（ロンドン 4月19日 時事）国際オリンピック委員会（IOC）は19日、ロンドンでシンポジウムを開き、スポーツにおける人工知能（AI）を活用した戦略「五輪AIアジェンダ」を発表した。「アスリート、クリーンな大会、安全な競技の支援」、「持続可能性に焦点を当てた五輪・パラリンピック運営の最適化」など5項目の重点分野を定めた。　

IOCが2014年に採択した五輪改革案「アジェンダ2020」、新たな改革指針「アジェンダ2020+5」に続く重点戦略の位置付け。バッハ会長は「われわれは選手を支援するAIの可能性に集中することができる。五輪の価値を守りながら変化を受け入れることで、責任あるリーダーシップを発揮し、スポーツAIの未来に道筋をつけたい」と述べた。