日独の 絆深まる スポーツの秋

2009年10月30日 ドイツ編集部(低)

日独の

絆深まる

スポーツの秋

先日、南ドイツ在住の知り合いの日本人に、デュッセルドルフの街案内をしました。彼にとっては初めての訪問となったデュッセルドルフ。まず中央駅から日系のお店が立ち並ぶインマーマン通りへと抜けていくと、「わ~!日本語だらけ。噂には聞いていたけど、本当にここは『日本』だね」と目を丸くして感心しきりでした。その後、さらに旧市街の方へと散策を進めると、今度は「デュッセルドルフって、日本人だけじゃなくて、ドイツ人もいるんだね」という、何とも拍子抜けしてしまうような反応が返ってきました。

彼の言葉で、「そうか。こんなにドイツ人が周りにたくさんいるのに、確かにあまり彼らと接する機会を持っていないかもしれない」と改めて気付かされた私ですが、皆さんもそんなふうに思ったことはありませんか?

そんなこんなで近頃、少々異文化交流に飢えていたわけではありますが、去る10月25日(土)、ドイツ人とコミュニケーションをとる絶好のチャンスとなるイベントが市内で開催されました。今年で2回目を迎えた「日独親善サッカー大会」です。デュッセルドルフ市と在デュッセルドルフ日本国総領事館の協力の下、同大会は「身近なスポーツを通して、日本人とドイツ人がお互いの距離を近付けよう」という主旨で行われました。

当日、午前中は地元チーム「DSV04」、デュッセルドルフ市職員チーム「BSG」、スポーツ局、在留日本人チーム「GATZ」「REDS1」「REDS2」「COSMO」、WDR放送局チームの計8チームによる、7対7制のハーフコートを使ったミニサッカー・トーナメントが行われました。結果は1位「DSV04」、2位「GATZ」、そして3位が「REDS1」。地元チーム「DSV04」はかなりの強豪でしたが、日本人チームも大健闘でした。

スポーツの秋

丸尾眞総領事とクルーゼデュッセルドルフ市助役によるオープニング挨拶

そしてメインは、午後の在留日本人チーム対ドイツ人チームの試合。日本側は丸尾総領事、日本クラブの秋川会長、日本商工会議所の川島会頭、日本クラブ・日本商工会議所の柚岡事務総長、ケルン日本文化会館の上田館長、独国三菱商事会社の松井社長、NTT ヨーロッパ・デュッセルドルフ支店の原野支店長、そして「GATZ」のメンバーが出場しました。

一方、ドイツ側の参加者は、NRW州経済振興公社のホルニヒ副理事長、WDR放送局のトゥルンセック氏、ビルト紙のスポーツ編集者ヴァイラー氏、そして現在ブンデスリーガ2部で目覚ましい活躍を見せているフォルトゥナ・デュッセルドルフのOBを中心とした「月曜クラブ」の選手でした。

気温は低く、開始時点で降っていた霧雨が試合に進むにつれて激しさを増すというハードな条件下でのゲームとなったにもかかわらず、「ボール、こっち!」「下がって!」など皆さん、大きな掛け声を出しながら全力で走る走る! 両者互角の緊迫した試合展開に、観客席からの応援にも熱がこもっていました。結果は3-0でドイツ人チームの勝ちとなったけれど、試合終了後、選手たちはお互いの健闘を称え合いながらニッコリ。「こんな爽やかなスポーツマンシップが、日独の友好関係を紡いでいくんだろうな」。雨も上がり、明るみを帯びてきた秋の夕空を見上げたら、ふとそんな温かい気持ちになりました。(低)

スポーツの秋

皆さん、試合中ずっと全力でグラウンドを駆け回っていました。その体力には、脱帽です!

スポーツの秋

試合後、選手全員で。(緑が日本人チーム、白がドイツ人チーム)試合を終えた選手たちの表情は清々しく、達成感で溢れていました。

スポーツの秋

勝ったチームに贈られる “Wanderpokal”(持ち回りトロフィー) を受け取るドイツ人チームのキャプテン、ライモンド氏