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Di. 20. Okt. 2020

欧州、感染者増も死者少なく=検査・若年層の広がり要因か

【ベルリン 10月16日 時事】欧州で新型コロナウイルスの新規感染者が増加し、多くの国で3~4月の「第1波」時を上回っている。一方、死者数は当時より大幅に少ない。検査拡大による軽症者・無症状者の把握や、重症化しにくいとされる若年層での広がりなどで、春より統計上の感染者数が増えても、死者数は抑えられている可能性がある。

世界保健機関(WHO)によると、フランスの1日当たりの感染者は11日に約2万6000人を超えて過去最多となり、第1波のピーク(4月1日)の7500人を大幅に超過。英国は5日に約2万3000人、ドイツは15日に6600人と過去最多を記録した。

他方、ここ1カ月の1日当たりの死者は仏英ともおおむね100人を下回り、1000人を超えることもあった第1波時とは格段の開きがある。ドイツの死者も数十人だ。

ドイツの新型コロナ対策の第一人者、シャリテー大学病院のドロステン教授はツイッターで、ドイツで死者が抑えられているのは「感染が若年層中心で、検査拡大で軽症者も捕捉されているため」と指摘した。WHOのクルーゲ欧州地域事務局長は14日の米CNNテレビの番組で、欧州では「感染者数は(第1波時の)2、3倍だが、死者数は5分の1だ」と説明。高齢者への広がりを防ぐ必要はあるが「パニックになる必要はない」と語った。

ただ、今後も死者数が低水準にとどまるかは予断を許さない。WHOのスワミナサン主任科学者は14日、「死者数と感染者数には時間差がある」と述べ、遅れて死者が増加する可能性もあるとの見方を示している。
 
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