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「森で暮らしていた」と発言した青年の裁判が中止に
虚偽のストーリー語り、福祉手当受ける

ベルリン区裁判所は9月26日、2011年9月に同市の市庁舎に現れ、「森で暮らしていた」と虚偽の発言を行い、多額の福祉手当を受け取った青年に150時間の社会奉仕を命じ、裁判の中止を決定した。ヴェルト紙が伝えた。

青年は「森で暮らしていたが、一緒にいた父親が死んでしまった」と英語で話し、自分の名前がレイで年齢は17歳であること以外、詳しいことを覚えていないと語った。この件は当時、大々的に報道され、青年は住居手当、社会福祉士によるケア、医療手当、通訳などの合計2万9481ユーロに上る手厚い保護を受けた。しかしその後、青年がオランダの人口8万人の町ヘンゲロー出身のロビン・ヴァン・Hで、実年齢は19歳であることが明らかになった。青年は「故郷の町で上手くいかず、人生をやり直そうと思い、ベルリンへ来た」と話しているという。

ベルリン区裁判所は奉仕活動を命じるにとどめた今回の決定ついて、「ロビン・ヴァン・Hが受け取った福祉手当の額はホームレスが受けられる保護の額に相当する。納税者に大きな損害を与えたわけではない」と説明している。

 
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