「デーリー・テレグラフ」紙の電子版は4日、日本では「自分撮り」や「セルフィー」と呼ばれる写真撮影において「虫歯ポーズ」が流行していると伝える記事を掲載した。

　同紙は「虫歯ポーズ」を「あたかも奥歯の中にある虫歯を押さえているかのように頬を手で覆う」と描写。同時に微笑を浮かべたり、目を見開いたり、口をとがらしたりするなどのパターンがあると紹介した上で、この流行の発信地である日本では、細く、顔が小さい印象を与える写真を撮影することができるとされていると伝えた。またスマートフォンなどを使用して行ういわゆる自分撮り撮影においては、手で頬を押さえ、虫歯のポーズをとり、さらに写真撮影も行う必要があることから、「最も技術のいる自分撮りの方法かもしれない」と述べている。

　本記事の後半では、筆者が過去に英国のスーパーモデルであるケイト・モスのポーズを真似して写真撮影した過去を後悔していると告白。「日本の10代の若者たちには、虫歯ポーズを止めるようアドバイスしたい」と述べた上で、「手を頬に当てたところであなたの顔が小さくなったり、可愛く見えるようになったりすることはない。ただ顔の半分が隠れるだけである」と結論付けている。