Corinna zu Sayn-Wittgenstein フランクフルト生まれ。旧姓Larsen。 Foto: © Kai-Uwe Knoth/DPA/Press Association Images |
イースター中の4月初旬。スペインのフアン=カルロス国王(74)がアフリカで負傷し、マドリッドの病院に緊急搬送された。金融危機のさなかに自家用機で象のハンティングに出掛け、自らを誤射し、しかも“ドイツのプリンセス”とのお忍び旅行だったとあって、それまで沈黙してきたスペインとドイツのメディアがついに記事を掲載。王の愛人として追い掛け回されている。
ブラジルの航空会社の欧州代表だったデンマーク人を父に持ち、フランクフルトとロンドンで育った。最初に結婚した英国人富豪とは娘をもうけたが、5年で破局。次々に有名人と浮名を流し、2000年に再婚したツー・ザイン=ヴィトゲンシュタイン伯爵家の子息カシミールとも、息子を産んで離婚。フアン=カルロス王とは06年頃から公式行事に同行するようになっていた。
ソフィア王妃の耳に噂が入らないわけはない。王妃はドイツ帝国皇帝ヴィルヘルム1世のひ孫にして元ギリシャ王コンスタンティン2世の姉。19世紀にバイエルンから移入されたギリシャ王室(1974年廃止)の姫君である。ゆえに王妃の任務を完璧にこなすプロとして、数限りない夫の浮気にこれまでは目をつぶってきたが、今回は堪忍袋の緒が切れたのか。入院から3日後にやっと王を見舞い、病室滞在は15分。5月14日に予定していた金婚祝賀も中止した。
一方、“ドイツのにわかプリンセス”は噂の否定にやっきの様子だが、なにせ呼び名は「マネーと爵位のハンター」。すでに別の金持ち貴族に目星を付けているかも。
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