8月1日付の「エコノミスト」誌は、日本における未成年犯罪に関する論議を「間違ったパニック」であるとの見方を示す記事を掲載した。

　同記事は「警察は恐るべきことに田んぼに許可なく入っただけで逮捕するなど未成年を逮捕することに全力を尽くしているにもかかわらず、未成年犯罪の件数は減少している」と説明。しかし「メディアに煽り立てられた結果、多くの日本人は未成年犯罪がかつてないほどまでに増加していると思い込んでいる」と伝えている。

また未成年犯罪に関する議論が活発に行われている一方で、いじめ問題についての視点が欠落していると指摘。このいじめこそが未成年犯罪の温床になっているとも述べている。