英国人は福島産の日本酒を喜んで飲んでいる

BBC Online News

BBCの電子版は14日付で「福島の酒造家たちの悲哀」と題した記事を掲載した。

同記事は、東日本大震災の発生以来、放射能汚染への懸念から、中国や韓国で日本酒が売れなくなっていると説明。一方で、震災後に人々が産地や品質に関心を寄せるようになったため、上級の日本酒の売上が伸びていると伝えている。

また英国の酒事情に詳しい関係者は、英国人の愛好者は今でも福島産の日本酒を「喜んで飲んでいる」と述べている。

Japan is a wonder.Go
日本は素晴らしい。行け

The Guardian

「ガーディアン」紙の電子版は19日、BBCドラマ「SHERLOCK / シャーロック」の脚本家マーク・ゲイティス氏による日本の紀行文を掲載。同記事の最後で「日本は素晴らしい。(日本に)行け」と訴えかけている。

英国における日本報道
「ガーディアン」紙電子版に掲載された、
マーク・ゲイティス氏による日本についての紀行文

 

麻生副総理の「子供を産まない方が問題」発言

They’re still second class citizens
日本の女性は二流市民扱い

The Daily Telegraph

「デーリー・テレグラフ」紙の電子版は10日、麻生太郎副総理兼財務相が社会保障員の増大に絡み、「子供を産まない方が問題」とした発言を受けて、「日本は確かに問題を抱えているが、子供を産まない女性が問題なのではない」と題した記事を掲載した。

同記事は「麻生太郎副総理は、間違ったことをまさに間違ったタイミングで言うことにおいて実績を残している」ことから、新たな失言に対しても驚く人はほとんどいなかったと紹介。またこうした発言がなされている限り、日本では女性が「二流市民」として扱われているとの印象を変えることができないとも伝えている。

ほかにもこんな日本報道が…

Japan’s imperious newspapers rarely issue apologies
日本の横柄な新聞は滅多に謝罪しない

The Economist

6日付の「エコノミスト」誌は、朝日新聞と読売新聞が従軍慰安婦に関する報道で謝罪を表明したことを取り上げた。

「日本の横柄な新聞は滅多に謝罪しない。半年で2つの謝罪とは前代未聞」との文で始まる同記事は、朝日新聞が虚偽の証言に基づいて第二次大戦中の従軍慰安婦に関する報道を行っていたと認めたことや、読売新聞が英字紙で従軍慰安婦を「性奴隷」と表現していたことを謝罪した件について触れている。

She’s the first million-selling android idol
初音ミクはミリオンセラーを記録した最初の人造人間アイドル

The Guardian

5日付の「ガーディアン」紙は、バーチャル・アイドルの初音ミクが「音楽の未来かもしれない」と題した記事を掲載した。

同記事は、初音ミクが「ミリオンセラーを記録した最初の人造人間アイドル」であると紹介。またファンが彼女の曲や衣装のデザインを決められることから、「初めてのオープン・ソースのアイドル」でもあると伝えた。一方で、欧米では、初音ミクはいまだ日本の奇天烈なものの象徴としてしか認知されていないと説明している。

Japanese nationalists have branded Angelina Jolie a 'demon'
アンジェリーナ・ジョリーを「悪魔」と呼ぶ日本の国粋主義者

The Daily Mail

「デーリー・メール」紙は9日、第二次大戦で日本軍の捕虜となった元五輪選手が主人公の映画「アンブロークン(原題)」に対する反発が日本国内で起きていると伝えた。

同記事では、本作品の製作・監督を務めた米女優のアンジェリーナ・ジョリーを日本の国粋主義者たちが「悪魔」と呼んでいると紹介。また同作における日本兵の描き方が「道義的ではない」との理由で、日本への入国を禁止するよう求めていると報じている。

Japan Restaurant bans couples on Christmas Eve
クリスマス・イブのカップル入店お断り

The Daily Telegraph

「デーリー・テレグラフ」紙は12日、クリスマス・イブにカップルの入店を拒否する東京のレストランを取り上げた。

同記事によると、八王子にあるパスタ専門店PiaPiaの店内には、12月24日にすべてのカップルの入店を拒否するとの方針が書かれた案内がある。同店スタッフへの精神的ダメージを避けるための措置だという。また同記事は、日本人の多くがクリスマスの宗教的な意義を意識していない可能性を示唆している。

Japan’s last chance
日本にとって 最後のチャンス

The Financial Times

15日の英各紙は、14日に投開票が行われた日本の衆院選を大々的に取り上げた。「タイムズ」紙は「日本にとって最後のチャンス」と題した社説を掲載。また「フィナンシャル・タイムズ」紙は一面記事に「安倍首相が政権を掌握した」と見出しを掲げた。

英国における日本報道
14日付の「タイムズ」紙の社説(写真左下)と
「フィナンシャル・タイムズ」紙の一面(同右上)

 
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