Hanacell

アルフレッド・ビオレク

アルフレッド・ビオレクAlfred Biolek
1934年7月10日、ズデーテン地方フライシュタット(当時チェコスロバキア)生まれ。ドイツ人。ケルン在住。法学博士。有資格法曹。司会者。クッキング・ブック執筆者。
©WDR/Max Kohr

元々は公共放送ZDFの開設時に起用された法律顧問だったが、1971年に英国のブラックコメディー『空飛ぶモンティ・パイソン』を公共放送ARDに紹介したことから番組制作へと転身。ケルン駅旧車両庫のスタジオから司会したバラエティー番組『Bios Bahnhof』(1978~82年)で人気者となり、『Boulevard Bio』(1991~2003年)では世界の著名人を招待するトークショーの司会者になった。ゲストに得意料理を披露してもらう『Alfredissimo』(1994~2006年)でドイツに料理番組ブームをもたらした人でもある。7月10日で80歳。傘寿を祝ってARDが先月末にドキュメンタリーを放送し、ボヘミアン的な人生に再び脚光が集まった。

敗戦で家族と故郷のズデーテン地方から西ドイツに引き揚げてきたのは12歳のとき。シュトゥットガルト近郊で育ち、「父親と同じ職に就くことを当然と考えて」法学を修め、博士号まで取った。「それが今のキャリアにプラスになったわけではないが、それなりに尊敬を集められたかな」とひけらかさず、バターのように滑らかなインタビュースタイルに批判はあっても、それを持ち味に気難しい芸術家や守りの堅い政治家の口を開かせてきた。

隠さないがアピールもしないゲイで、養子の息子が2人。1人目は30歳年下の元パートナーでNY在住米国人のキース、2人目は2010年に階段から落ちて意識不明になったときに介護してくれた近所の友人スコットだ。そして今はスコットのパートナーが日常の世話をしに来てくれる。幸せ者だ。

最終更新 Donnerstag, 17 Juli 2014 10:54  
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