フライトがキャンセル!補償の責任は誰に?

フライトのキャンセルについて知らされていない乗客に、航空会社が補償金を払うよう欧州裁判所が判決を下した。発端は旅行サイトでフライトを予約したオランダ人の旅行客が、10日前にキャンセルを知らされたこと。彼は航空会社に600ユーロの補償金を要求したが、同社が代理店に対して1カ月前にキャンセルを通知していたことを理由に支払いを拒否。その代理店側は、仲介して契約を結ぶのが仕事で、フライトの遅延などの通知は請け負っていないとしていた。同判決は「フライトのキャンセルについて、遅くとも2週間前に顧客に通知しなければならない。顧客に10日前にキャンセルを通知していた今回の件では、航空会社に補償金を払う責任がある」とした。この判決により、利用者がオンライン旅行代理店を通じて購入した時も補償が適用されることが証明された。