「天然ガス採掘法として経済効果大」
IG BCEとBDI、フレッキングの使用許可求める
鉱業、化学、エネルギー労働組合(IG BCE)とドイツ産業連盟(BDI)は4月25日、連名で、天然ガスの採掘法として注目されている水圧破砕法、フラッキング技術使用許可を求める書簡を政府に送った。ヴェルト紙が報じた。
フラッキングは頁岩(けつがん)の層まで深い穴を掘り、高い水圧で天然ガスおよび石油を採掘する方法。しかしこの技術による地下水の汚染が懸念されており、環境保護団体からは反対の声が上がっている。書簡はIG BCEのヴァジリアディス代表とBDIのグリロ議長の連名で書かれており、「フラッキング技術によって採掘できる天然ガスには1兆ユーロ相当の価値がある」と強調している。