毎年6月20日前後といえば夏至ですが(今年は6月20日)、この日は「音楽の日」でもあるということをご存知でしょうか。1982年にフランスの文化大臣によって、日照時間が1年で1番長いこの日に音楽を夜通し楽しもうという目的で「Fête de la musique(フランス語で「音楽のお祭り」)」が定められたのだとか。フランスから始まったこの文化は、最近になってドイツ全土でも浸透してきているそうです。
6月21日、ライプツィヒでも美術館の中庭や公園、またオンライン配信などで音楽の無料イベントが開催されていました。今回はその中でも、以前本誌1122号で紹介した「#EastParkFiction」というプロジェクトチームが主催し、東地区のラベットパークで開催されたFESTIVAL LABについてレポートします。
音楽に合わせてサークル内で踊る子どもたち
FESTIVAL LABはもともと、東ライプツィヒ地区の若者や子ども向けに、多様な文化に触れる機会を提供するイベントです。今回は、普段から行なっているこれらのイベントのコンセプトはそのままに、「音楽の日」ということで約2時間の音楽ライブが開催されたのでした。
まず会場へ行くと、子どもたちがケガをしないように、地面に落ちているビール瓶の蓋やガラスの破片などのゴミ拾い。私もタイルや芝生の掃除を手伝いました。また、地面にはカラースプレーで丸が書かれ、人と人が距離を保って着席できるように準備されていました。コロナ禍での接触制限を参加者に守ってもらうための面白い工夫ですね。演奏されたのは、インストゥルメンタルをはじめ、クンビア(アフリカ起源の複雑なリズムとスペインからの影響を受けたコロンビア音楽)やヒップホップ、フラメンコなど。さまざまなジャンルの音楽が会場を盛り上げました。
双子のミュージシャン
天気の良い日に、久しぶりに野外で音楽を楽しめるとあって、会場では大人も子ども大盛り上がり。子どもたちは音楽に合わせ一緒に踊ったり、会場を走り回ったりして楽しんでいました。全てのライブが終わった後には、出演ミュージシャンたちによる即興のセッションがスタート。子どもたちもステージに上り、太鼓を一緒に演奏したり、音楽に合わせて踊ったり、マイクを握ってラップをしたりと、とてもリラックスした雰囲気でした。
会場は多くの人でにぎわっていました
会場では、おすすめのウェブサイトや動画配信サイトが掲載されたフライヤーを配っており、おうち時間を楽しく過ごすためのヒントも提供。コロナ禍による接触制限などがまだまだあるなか、今回のイベントでは久しぶりに心を落ち着かせ、のんびりとした時間を過ごすことができました。
岡山県出身。コミュニティースペースやまちづくりに興味を持ち、NPOで活動しながら診療放射線技師として8年間病院勤務。ひょんなご縁で2018年に渡独し、ライプツィヒにある「日本の家」で活動を開始。2020年から日本食を中心としたコレクティブとして活動中。



インベスト・イン・ババリア
スケッチブック






