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Fr. 14. Dez. 2018

独与党、7日に党首選「メルケル路線」刷新か継承か

【ベルリン 12月5日 時事】ドイツの中道右派与党キリスト教民主同盟(CDU)は7日、北部ハンブルクで党大会を開き、メルケル首相の後継党首を決める選挙を行う。3人の有力候補のうち、メルケル氏に批判的なメルツ元連邦議会(下院)院内総務(63)と、メルケル氏に近いクランプカレンバウアー幹事長(56)がリード。
次期首相候補を決めることにもなる党首選は、「メルケル路線」を刷新するか、引き継ぐかの対決となっている。
党首選は、CDUの地方組織などが選出した代表人1001人の投票で実施する。独紙ビルトが全代表人に支持候補を聞いた調査によると、144人がメルツ氏を支持。クランプカレンバウアー氏が96人で続き、もう1人の有力候補でメルケル氏に批判的な若手、シュパーン保健相(38)は29人にとどまった。ただ、「検討中」や無回答が大半を占め、情勢は流動的だ。 
メルツ、クランプカレンバウアー両氏はともに治安向上や欧州の結束などを掲げ、中道保守として政策面で大きな違いは見えない。大きく異なるのは、メルケル氏との距離だ。
メルツ氏はメルケル氏との対立で党要職を追われ、2009年に1度は政界を引退。反メルケルの党重鎮の支持を集める。メルケル氏の寛容な難民政策についても「国境の統制を失った」と断じている。クランプカレンバウアー氏は西部ザールラント州首相から、メルケル氏に直接幹事長に抜てきされた。難民政策の「包括的な検証をする」と修正の姿勢は示しているが、「過去は巻き戻せない」と、明確な批判は避けている。
メルケル氏は21年の任期満了まで首相を務める方針だが、ベルリン自由大学のファース教授は「批判的な候補が党首となれば、首相辞任も早まる」と指摘する。首相も辞任となれば、連立の組み替えや再選挙が濃厚で、ドイツの政治は先の見通せない状況が続くことになる。
 
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