ドルトムントに坂本龍一が来た。

2011年11月7日 ドイツ編集部(高)

また急に冷え込んできましたね。
日曜は、デュッセルドルフから鈍行列車で北上すること1時間、空気の冷え込み具合がひと味違うドルトムントに行ってまいりました。

先週、宣言したとおり
坂本龍一トリオコンサートのために。

ドルトムントに坂本龍一が来た。

コンサート開始前のステージ

日本の学校の予鈴みたいな、「コンサートが始まりますよー」の合図を聞きながら、今か今かと音を待つ。

すると、拍手の中から男性登場。
ん? 若い。
白髪じゃない。

その男性が自己紹介を始めてようやく、彼らが前座なる役目を担っていると理解。
さて、何が始まるのかしら? と、なぜかちょこっと上から目線で構えていたのだが、
これが実は、すんばらしく良かった。
ピアノと、ヴァイオリンをメインに、そのほかにも色々な音を使って、繊細だけど広がりがある、物語みたいな音楽が紡がれる。
なんだか胸がキュンとなった。

それもそのはず。彼、オーラヴル・アルナルズは、アイスランドが生んだ若き才能として注目を集めている作曲家なのだとか。
明日(11月8日)、行われるハンブルクでの坂本龍一トリオコンサートにも同行する予定。
ハンブルクの皆さん、こちらにもご注目あれ!!

そしてそして、本題の坂本龍一トリオの方はというと、
下記のURLから、コンサートの全容が丸見え(公開期間は約3日間)!!
www.ustream.tv/recorded/18357658

ホールの座席から見るのとはまた違ったアングルから、生で聴いた音をもう一度味わえるなんて、なんて贅沢な。
ツアー中は、可能な限りUSTREAM中継されるというから(ハンブルク公演も)、ほかの公演も是非チェックしたい。きっと、ホールの雰囲気、観客の反応は街によって違うだろうから。

中継はこちら⇒www.ustream.tv/channel/skmts

演奏中は、まるで気難しい職人のように演奏という仕事に集中していた坂本氏が、やっと笑顔を見せたのは、ドルトムントの観客からの熱烈な拍手と、スタンディングオベーションという賛辞を受けたとき。
ガッツポーズでチェロのJaques Morelenbaum、ヴァイオリンのJudy Kangに駆け寄り、最後は、バイバイって大きく手を振りながら舞台を降りた彼の後姿が、本当に嬉しそうで、楽しそうで・・・・・・。
彼の音楽に浸った感動の中で、一筋だけ芽生えたジェラシー。自分に誇れる仕事する人って、かっこいいな

(高)

リンク:
英国ニュースダイジェスト 特集:坂本龍一インタビュー(13 October 2011 vol.1322)