ニュースダイジェストの制作業務
Sat, 12 September 2026

村上春樹氏の「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」
英訳版発売

ニュー・ルック
8月30日、ロンドンの大型書店ウォーターストーンズのピカデリー店前で行われた
村上春樹氏のサイン会で行列をつくるファンたち

He is a publishing phenomenon
村上春樹は出版界の逸材

「イブニング・スタンダード」紙 8月14日

村上春樹氏は50言語で40冊以上の著作を出版している。村上氏は出版界の逸材だ。彼の散文には無駄なものがなく、物語の筋は非日常的で風変わりである。また彼はランナーであり、その生活様式は禁欲的な作風を真似ているとの噂が流れている。謎めいた人物であり、西洋の人々は彼を世捨て人だと言う。村上氏は講演会やサイン会を滅多に開催しないが、もし彼自身がトマス・ピンチョンやJ・D・サリンジャーのよう なマーケティング手法を好むのであれば、マーケティング機関は必要な流行現象を大事に育んでいくことだろう。

Murakami is nothing like JK Rowling
村上春樹とJ・K・ローリングは似ていない

「インディペンデント」紙 8月15日

村上氏とJ・K・ローリングは似ても似つかない。彼はトム・クランシーと同じくらい著作が飛ぶように売れる作家でありながら、カルトのままでいる。ダン・ブラウンのような巨匠であるにも関わらず、ファンはまるで秘めごとのように彼に対する愛を共有しているのだ。村上氏は僧侶の息子として生まれた父親を通じて、仏教の伝統に親しんでいる。仏教には実体のない「空」という概念がある。その中では「自己」さえ幻想だ。この概念こそが、絶望に陥ることなく、むしろ読者を刺激し、そして強烈に日本的である村上氏の文章を読み解く鍵となる。

ほかにもこんな日本報道が…

英国人障害者が日本で困ること

BBC Online News 8月14日

手の動きがままならない障害や指の欠損障害を抱える人々にとって、日本における箸の文化がときに困難を与えると示唆する記事を掲載。日本では間違った箸の持ち方をすると社会的逸脱行為に見なされるとする英国人の発言を引用する。

夕張市は「死に方を学んでいる都市」

「ガーディアン」紙 8月15日

北海道の夕張市における2010年時点の平均年齢が57歳であると伝えた上で、同市を「日本でそして世界で、もしかすると史上最も平均年齢の高い都市」であると伝える。また同市が現在「最後の苦しみ」の中にあり、「尊厳ある死に方を学んでいる最中である」とも。

氷上の貴公子にキス

「ガーディアン」紙 8月21日

日本スケート連盟の会長であり参院議員の橋本聖子氏がフィギュアスケート男子の高橋大輔選手にキスを強要したと伝えられている一件について。高橋選手を「氷上の貴公子」と紹介する。

おっぱい募金とセクハラ野次

「デーリー・テレグラフ」紙 9月1日

日本でエイズ予防のための募金を目的として参加者にAV女優の胸を揉ませる「おっぱい募金」というイベントが開催されたと報道。東京都議会で女性議員に向けたセクハラ野次問題が発生したことにも言及する。

 

英国における日本文化のブーム

ニュー・ルック
英ブランド「ニュー・ルック」が販売している着物風の商品

Kimono is the fashion hit of the summer
着物は今夏の売れ筋商品

「デーリー・メール」紙 8月13日

今夏の売れ筋は着物だ。日光浴や野外フェスティバルへと出掛ける何千人もの人々が飛び付き、各地の大手チェーン店では目玉商品となった。英ブランド「ニュー・ルック」では、1週間に4万点のペースで着物風商品が売れ続けている。好天に恵まれた今夏は、軽くてゆったりとした着物風商品の売れ行きが好調。たくさんの有名人たちが身にまとっている姿が露出したことで、売上が急増した。小売業界の動向に詳しいフランチェスカ・マストン氏は「春服のジャケット、羽織もの、ベルト、ドレスにと着物は用途が広い」と述べている。

Matcha green tea is predicted to be the next big wave
次に流行するのは抹茶

「デーリー・メール」紙 8月5日

抹茶はエスプレッソよりもカフェインの含有量が少ない。しかし、アミノ酸とテアニンを含むため、その効果はより強力かつ持続的だ。英国初の抹茶飲料会社「ヴィヴィッド・ドリンクス」の設立者ジェームズ・シルコック氏は、同社が販売する抹茶飲料を「流行に敏感な人にとってのレッド・ブル」であると紹介。また同氏は「5年後には西洋の人々もエスプレッソより抹茶を求めるようになっているはず」との考えを示した。過去10年でココナッツ・ウォーターが西洋市場を席巻したように、抹茶が次のブームになると予想されている。

ほかにもこんな日本報道が…

自分撮りに虫歯ポーズ

「デーリー・テレグラフ」紙 8月4日

「自分撮り」と呼ばれる写真撮影において「奥歯の中にある虫歯を押さえているかのように頬を手で覆う」ポーズが日本で人気を集めていると紹介。日本では細く、顔が小さい印象を与える写真を撮影する技術として人気を集めていると述べる。

人間の細胞をストレスに浸したらどうなるか

「エコノミスト」誌 8月8日

理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)の笹井芳樹副センター長の自殺について。「ストレス・テスト」との見出しを掲げた上で、「公衆の面前での恥、正式な処分、何カ月分もの強いストレスに人間の細胞を浸したらどうなるか?」と疑問を投げ掛けた。

斬られ役が不滅の名声を獲得

「ガーディアン」紙 8月12日

カナダのモントリオールで開催された第18回ファンタジア国際映画祭で、斬られ役として有名な福本清三氏が最優秀主演男優賞を獲得したと報道。「日本で最も多く殺された侍スタントマンがついに不滅の名声を得た」と伝える。

世界数独選手権で日本人王者が誕生

「インディペンデント」紙 8月12日

ロンドン郊外サリーで開催された世界数独選手権(世界ナンプレ選手権)で、森西亨太氏が日本人として初優勝を飾ったと報じる。

 
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