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ベルリン・テロ犯の扱いに批判 数年前から公安の監視対象

(デュッセルドルフ 1月3日)12月19日、ベルリンのクリスマスマーケットにトラックで突っ込み、12人を死亡させたテロ事件の実行犯アニス・アムリ容疑者が、数年前から公安当局の監視対象となっていたことから、「未然に事件を防げなかったのか」との批判の声が挙がっている。

チュニジア出身のアムリ容疑者は2015年にドイツに入国。2015年末頃から、ノルトライン=ヴェストファーレン(NRW)州とベルリンを行き来して暮らしていたとされている。特にNRW州ではよいネットワークを持ち、同州内のモスクに寝泊まりしていた。イェーガーNRW州内相(SPD)は、公安当局のミスを指摘する声に対して、「監視対象となっている人物に対して、正しい情報とデマとを見分けることは困難。今回はそれができなかった」と釈明し当局を擁護。ベルリンでは、アムリ容疑者はジハーディストおよびサラフィストの道を外れ、麻薬売買などの犯罪の世界にいると見られていた。ドイツでは、犯罪の可能性がある人物に対しての予防拘禁ができないことから、「我々はリスクとともに生きなければいけない」とイェーガー氏は述べている。

アムリ容疑者はベルリンでのテロ後、イタリアに逃走。ミラノで現地の警察官に射殺された。
 
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