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Sun, 17 November 2019

村井 美香さん
Mappin & Webb Jewelry Designer


村井 美香
肩書き
ジュエリー・デザイナー
経歴
1986年生まれ。大阪府出身。15歳のときに単身来英。イングランド南東部ケント州でAレベルを全教科オールAの成績で修了した後、ロンドンで名門美術大学セントラル・セント・マーチンズ・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインに進学。卒業後、キングストン大学大学院に進み、首席で卒業。現在はファイン・ジュエリーと銀製品の老舗ブランドのマッピン & ウェブ(Mappin & Webb)でジュエリー・デザイナーとして勤務中。ノッティングヒル在住。
www.mappinandwebb.com

ブランドの理念を継承し
新たなデザインを生み出す

15歳で単身来英されたそうですが、なぜお一人で英国に来ようと決意されたのですか。

日本では幼いころから医者になるよう教育されていたのですが、それが幸せなのかずっと疑問でした。しかしほかの夢や目標が分からず、人生をやり直すつもりで留学を決めました。日本での母校はイートン校など英国のパブリック・スクールと交流しており、例えばジョニー・ウォーカーのご子息がギャップ・イヤーを取って英語を教えに来ていた背景から、留学先には英国を選択。来英後はケント州でAレベル(一般教育修了上級レベル)を学びました。

日本では服装で自己表現をすれば生徒指導室行きでしたが、英国では先生たちが褒めてくださることに驚きました。また、日本では軽視されていた美術という教科もこちらでは立派な学問なのだという認識を深めていきました。

大学院修了後はどのような道に進まれたのですか。美術系の分野で働かれたのでしょうか。

20代前半は興味があった職種をすべて試しました。海外にいるからこそできたことだと思います。主にファッション業界で多岐にわたる職種を経験しましたが、ずっと続けたいと初めて思えたのがジュエリー・デザインでした。

ジュエリー・デザイナーとして活動されるようになった経緯を教えてください。

元々ジュエリーは好きでしたが、仕事にしようとは考えていませんでした。しかし手首が細くて市販のブレスレットが大きすぎたため、独学で技術を習得してジュエリーを作り始めたのです。すると偶然にも、近所でそうした技術を持つ人材の募集があり、採用されたことがデザイナーになるきっかけです。

現在はマッピン & ウェブでジュエリー・デザイナーとして勤務されていますが、日本人という立場で老舗ブランドのデザイナー職を得るのは大変だったのでは?

確立されたブランドのデザイナー職は数が少ないので容易には得られませんが、人種に関わらず能力を認めてくれる土壌が英国にはあります。弊社も非常に多国籍です。ジュエリーの本場ヨーロッパにいるのだから、老舗ブランドの伝統と精神に直接触れたいと思っていたものの、私はスタートが遅かったので、まずはいかに短期間で経験を積むかを考えました。デザイナーとして働き出した当初は別の会社で週5日勤務していましたが、夜や週末にフリーの活動を開始。様々な会社と仕事をすることにより、異なるスタイルに挑戦でき、ポートフォリオの幅も広がります。1日2~3時間しか眠れない日々が続きましたが、多くのブランドと仕事をする機会に恵まれました。そんなときにマッピン & ウェブのデザイナー募集を知り、面接や複数の実技試験などを経て採用に至りました。

弊社には240年以上の歴史があり、膨大なアーカイブが保存されています。 新しいデザインを考えるときには、まずアーカイブに目を通します。ブランドの理念を継承しながらコンテンポラリーなデザインを生み出すのが私の役目。入社後初めてデザインしたコレクションが今夏、店頭に並ぶので楽しみです。

ブランド紹介
マッピン & ウェブ(Mappin & Webb)

1775年創業。1897年から現在まで、英国王室のロイヤル・ワラント(御用達)を保持。2012年にはクラウン・ジュエラーの称号を授与されている。高品質でデザイン性に優れたジュエリーや銀製品は世界中の王室に愛用されており、過去には日本の皇室御用達でもあった。
 
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