(デュッセルドルフ 1月17日)2017年は9月の連邦議会選挙を目玉に、重要な選挙をいくつも控えている「スーパー選挙年」。メルケル首相(CDU)およびガブリエルSPD党首、ノルトライン=ヴェストファーレン(NRW)州首相(SPD)クラフト氏の出処進退にも注目が集まっている。
まず、2月に連邦大統領選出があり、大連立政権から承認を受けているフランク=ヴァルター・シュタインマイヤー外相(SPD)がガウク大統領の後任となることがほぼ確実と見られている。次いで3月26日にはザールラント州、5月7日にシュレスヴィヒ=ホルシュタイン州、5月14日にはNRW州で州議会選挙が実施される。中でも注目を集めるのが国内最大の人口を擁するNRW州で、これまでも1995年に同州で初めてSPDと緑の党の赤緑連合政権が誕生し、1998年には連邦議会で同様の現象が起こるなど、連邦議会選挙の結果を占う前哨戦と見られている。
連邦議会選挙は9月17日か24日に予定されており、州議会選挙で躍進を続けている「ドイツのための選択肢(AfD)」が連邦議会入りを果たすかどうかが注目されている。
7 Feb. 1235号
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