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Sat, 25 September 2021

英国の
愛しきギャップを
求めて

英国に暮らして18年。いまだに日々のあらゆる場面で「へー」とか「ほー」とか「えー」とか言い続けている気がします。住んでみて初めて英国の文化と人々が、かくも奥深いものと知りました。この連載では、英国での日常におけるびっくりやドッキリ、愛すべき英国人たちの姿をご紹介したいと思います。


マクギネス真美マクギネス真美
英国在住のライフコーチ/編集者/ライター。日本での雑誌編集を経て2003年渡英。英国の食、文化、人物、生活などについて多媒体に寄稿。英国人の義母に習い英国料理の研究もしている。
mamimcguinness.com
過去のコラム:英国の口福を探して

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キャンプ大好き!

キャンプ大好き!

皆さんはこの夏、どんなホリデーを過ごされましたか? 今年は日本に行くことを諦めたわが家は、英国内で2回のキャンプをしました(3回予定したもののうち1回は大雨のためキャンセル)。キャンプ場で多くのキャンパーたちと出会い、あらためて「英国の人たちって、キャンプ大好きなんだな~」と実感しました。

私が英国人のキャンプ好きを知ったのは、義父母と出会ってから。義父母はキャラバンと呼ばれる自家用車の後ろにつなぐ可動式トレーラーを所有していて、毎年、南フランスと英国内でキャンピング・ホリデーを楽しんでいました。教員をしていた二人は、子どもたちが幼いころは収入が少なく、安くホリデーに行くためにキャンプを始めたといいます。それがあまりに楽しくて、70代になった今も夫婦で毎年キャンプをしています。

確かにホテルなどに比べてキャンプは経済的といえますが、キャンプ場でいろんな人に「どうしてキャンプが好きなの?」と質問してみると、ほかにもこんな答えが返ってきました。「キャンプ場やその周りには自然があふれていて、散歩をしたり、ハイキングができるから」「夜、火を囲んでお酒を飲みながら友達とじっくり話ができるから」「子どもたちがデジタル機器から離れて自由に走り回って遊べるから」「周りを気にせずリラックスできるから」。自然が好きで、ホリデーはのんびりして過ごしたいという英国の人々にとって、キャンプは最適な選択肢の一つなのでしょう。

また、英国内でのキャンピング・ホリデーを後押ししたのが、新型コロナウイルスによる規制です。去年の夏は海外のホリデーから戻った後の自主隔離を避けるため、多くの人が国内でのステイケーションを選択。また、ロックダウン緩和段階で、屋外でなら家族や友人たちとの集会ができるとされたことも、キャンプ場でのホリデーを選ぶ大きな要因となりました。そのためか、英国内の主要なキャンプ&キャラバン予約サイトは、大変な人気となり、今年の夏は前年比500パーセント増というところもあったといいます。

キャンプ場にもさまざまな形態があるので、正確な総数のデータはないようですが、The expert camperのサイトによれば、英国内には7200を超えるキャンプ場が存在しているとのこと。最近では「Champing」と呼ばれる、教会(Church)でのキャンプもあるそうです。


元々、夏に国内各地で行われる音楽フェスティバルでのキャンプに慣れている英国の人々。雨が降って泥だらけになっても、その時間を思い切り楽しむそのマインドこそがキャンプを楽しむ秘訣なのかもしれないと感じます。

 
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