ニュースダイジェストの制作業務
Fri, 29 March 2024

現在の広島は、「平和」が複雑な遺産となっている完璧な現代都市 - 核戦争の脅威は今も衰えず

Hiroshima today, the perfect modern city where peace is a complex legacy

「タイムズ」紙(電子版) 5月20日

「タイムズ」紙は5月20日、G7サミット(主要7カ国首脳会議)の開催地となった広島について取り上げ、広島市の国会議員でもある岸田文雄首相が、同市によるG7サミットの開催が「平和への我々の決意を示すものである」と宣言したと述べた。しかし金正恩氏が核兵器を取得し、プーチン大統領がウクライナでの核兵器使用をほのめかしている現在、どの指導者も自国の兵器を削減する気は毛頭ないと伝えた。

また記事は、原爆を除けば現代の広島は、牡蠣とお好み焼き、マツダ自動車工場、そして野球チーム広島東洋カープで知られるモダンな地方都市である、と説明。それに続けて、この都市は「ノーモア・ヒロシマ」という平和運動のメッセージの下で、さまざまな紛争や分裂を隠していると例を挙げて紹介した。同紙は、1960年代以来、平和運動が二つの対立する派閥に分かれていること、また公然と語る人はほとんどいないが、一部の住民にとって平和を「崇拝」することが迷惑なものなのだと伝えた。さらに同紙は、毎年8月6日の記念式典で市役所が閉まると、市のゴミが収集されないなどの苦情が寄せられ、被爆者に与えられる無料の医療と年金は、恩恵を受けていない一部の人たちの羨望と憤りの対象となっているとした。また、原爆ドームの保存に多くの費用がかかり不満の声が上がっていることも紹介した。

Japan, South Korea leaders pray at memorial for Korean atomic bomb victims in Hiroshima
日韓首脳が韓国人の原爆犠牲者慰霊碑に献花

「インディペンデント」(電子版) 5月21日

「インディペンデント」紙(電子版)は5月21日、G7広島サミット最終日の同21日に、日韓首脳が共に韓国人原爆犠牲者慰霊碑に献花に訪れたと報道。慰霊碑は広島の原爆で犠牲になった多くの朝鮮半島出身者を慰霊し、1970年に建立されたと伝えた。

Japan’s G7 summit marked the global beginning of the Reiwa era
広島サミットは日本が国際的リーダーシップをとる機会

「テレグラフ」紙(電子版) 5月21日

「テレグラフ」紙(電子版)は5月21日、広島サミットは、増大する外交的影響力を活用し、日本が単なる主要な経済プレーヤーから、議題を形成し異なる関係者をまとめることのできる、重要な世界的大国へと方向転換する機会を提供したと述べた。

Gender play gap: men in video games get twice the dialogue
ビデオ・ゲームの中のジェンダー・ギャップ

「タイムズ」(電子版) 5月24日

「タイムズ」紙(電子版)は5月24日、英国王立協会による研究結果を紹介。過去40年間にわたり、日本発を含む多くのビデオ・ゲームの登場人物は、男性キャラクターが主要な会話をし、女性キャラクターは飾り物に近いという結果が出たと伝えた。

Suspect detained after four killed in shooting and stabbing attack in Nagano
長野で銃撃と刺殺事件、4人死亡

「ガーディアン」紙(電子版) 5月26日

「ガーディアン」紙(電子版)は5月26日、長野県中野市で猟銃で4人が殺害された事件を報道。警察官2人を含む4人を殺害した疑いで、立てこもっていた容疑者を拘束したとの発表を伝え、銃規制の厳しい日本において、まれな凶悪犯罪だと報じた。

 

パンデミックで忘れた笑顔の作り方 - 長引くマスク着用で素顔に不安も

Japan learning to smile again after forgetting how in pandemic

「タイムズ」紙(電子版) 5月9日

「タイムズ」紙は9日、日本では新型コロナウイルス拡散防止のために行われていた数々の規制がようやく完全に取り払われたが、3年にわたるフェイス・マスクの着用で、人々はすっかり笑い方を忘れてしまったようだ、と述べた。

記事は、長い間口を隠していたため自分の笑顔に自信が持てず、専門家の助けを求める人がいるとして、日本には、魅力的な笑顔を作るため体系化したトレーニングをするスマイル・トレイナーが存在するが、そうした講師の一人である笑顔表情筋®協会の北野珠誇 (みほ)さんの、「マスクを外すことができても、顔の下半分を見せたくないという人や、表情筋をあまり使っていなかったせいで、顔がたるんでしまったと感じる人のために、トレーニングを提案している」という説明を紹介した。また同紙は、ほとんどの人は今も外出時にフェイス・マスクで顔を覆っていると述べ、日本人がパンデミック以前からマスクを着用する習慣があったこと、常に大きく歯を見せて笑うことは適切とは捉えられず、口をあまり動かさずに話すことを良しとする風潮があることなどを説明。封建時代には、わざわざ歯を黒く塗るお歯黒の習慣があったことなどにも言及し、笑顔に対して独特の考え方があると述べた。

Strong earthquake hits Japan; possible casualties and damage
日本で大きな地震が発生

「インディペンデント」紙(電子版) 5月5日

「インディペンデント」紙(電子版)は5日、石川県能登地方を震源とするマグニチュード6.5の地震が発生したと報道。*同県珠洲市では午後2時42分に震度6強の揺れを観測し、けが人や家屋損害が出た可能性があると伝えた。*その後も断続的に発生

Japanese PM expresses sympathy with Korean victims of colonial rule
日本の首相が元徴用工問題を「心が痛む」と表現

「ガーディアン」(電子版) 5月7日

「ガーディアン」紙(電子版)は7日、岸田文雄首相が7日の日韓首脳会談で、歴史問題に関連して、元徴用工に対し遺憾の意を表明したと報道。直接的な謝罪ではないが、前より進展した表現であることや、ソウルの国立墓地に足を運んだことを伝えた。

When 75 is time to die: the horrifically plausible film imagining state-run euthanasia in Japan
「プラン75」は恐ろしいまでにリアルな作品

「ガーディアン」(電子版) 5月8日

「ガーディアン」紙(電子版)は8日、早川千絵監督の映画作品「プラン75」を紹介。少子高齢化が進む日本ならではの、近未来を舞台にした「75歳以上が自らの生死を決めるシステム」を描いたもので、あまりにリアルすぎるドラマであると伝えた。

Nearly 60 children fall sick after ‘gas smell’ reported at Japan elementary school
ガス臭で児童60人が体調不良訴え

「インディペンデント」紙(電子版) 5月8日

「インディペンデント」紙(電子版)は8日、大阪八尾市の小学校で異臭騒ぎがあり、60人余りの児童が体調不良を訴え、数人が病院に搬送されたと伝えた。校内ではガス漏れや異質物は発見されず、原因は今なお不明であると報道した。

 
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