素敵な衣装でドイツの思い出を写真に

フランクフルト近郊の町オーバーウルゼルに本社がある「EG Service」では、日本人向けにフォトウェディングサービスやドイツ民族衣装の貸し出しを行っています。女性はディアンドル、男性はレーダーホーゼンと呼ばれる民族衣装ですが、ドイツに住んでいてもなかなか着る機会はありません。そこで私は生まれて初めてディアンドルを着て記念撮影をすると同時に、ウェディングフォトの撮影に同行しました。

福永さん
福永さん(左)の丁寧な案内で、楽しくスムーズに撮影が進みます

服のサイズや希望を予めメールで伝え、撮影当日は自宅まで衣装を持ってきてもらいました。品質とデザインに定評のあるKrüger社の衣装は、身長150cmの私でも合うサイズがあり、明るく可愛い色使いのものから落ち着いたシックなものまで、好みに合わせて選ぶことができます。パフスリーブに襟と袖のフリルが可愛いブラウスは丈が短く、深い襟ぐりの胸元に絞りが付いています。細かい刺繍と華やかな金糸の縁取りがなされたノースリーブのワンピースに、上品な光沢のエプロンを前結びにして完成。伝統の中に新しいデザインを取り入れたディアンドルは、細部まで美しく凝っていて、着ているだけでも気分が盛り上がります。この衣装は、直売店価格で購入もできるそうです。

ウェディングフォトでは、日本から取り寄せたドレスやタキシードを用意。ブーケやティアラなどの小物は無料でレンタルできるほか、オプションで市内の提携美容院でヘアメイクを頼めるのだとか。アシスタントの女性の介添えで、着替えや小物選びを手伝ってもらえるのも嬉しいサービスです。

代表の福永祐一(ふくながゆういち)さんはドイツで旅行会社に勤めた経験から、日本の人達にドイツで素敵な思い出を提供したいと考え、このサービスを始めました。「幸せな思い出を永遠に」との願いの下、観光業で培ったドイツの知識を生かし、一生の思い出に残るような絶景スポットでの撮影を行っています。撮影日はあいにくの小雨模様でしたが、撮影時は室内の会場も必ず用意しているそうで、まずは旧市街近くのパウルス教会へ向かいました。採光が良い教会内は明るい雰囲気で、撮影にぴったりです。ポーズやアングルをアドバイスしてもらいながら、写真を撮っていきます。そしてレーマー広場、鉄の橋、大聖堂へと移動します。フランクフルトの象徴とも言える旧市庁舎、鉄の橋、大聖堂を巡りながら解説を受けられるのも、元添乗員の福永さんならではのサービス。フランクフルトの観光と記念に残る写真撮影が同時に受けられ、楽しい撮影会となりました。

素敵な写真
厳選された撮影場所とカメラアングルで、素敵な写真がたくさん撮れました

ウェディングフォトはノイシュヴァンシュタイン城やライン川でも撮影可能とのこと。結婚式はもちろん結婚記念日などの節目にも最適です。また民族衣装は本帰国の人への送別や女子会にも喜ばれそう。最高のロケーションと素敵な衣装で、ドイツでの思い出を写真に残してみませんか。

EG Service: egservice-germany.com
ユゴ さや香
2003年秋より、わずか2週間の準備期間を経てドイツ生活開始。縁もゆかりもなかったこの土地で、持ち前の好奇心と身長150cmの短身を生かし、フットワークも軽くいろんなことに挑戦中。夢は日独仏英ポリグロット。