シリア人10万人が庇護条件などにかんする訴訟

Freitag, 02 Dezember 2016 07:00
(デュッセルドルフ 12月2日)連邦難民移民局(BAMF)は、今年9月までにドイツ全体で、難民関連での10万件の訴訟があったことを明らかにした。最も目立っていたものが、今年3月以降「応急的な難民認定」を受けたシリア人難民からの訴えである。「応急的な難民認定」の条件は、2年間家族を呼び寄せることができない。

「応急的な難民認定」では、最初に1年間の滞在許可が下りた後は、2年ごとの更新となる。

これらの条件を不服として2万3000人が行政裁判所に訴えており、76%は難民側に有利な判決が出ている。

難民側の裁判費用は、支援団体やボランティアによって支えられており、敗訴した場合にBAMFが負担する額は難民一人につき900ユーロ以上と見られている。