【デュッセルドルフ 1月8日】 ケルンのヘンリエッテ・レーカー市長が記者会見で発言した、「女性は他人が接近してきたときに、腕を伸ばした分の距離を保つこと」とのアドバイスに、ハイコ・マース法相が苦言。「行動を改めるべきは女性たちではない」と。
ケルン市長が、性的嫌がらせを防止する方法についてアドバイスした「腕を伸ばした分の距離」は、ネット上でも「#eineArmlaenge」というハッシュタグとともに非難や揶揄の対象とされた。
ハイコ・マース法相は、「行動を改めるべきは女性ではなく、犯行を行った者達」と、市長の発言に対する批判を述べた。
同市長は、2015年10月17日、立候補者として臨んだ市長選の投票日前日に、何者かにナイフで切りつけられ、重症を負った。その後、ケルン市長に当選。移民、難民支援に積極姿勢をみせていることが、犯行の理由だった。
19 Apr. 2024 1216号
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