同誌は、クール・ジャパン政策の背景には、日本政府が韓国に対して抱く羨望があると分析。日本のアニメ、漫画、映画、本などはかつて海外において商業規模で成功を収めた例がなく、とりわけアニメと漫画に対しては日本の当局がほとんど関心を払ってこなかったと伝えた。近年では政府がこれらの文化発信に注力していると述べ、その一例として稲田朋美クール・ジャパン戦略担当相がパリ訪問時に「ゴシック・ロリータ」と呼ばれる奇抜なファッションで登場したことにも触れている。
また同記事は「流行に敏感な多くの日本のクリエイターたちが関与したがらない」ことに加えて、「何をクールと感じるかという点で日本政府は混乱している」と指摘。日本の漫画やアニメは「可愛いものとわいせつまたは見苦しいものの混ぜ合わせ」であり、「クールというより奇妙」なものが少なくないため、海外では商業的に主流となりえないとの見方を紹介した。
さらには「完璧なまでに堅苦しい人間に見える」安倍首相は、着物がクール・ジャパンの象徴であると考えていると説明。最後にクール・ジャパン政策の一環として中国の寧波市に関連の商業施設を建設する計画などについて「無難に思えるが、それほどクールではない」と述べている。