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NSUチェーペ被告「計画を知らなかった」 裁判で初供述

(デュッセルドルフ 12月14日)移民の背景を持つ市民の連続殺人罪に問われている極右過激派組織NSUのベアーテ・チェーペ被告が、裁判開始から2年半を経て初めて供述を行ない、「一連の事件については、準備段階においても実行においても関与していない」と主張した。

チェーペ被告はほかの4人の協力者と共に、ギリシャ系およびトルコ系移民の男性9人と警察官1人の殺害、2件の爆弾事件と15件の強盗事件に関与したとして訴えられている。殺人事件の実行犯でありNSUメンバーだったウーヴェ・ベーンハルトとウーヴェ・ムントロースの2人はすでに死亡しており、チェーペ被告はこの2人の「友人」から、「実行後に報告を受けた」として、「10人の殺人事件と2件の爆弾事件を未然に防げなかったことに対しての道義的責任は感じている」と弁護人を通して供述を行なった。チェーペ被告の供述に対して被害者遺族は、「むなしい言い訳」「意味のないおしゃべりだ」として、怒りを新たにしている。

2013年5月に始まったこの裁判は、証拠を重視する裁判の形に偏りがちで、これまでに協力者と見られる被告1人だけが事件への関与を認めている。
 
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