 根セロリ(セロリアック) Sellerie
根セロリ(セロリアック) Sellerie
ドイツでSellerieと言えば、根セロリと呼ばれる、セロリの香りを持つごつごつした球体のこと。葉茎状のものは、Staudensellerieと言って区別されます。根セロリの旬は冬で、ドイツでは野菜スープの出汁を取るのに欠かせない食材。生でも食べられますが、火を通すと香りや苦みが和らぎ、お芋のようなほっこり感が楽しめます。きんぴらや揚げ物など、和風の味付けにしても意外と美味。今回は、我が家一押しのピュレを中心に紹介します。
根セロリのピュレ
 
 
使い方いろいろ。ほっこり感と上品な香りがたまりません。
|  | |
| 根セロリ | 1個 | 


| 1. | 根セロリは、そのままだと皮が剥きにくいので、丸ごと電子レンジに5~7分かけて、やわらかくする。 | 
|---|---|
| 2. | 皮を剥いて茶色い部分を切り落とし、ざく切りにして鍋に入れ、 やわらかくなるまで約20分茹でる(水から入れるのがポイント)。 | 
| 3. | 根セロリをざるに取り、ミキサーかフードプロセッサーにかけて撹拌し、ピュレにする(上手く回らないときは、茹で汁を加える)。 | 
| 4. | 水気が多ければ、鍋に入れて中火にかけて、かき混ぜながら水分を飛ばし、好みの固さに調節する。 | 
※鍋に残った茹で汁は、美味しい出汁となるので、捨てずにスープやお味噌汁などにご活用ください。
根セロリのピュレの使い方いろいろ
● メインディッシュの付け合わせ
  塩・こしょうで味を調えて付け合わせにします。好みでバターを少し加えてもOK。肉と魚のどちらにもよく合い、爽やかなパセリの香りがアクセントになって、メインディッシュの素材の味を引き立てます。
塩・こしょうで味を調えて付け合わせにします。好みでバターを少し加えてもOK。肉と魚のどちらにもよく合い、爽やかなパセリの香りがアクセントになって、メインディッシュの素材の味を引き立てます。
● スープ
 セロリのピュレを、同量の牛乳を加えて伸ばし、塩・こしょうで味を調えます。彩りには、青豆や季節の野菜を加えて。
● 栗きんとん
  少し変わったところで甘味系。砂糖を加えると、スッとした香りが漂う、軽めのスイートポテトのよう。くちなしの実の代わりに紅花(Saflorblüten)で黄色く着色し、市販の焼き栗と合わせました。紅花は1時間以上水に浸して色を出し、濾して水だけを使います。
少し変わったところで甘味系。砂糖を加えると、スッとした香りが漂う、軽めのスイートポテトのよう。くちなしの実の代わりに紅花(Saflorblüten)で黄色く着色し、市販の焼き栗と合わせました。紅花は1時間以上水に浸して色を出し、濾して水だけを使います。
根セロリとりんごのサラダ
 

生の根セロリの苦みとりんごの甘さが調和した、しゃきしゃきとした食感のサラダです。
|  | (4人分) | 
| 根セロリ | 200g | 
| りんご | 1個 | 
| マヨネーズ | 50g | 
| レモン汁 | 大さじ2 | 
| 塩・こしょう | 適量 | 
| ザリガニ(Flusskrebs) | 60g(なくてもOK) | 


| 1. | 根セロリの皮を剥き、細切りにする。 | 
|---|---|
| 2. | りんごも同様に細切りし、色が変わらないようにレモン汁をかける。 | 
| 3. | ザリガニと① 、② をマヨネーズで和え、塩・こしょうで味を調える。 |