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Fri, 29 March 2024
バスカー土門の人生相談

土門秀明(どもんひであき)
山形県酒田市出身。バブルガム・ブラザーズのギタリストとして活躍後、渡英。2003年、日本人初のロンドン地下鉄演奏許可証(バスキング・ライセンス) を取得。著書に「地下鉄のギタリストBusking in London」(水曜社)がある。入魂のソロアルバム「From the Underground」 、ライブアルバム「Live in Tube」 も絶賛発売中。2012年5月より「地下鉄のギタリスト 第2章 激闘編」として未発表日記、爆笑ボツネタブログを開設!www.domon.co.uk

Never Gonna Give You Up by 倉木麻衣

Dear ドモンさん
私は親の仕事の都合で、 幼い頃から日本と英国を頻繁に行き来していた、いわゆる帰国子女です。今は両親とも日本に落ち着いたので、私も英国の大学を卒業したら、日本での就職活動を始めたいと思っています。ただ心配なのは、帰国子女って日本では敬遠される向きもあると聞きました。日本で就職するに当たって、どんなことに気を付けた方がいいでしょうか。

回答

えっ、帰国子女って日本では敬遠されるの?

んなことあるわけないでしょ。私のような40過ぎのおっさんが敬遠されるんだったら分かりますけど(笑)。それに、英国の大学を卒業してからの、いわゆる新卒ですよね。そんなん気を付けるも何もないですよ。ガンガン就職活動ばく進してください!

実は私、日本で広告代理店の部長やってたときに、1000人くらい面接したことあるんです。私、勘が鈍いほうじゃないんですけど、仕事ってやらせてみないと分からないんですよね。うちの会社の場合、面接でよっぽどのスカポンタンでない限り、全員合格させて、とりあえず一番つらい仕事をやってもらってました。うちにはポスティングっていう地獄のような仕事がありまして、マンションとか一軒家のポストにチラシを入れて歩く作業(1日2000軒くらい)なんですが、2、3日で9割方が辞めちゃいますね。で、残った人を重要なポストに就けていくんです。まあ、新卒だけではなくいろんな人が来るので、それを振り分けるための策なんですけど、今の時代、学歴や資格の有無だけでなく、根性があるかどうかも担当者はよーく見ていますよ。

そんなあなたに
Never Gonna Give You Up
by 倉木麻衣

2000年、デビュー・アルバムにしてミリオンを達成。アルバム中この曲だけ米国人による作編曲のためか、リズム & サウンドはとてもクール。実は麻衣ちゃん帰国子女ではないんですが、中間部のラップの発音いい感じですよ(特に「heart!」の巻き舌がキュート)。帰国子女がどうのこうのなんて小ちゃいことにとらわれず、粘り強く就職活動をしていってくれい!



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