何か自分で事業を起こしたいと常日ごろから考えていたジェームズ青年は、18歳のとき、昼食を買って受け取った釣り銭の中に、変わった模様の50ペンス硬貨を見つけた。インターネットで調べたところ、その硬貨は2011年に発行された世界自然保護基金(WWF)の設立50周年を記念した希少価値の高い硬貨だったそう。それが本来の価値の8倍近い値段で取引されていることをeBayで確認したジェームズと友人は、レアな硬貨集めを開始。「ザ・コイン・サプライヤー」というサイトも立ち上げ、その2カ月後には建設業の仕事を辞めて、本格的にビジネスを始めた。
現在は、1年におよそ600件の取引があり、年収は5万ポンドから7万ポンドにもなるという。ちなみに、ジェームズはコイン収集には全く興味がなく、レアな硬貨を見付けるのは「生活のため」なのだとか。
手持ちの硬貨の価値を知りたいという方は、www.changechecker.orgで確認することができる。財布の中にお宝が眠っているかも?
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