Facebookツイッター
矯正歯科クリニック 日本語通訳で安心!Dr Vali-Pursche
Di. 22. Aug. 2017

英EU離脱相の元補佐官、強硬路線に反旗

【ロンドン 8月12日 時事】英国のデービス欧州連合(EU)離脱担当相の首席補佐官を6月まで務めていたジェームス・チャップマン氏が突然、離脱の危険性を訴え始め、英政界で波紋を呼んでいる。同氏は離脱が「破滅的」な結果を招くと指摘し、与野党の残留派議員に向けて親EUを軸にした新党の結成を提唱。6月の総選挙で事実上敗北したメイ首相が求心力を失う中、つい2カ月前まで離脱省の中枢にいた人物が残留運動を始めたことに、離脱派は衝撃を隠せないでいる。

チャップマン氏は反EUの保守系大衆紙デーリー・メールの政治部長を務め、キャメロン前政権で財務省の広報などを担当。EU離脱が決まった昨年6月の国民投票後はメイ政権が新設した離脱省でデービス氏の補佐を務めてきたが、6月の総選挙後に同省を離れた。 そのチャップマン氏が離脱問題に関する意見をツイッターで発信し始めたのは今月上旬ごろ。あるツイートでは、国民投票の際にうそや誇張で反EU感情をあおったジョンソン外相を念頭に「わが国に実効性のある公職選挙法があったなら、離脱派のリーダーたちは今ごろ監獄にいるんじゃないか」と厳しく批判。別のツイートでは「離脱が悲劇的だと認める全政党の賢明な議員は、もし必要なら新党に結集し、離脱を覆そう」と訴えた上で、具体的な与野党の親EU派議員の名前を挙げ、「ザ・デモクラッツ(民主党)」と名付けた新党の結成を呼び掛けた。

さらに同氏はBBC放送のラジオ番組にも出演し、メイ政権が進める「強硬離脱」路線を攻撃。「保守党のブランドは(離脱問題で)大きく傷ついた。再び政権政党として選ばれることはなく、過半数も取れないのではないか」と語り、党の先行きに悲観的な見方を示した。 これに対して強硬な離脱派は「大半の人々が国民投票の民主的結果を受け入れている。それを覆そうとする政党が『民主党』を名乗るのは奇妙な話だ」(リースモグ議員)と猛反発。新党計画の背後には、メイ首相に干されて議員を辞し、夕刊紙編集長に転じたオズボーン前財務相がいるとの憶測も広がっている。 小選挙区制の影響で保守党、労働党の2大政党制が固定化している英国では新党が育ちにくいこともあり、新党計画に表だって賛同する議員は今のところ出ていない。とはいえ、野党・自由民主党のケーブル党首は「私はデービス氏の元首席補佐官に同意する。人々はブレグジット(英国のEU離脱)からエグジットするチャンスを得るべきだ」とツイートし、離脱反対の考えには理解を示している。 チャップマン氏はBBC放送で「いま閣内にいる2人や、これまでの保守党内閣にいた相当数の人々、野党の『影の内閣』の相当数の閣僚とも接触を続けている」と発言。「彼らは離党するつもりだとは言っていないが、現在の英政界では中道の部分に大きな穴が開いていることは理解していると話している。ご覧の通り、2大政党は非主流派によって支配されている状況だ」と述べ、各政党の中道派議員がEU残留を軸に結集し、政界再編を行う必要があると訴えた。
 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Check

時事通信ニュース

独・英ニュースダイジェスト主催 フォトコンテスト
ロンドンのゲストハウス バナー ドイツからのお引越しはグローバス・リロケーション バナー バナー 日本メディカルセンター

日本人が経営する欧州の宿
ロンドンのゲストハウス

ドイツ便利帳サーチ!

詳細検索:
都市
カテゴリ選択