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Thu, 22 October 2020

英国各紙の社説から

最終更新日:2014年11月21日

ローレンスさん殺害事件の有罪判決


The TimesThe Times
やっと守られたいくらかの正義

被害者遺族や友人の18年にも及ぶあらゆる活動によって、今回の裁判でいくらかの正義が成された。この事件は、公的機関の人種差別的な対応に大規模な改革を起こし、警察の人種構成などにも変化を与えた。しかし、変革は十分とは言えない。確かに人種間暴力は減少しているかもしれない。だが、昨年12月、ボクシング・デーにマンチェスターで、インド人学生が頭を打たれ死亡した事件が発生したように、依然、同様の事件は絶えない。ローレンスさん殺害にしても、少なくとも5人いる加害者のうち、3人はまだ裁かれていないのだ。(1月5日)


The GuardianThe Guardian
積年の不名誉

今回の判決については、複雑な感情を抱かずにはいられない。本件における数々の失敗は、ロンドン警視庁や、虚偽の証言を続けて判決の遅れを導いた容疑者及び目撃者の面目をつぶすことになった。一方、この間に、証拠見直しを可能とした法医学の進歩がみられ、また一事不再理の原則を廃止したり、過去の悪性格証拠の審理を許可するなど法制度の改革が行われたことにも留意すべきだ。最終的には、健全な警察活動、政府の決断、陪審団が、英国の刑事司法制度が自らの過ちを正すのに耐え得る強さを有していることを証明したと言える。(1月5日)


The IndependentThe Independent
英国社会全体にとって苦くも有益な遺産

事件発生から有罪判決までに費やされた20年近い歳月は、英国社会や警察業務、司法手続きなどに著しい変革をもたらした期間でもあった。1999年の公的調査報告書により警察の組織的人種差別は暴露され、800年続いた一事不再理の原則は終焉を迎えた。しかし、依然多くの都市、特にロンドンでは人種差別が蔓延(はびこ)っている。今回の判決にしても、被害者の母親の精力的な活動がなければ、再審を行うことすら不可能であっただろう。いかなる人種の若者が殺害されようと、正義は守られなければならず、それは母親による献身的な活動に頼るべきものではない。(1月5日)

 
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