「エコノミスト」誌の電子版は9日、東京都知事選を「概して誇るべき選挙ではなかった」と振り返る記事を掲載した。
同誌は、今回の東京都知事選挙によって、小泉元首相のような「政治的なスーパースター」の支援があったとしても、反原発票が圧倒的な支持を得ることができないことが判明したと解説。また当選した舛添要一氏が、社会保障制度や東京五輪開催など地域に根差した問題を積極的に取り上げて選挙活動を行ったにも関わらず、外部の人々は同氏が「女嫌い」であるとの評判に注目したとも伝えている。
さらに、今回の選挙で落選した元航空幕僚長の田母神俊雄氏の支援者であるNHK経営委員の百田尚樹氏が、南京大虐殺があったことを否定する発言をしたことについても触れた後で、「概して誇るべき選挙ではなかった」と結んでいる。
Thu, 16 May 2024