ロンドンの金融街シティで現在建設中の高層ビル、20フェンチャーチ・ストリート。ビルの中央部分がへこんだ独特の外観がトランシーバーを彷彿とさせることから「ウォーキー・トーキー」の愛称で知られているが、その形状ゆえにビルの壁面に反射した太陽光が近隣の店舗や住民に被害を与えているという。
とある店のオーナーは、ドア・マットが反射光で焼けて煙を出したと主張。近隣に自転車をとめていた複数のサイクリストたちは、反射光のせいでシートが焦げて穴が空いたと訴えている。また、高級車ジャガーを近くのストリート上に1時間ほど駐車させていたビジネスマンは、ビルの反射光を受けた側だけサイド・ミラーや車体がへこんだと苦情を申し立てており、同ビルの開発業者たちは現在、この「不可思議な現象」を調査中だという。
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