子どもの抗精神病薬服用率が上昇
過去7年で41%増
公的健康保険のバーマーGEKが11日発表した医薬品リポートで、子どもと青少年の抗精神病薬服用率が2005~12年の7年間に41%増加したことが明らかになった。
同リポート作成に関わった専門家のグレスケ氏は、「抗精神病薬服用率の上昇が直接、子どもの精神疾患率上昇を示すものではない」としつつ、服用率の上昇については憂慮すべき事態と見ており、これらの薬に頭痛や不眠、肥満などの顕著な副作用が伴うことを指摘している。
子ども、および青少年に抗精神病薬が処方されているケースの48%が「多動性障害」で、30%が「社会性を持つことへの障害」となっている。