映画「ハリー・ポッター」シリーズで知られる英俳優、ダニエル・ラドクリフが、カナダから米国に移動する際、ビザの切り替えを忘れていたために入国できなかったことが分かった。「デーリー・メール」紙(電子版)が報じた。
自身が出演する映画のプレミア出席のため、滞在していた米国からカナダのトロントへ向かったラドクリフは、その後、米国へ戻り、24日にはサンディエゴで開催されている大衆文化に関するイベント「コミコン」に参加する予定だった。しかし、保持していたビザの変更を失念していたために、米国の入国管理官に足止めされ、イベント出席を断念せざるを得なくなったという。
「ニューヨーク・ポスト」紙(電子版)によると、ラドクリフは米ブロードウェーで舞台「夢の島イニシュマン(The Cripple of Inishmaan)」に出演するため、俳優や起業家がプロジェクト単位で米国滞在許可を与えられるP2ビザを保持していたが、今月20日に舞台出演も終わり、科学、芸術、教育、ビジネス、またはスポーツの分野に秀でた人物に発給されるO1ビザへの切り替えを行う最中だった。なお、ラドクリフの代理人は25日未明、同紙に対し、ラドクリフは無事米国入りし、同日にコミコンで行われるパネル・ディスカッションには出席する見通しだと語った。
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