スコットランド独立の是非を問う住民投票の結果が大接戦になると見込まれていることに伴い、BBCのクリス・メイソン記者は、独立への賛成と反対が同票になった場合の対応について述べている。
今回の住民投票においては、投票者は「スコットランドは独立国となるべきか」との質問に「イエス」または「ノー」の二者択一で回答。投票率に関わらず、「イエス」が「ノー」の数を上回った場合はスコットランドの独立が決まる。
ただ「イエス」と「ノー」が同票だった場合の規定はない。また僅差であることを理由に、票の数え直しを行うことはないという。
さらに同記者は、2007年にイングランド東部リンカンシャーで地方議会議員を選出する選挙が行われた際に、保守党と自由民主党の候補者の獲得票が同数になった事例があると紹介。このときはコイン・トスで当選者を決めた。ただ同記者は「『表』『裏』と叫んで英国の未来を決めれば、世界中のひんしゅくを買うことになるかもしれない」と述べた上で、「大接戦とならないことを祈ろう」と結んでいる。
Wed, 09 October 2024