英各地では4日、第一次大戦に英国が参戦してから100周年を迎えたことを記念して、同日夜10時から1時間の消灯イベントを行う。「インディペンデント」紙が報じた。

　参加は自由。参加希望者は、各家やオフィスの大部分を消灯させ、小さな明かりやろうそくの光のみで夜10時から11時までの1時間を過ごす。

　同紙によると、第一次大戦時を生きた英国のグレイ外相（当時）が、大戦参戦前夜に「ヨーロッパ中の灯りが消えていく。我々が生きている間に、この灯りが再び灯されることはないだろう」と口にしたという言葉にヒントを得て本イベントが企画された。

　英国の観光名所として知られている国会議事堂やタワー・ブリッジも10時に消灯。またロイヤル・シェイクスピア・カンパニーやBBCなども本イベントに参加する予定となっている。