サッカー女子W杯
Japan reacts with sadness and pride
日本人ファンは「悲しみ」「敬意」を示す
BBC電子版 7月6日
BBCの電子版は6日、カナダで行われたサッカー女子ワールド・カップ(W杯)決勝で日本が米国に敗れたことを受けて、日本のファンたちが「悲しみ」と「敬意」そして「感謝」を示していると報じた。
また同記事は、日本代表の愛称である「なでしこ」は、「日本人女性の美徳を表す伝統的な概念と結び付けられる桃色の花」と説明。東日本大震災の発生後にドイツで開催された2011年のサッカー女子W杯で優勝したことで、同代表は「日本人の心の大切な一部となった」と述べている。
さらに同記事は、日本の女子サッカー選手が非常に少ないと指摘。女子選手は代わりに男子選手とプレーする機会が増えるため、女子代表のレベルが向上したとする識者の見解を紹介した。
The geometry-obsessed World Cup holders
幾何学に取りつかれたW杯覇者
「ガーディアン」紙電子版 7月2日
「ガーディアン」紙の電子版は2日、1日にカナダで行われたサッカー女子ワールド・カップ(W杯)準決勝となる日本対イングランド戦についての論評を掲載した。
同紙は、日本代表がイングランドを2‐1で下した同試合について「イングランドの夢は途絶えた」と表現。巧みなパス交換を行う日本代表を「幾何学に取りつかれたW杯覇者」と形容した。さらに岩渕真奈選手の投入が、「イングランド代表にあらゆる種類の問題をもたらした」と述べている。
They start work significantly later
日本の始業時間は非常に遅い
「タイムズ」紙電子版 7月2日
「タイムズ」紙の電子版は2日、日本の政府が夏季に企業の始業時間と終業時間を繰り上げる「ゆう活」を推進していると報じた。
同記事によると、「日本の労働者は夜遅くまで働くことでよく知られている」一方で、「始業時間はそのほかの先進国の人々と比べて非常に遅い」。午前8時以前に始業する日本人は7%に過ぎないのに対して、英国人の21%、ドイツ人の47%が同時刻には既に勤務を開始していると伝えている。
Japan: Women in the workforce
日本の働く女性たち
「フィナンシャル・タイムズ」紙電子版 7月6日
「フィナンシャル・タイムズ」紙の電子版は6日、女性が働きやすい環境を整えるために、日本社会の変革が求められているとする見方を伝える記事を掲載した。
同記事は、日本では「キャラ弁」と呼ばれる弁当が流行中と紹介。キャラ弁づくりの競争が行われることで、「専業主婦の家庭に生まれた子供が、不平等が慣行化された職場で苦闘せざるを得ない働く女性の子供を見下すことになりかねない」と指摘されていると述べている。
Hikikomori is a social and health crisis
日本の引きこもりは社会的そして健康の危機
「デーリー・メール」紙電子版 7月8日
「デーリー・メール」紙の電子版は8日、「日本人男性の100万人に影響を与えている社会的そして健康の危機」として引きこもりについて解説する記事を掲載した。
同記事では引きこもりを「ときに何年にもわたり寝室に閉じこもってしまう隠遁(いんとん)」と説明。また日本に引きこもりが多い理由として、日本と西洋では母子関係が大きく異なることや、日本の親は過保護であることなどが一因と考えられるとする識者の見解を紹介している。
Tama-chan
たまちゃん
「エコノミスト」誌電子版 7月4日
「エコノミスト」誌の4日号は、和歌山電鉄貴志川線の貴志駅で「ネコの駅長」を務めていた三毛猫「たま」の追悼記事を掲載した。たまのような三毛猫は、時代が異なれば、寺院でネズミ退治か、もしくは溺死した者の幽霊を追い払うために船上で飼われていた可能性があるが、「現代的なたまは電車を選んだ」と伝えている。