ニュースダイジェストの制作業務
Mon, 08 December 2025

LISTING イベント情報

編集後記 4 Apr 2013 vol.1384

4 April 2013 vol.1384

籠

ニュージーランドの北島に行ってきました。温泉地として知られる同中部ロトルア在住の知人の家を訪ねると、ランチに出てきたのはフィッシュ & チップス。「よく観るテレビ番組」について話していた際に挙がった番組名は「コロネーション・ストリート」と「トップ・ギア」でした。またニュージーランドを訪れて「この国は歴史が浅いのね」と言い放つ英国人観光客が時々いるなんてことを苦笑交じりに話してくれた人にも会いました。「旧植民地」ってこういうことなのか、と思った次第。しかし、人もまばらなロトルアの湖畔で食べたフィッシュ & チップスは、ロンドンのパブで食べるものより、ずっとおいしかったな。(籠)

月

4月1日と言えばエイプリル・フール。英国の各メディアが大真面目に嘘記事を報じる習慣がかなり好きだったりするのですが、最近は嘘と本当の境目があいまいになった現実的な嘘が増えてきたように思います。「メトロ」紙(電子版)は今年、他紙のウソ記事を紹介という形でウソをでっちあげる二重構造にしていましたが、ここまでくるともう、何がなにやら……。ちなみに私個人が選ぶ過去数年のベスト嘘記事は、以前BBCが報じた「空飛ぶペンギンの撮影に成功」ネタ。ペンギンが大空を飛翔する姿は、嘘くさくも感動的でした。来年はあんなシンプルで、雄大で、夢のある嘘ネタ、期待したいところです。(月)

縞

ヴィクトリア駅から電車で1時間程のところにある、ルイスという、中世の雰囲気を今に残す街に行ってきました。ルイス駅から少し歩いたところに、メイン通りであるハイ・ストリートがあり、その周りにアンティークのお店、雑貨屋さんが点在しています。歩き疲れて休憩したくなったら、街のあちこちにカフェもあるのでとても便利。石造りのルイス城などのランドマークや興味深いお店の数々も、駅から徒歩15分以内のところにあるので、ゆっくり散策しても十分に見どころを満喫でき、ロンドンからの日帰りトリップにぴったりの場所です。都会の喧騒から離れてどこかに行きたい方にお勧めですよ!(縞)

嶋

英国に住み始めて4年が経ちましたが、それにもかかわらず、いまだに英語が苦手です。中学、高校と英語の授業をマジメに受けていなかった自分をぶん殴ってやりたい。そんな僕でも多少は英語力が上がったと実感したのが、カフェで注文がきちんと出来るようになったとき。英国に来て1年目のころには、カプチーノを頼んだのに紅茶を出されたことがありました。店員のおばちゃんに「頼んだのと違う」と文句を言ったら、カプチーノが「a cap of tea」に聞こえたと返され、自分の英語のあまりの出来なさに落胆して日本に帰りたくなったのも今は昔。今ではちゃんとカプチーノが買えるようになりました。(嶋)

 

編集後記 21 Mar 2013 vol.1383

21 March 2013 vol.1383

籠

これまで社外秘情報でしたが、僕は日本のプロ野球、それも巨人が大好きです。なぜひた隠しにしてきたかと言うと、まず英国でプロ野球好きを公言すると、英国の生活に順応できていない落伍者のように思われてしまいそうだから。あとは「巨人ファンです」と告白した途端、「ブロンド女性が好き」とか「ジャ○ーズの追っかけしています」という発言と同様、世間からは「奥行きのない人間」との烙印を押されてしまうから(ブロンド女性にもジャ○ーズにも他意はありません)。ともかくその巨人の選手が多数参加したワールド・ベースボール・クラシックの準決勝で日本が敗れてしまいました。今はただ悲しい。(籠)

月

現在、ロンドンの劇場街ウェスト・エンドに人気俳優たちがひしめいています。こちらの劇場で大女優、ヘレン・ミレンがエリザベス女王を演じていると思ったら、あちらでは御大ジュディ・デンチが「不思議の国のアリス」のモデル、アリス・リデル役でご登場。そのほか、ジェームズ・マカヴォイ(映画「つぐない」は素敵でした)、ベン・ウィショー(007最新作「スカイフォール」のQ役で人気上昇中。ちなみに今回はM役デンチと再び共演!)、ローワン・アトキンソン(ご存知ミスター・ビーン)など、そうそうたる面々が舞台に立っています。雨が続く今日このごろ、ミーハー上等で舞台鑑賞はいかがでしょう?(月)

眠

年齢を重ねるとともに小さい文字が読みずらくなり、読書が億劫になっていました。ところが元々はお絵描き用に買ったiPadのアプリ「iBooks」で購読中のメルマガを読むようになり、あまりの快適さに読書の楽しみを再発見。そしてアップルのiBookstore日本語版の開始をきっかけに、アマゾンのKindle(Kindle Fireなどの端末がなくてもiPadアプリでOK)や、紀伊國屋書店のKinoppyもiPadに入れて、次々ダウンロード中です。積読にならないよう気を付けないと、と思いつつ、積んでおいても邪魔にならない! と変に安心(笑)。無料の本やマンガもたくさんあるので、ぜひお試しを!(眠)

扇

テート・モダンで開催中のロイ・リキテンスタインの回顧展に行ってきました。コミックや広告をモチーフとしたポップ・アートの巨匠として有名ですが、この回顧展では時代を追って彼の作風の移り変わりをなぞっています。個人的に印象深かったのは、最後に展示されていた、芸術家としては駆け出しのころの作品群です。こう言ってはなんですが、現代美術にありがちな抽象画ばかり。オリジナリティーを見つけられずにもがいている感じが伝わってきます。自分を「発見」するまでの彼の苦悩(?)を知ったことで、彼のほかの作品を見る目も変わりました。初期作品を最後にもってくるテート・モダンもニクい。(扇)

 

編集後記 7 Mar 2013 vol.1382

7 March 2013 vol.1382

扇

先日、編集部内で「なぜ英国で売られる温州みかんはサツマと呼ばれるのか?」とか「カンガルーという名の由来」など、ちょっとした謎が話題になりました。答えはインターネットで検索できますが、もしネットがなかったらどうするのでしょうか。図書館に行ってもどの本に書いてあるのか分からず途方に暮れてしまいそうですよね。昔、テレビで「専門家とは調べ方を知っている人」と言っていたのを思い出しました。今の時代、情報はすぐ手に入るし、頭の中に貯めておく必要はなくなったような気がしてしまいますが、「知りたい」と思わなければ結局何にもなりません。好奇心は絶やさずにいたいものです。(扇)

潜

2月1日に一般公開が始まった「シャード」に行ってきました。天気はあいにくの曇り空でしたが、そんなことは気にならないくらい、圧巻! な景色でした。とにかく高いんです(高所恐怖症の友人は足が竦んでいました)。そして当日の日没時刻は午後5時半ごろだったのですが、日中の景色→日暮れの景色→夜景、という3ステージを見るために午後5時を狙ってチケットを予約していたのが大当たりでした。日没時刻を過ぎるとタワー・ブリッジやカナリー・ワーフに明かりが灯り、遠くはウェンブリー・スタジアムのアーチまで光って、大感激。黄昏れどきって、こんなに美しいんだ……とため息が出るほどでした。写真はこちら。(潜)

 

編集後記 21 Feb 2013 vol.1381

21 February 2013 vol.1381

籠

久しぶりの晴れ間がのぞいた週末。溜まりに溜まった洗濯物を抱えてコインランドリーに行ったり、スーパーマーケットで食品の買い込みをしたりといった日常の雑務だけで貴重な2日間をつぶしてしまったにも関わらず、晴れやかな気持ちを保ち続けることができたのは、いつの間にやら随分と日が伸びてきているなという発見があったからです。記録的な雨と寒さに襲われた今年の冬は、天気が悪いというだけで気分が滅入りそうになってしまうことが多々ありました。だからこそ、今度の春は一際待ち遠しい。「もう少しで春が来そう」というこの時期が、英国の一番美しい季節なのかもしれません。春よ来い。(籠)

月

現代社会をシニカルに風刺するグラフィティ・アートの鬼才、バンクシーのものとされる作品が先日、ロンドン北部のストリート上から消えたと思ったら、米国のオークション・サイトで販売されていることが判明しました。地元自治体や住民はアートの返還を要求。片や同サイト側は、「著名なコレクター」から持ち込まれたものだと主張しているとか。同自治体の某議員は「バンクシーがあの作品を我々の地域にくれた」と訴えているようですが、考えてみれば「公道の落書き」の所有権をめぐって人々が争うというこの騒動自体が風刺劇のように思えてきます。バンクシーはこの騒ぎ、どう眺めているのでしょうね。(月)

扇

週末によくリージェンツ・パークを散歩しているのですが、ときどき、公園を広々と使ってサッカー教室が開かれています。近所の面倒見の良いお兄さんが指導するなか、我先にとボールへ群がる子供たち。私も小学生のときに、地元のサッカー・クラブに入っていたので、素晴らしい環境で練習できるこちらの子供たちがうらやましいです。子供たちの試合を観ながら歓声を上げる親御さんたちを見ていると懐かしくなり、危うく泣きそうになったり。私は万年補欠だったんですけどね。なんて感傷に浸りながら、こぼれてきたボールをあさっての方向に蹴り返しています。ごめんなさい、わざとじゃないんです……。(扇)

嵐

10マラウイ・クワチャマラウイ共和国の通貨で10マラウイ・クワチャという硬貨が、英国の2ポンド硬貨にそっくりだということをご存知ですか。クラブでドリンクを買った後、おつりとしてもらったようなのですが、気付いたのは次の日で、 交換しに行くのも億劫で諦めました。為替換算すると約2ペンスにも満たないことが発覚!! 正直ショックでしたが、まぁ仕方ない。今後気を付けたいと思います。(嵐)

 

編集後記 7 Feb 2013 vol.1380

7 February 2013 vol.1380

籠

先週の日曜日に、ロンドン北西部ワトフォードで開催されたハーフ・マラソン大会に出場してきました。記念すべき今年の初レースです。当日の気温はとても低く、スタートのピストルが鳴らされるまで歯をガタガタいわせながら体を震わせていたほどだったのですが、走り出してみるとすこぶる快調。数十分単位でペース・メーカーが用意されるという環境の良さもあって、自己ベストを1分半ほど更新する好記録を叩き出すことができました。今年の新年の誓いは「ハーフ・マラソンの自己ベスト更新」だったので、その誓いを早々と実現できたことに大満足しています。2013年の残り11カ月はもう安泰です。(籠)

月

昨年、英中部レスターの駐車場で中世のイングランド国王、リチャード3世のものと思しき遺骨が発見され、話題を呼びましたが、その骨が国王本人のものということが科学的に証明されたようです。同国王の研究をしていた歴史学者たちが数年前、王の姉の直系で16代目に当たるカナダ在住の女性を探し当てたものの、今回、女性は既に亡くなっていたために、17代目である息子にDNA提供を依頼したのだとか。また、頭蓋骨から復元された顔(かなりの美形!)は、専門家によると、うち約70%が誤差2ミリ以下と考えて良いそうです。こうやって執念と科学技術の発達が、古の事実を紐解いていくのですね。(月)

扇

以前(籠)さんも同じ現象に悩まされたそうですが、最近、私の部屋でテントウムシが原因不明の大量発生をしています。机の縁を歩いていたり、自分の肩に乗っていたり。いわゆる益虫ですし、星の数も違うので見ていて面白いものの、ちょっと出てきすぎかも……。英語ではLadybird、Ladybugなどと言いますが、Ladyとは聖母マリアに由来しているという説があるようです。日本でもテントウ(天道)、つまり太陽や神様(的なもの)、という名が付いていますし、そのほかの言語でも縁起の良いものが呼び名となっていることが多いとか。つまりこの大量発生は私に何か幸運が訪れる予兆ということですね!(扇)

嵐

先日友人宅へ遊びに行った際に見つけた可愛らしいお花のアクセサリー。聞けば、東日本大震災で被災し、宮城県の仮設住宅で活動をしている手芸グループ「ナデシコ」と、ロンドンに拠点を置くデザイナー、Sonoさんとのコラボ作品だということが分かりました。津波に流された着物などをリサイクルし、ファッション小物に生まれ変わらせているとのこと。詳細に関しては、下記リンクをご参照ください!(嵐)www.news-digest.co.uk/news/features/japan-earthquake/charity/7673-quake-charity.html

 

編集後記 17 Jan 2013 vol.1379

17 January 2013 vol.1379

籠

今月10日にロンドン地下鉄が開業150周年を迎えました。渡英したばかりのころ、俗に「チューブ」と呼ばれる半円のトンネルの中を窮屈そうに通過しながら駅構内へと入ってくるロンドン地下鉄の車両を見る度に、「無理くり体を通過させると厄除けになる東大寺の柱の穴みたいだな」と思っていました。とりわけノーザン線など比較的古い路線のトンネルは芸術的にスレスレですよね。トンネル建設当時は予算がなく、必要最小限の穴しか掘らなかったためだと聞いています。そんなシステムを今現在までずっと使い続けているのだから、そりゃ不具合が色々出ますよね。長い歴史を維持するのも楽じゃない。(籠)

月

同僚と話していたら、愛媛県今治市は日本一のタオルの産地だという話題になり、そこから不思議なお国自慢に。神奈川県海老名市では、なぜかメロンパンが有名。同県南足柄市は、スギ花粉量が尋常ではなく、花粉の訪れを知らせるニュースで同地の映像が流れるとか。私の地元、東京都目黒区はというと、さんま。昔、かの地を通りかかった殿様が、庶民の食べるさんまを食べ、その味に感激。城でさんまを所望したところ、家来が日本橋の魚河岸から取り寄せたさんまを念入りに調理してしまったものだから、殿様が「さんまは目黒に限る」と言ったという眉唾ものです。皆さんの地元の迷産品は何ですか?(月)

扇

今まで日記などつけたこともない私でしたが、昨年末に大ファンであるスターウォーズ仕様の日記帳を手に入れたので今月から簡単な記録をつけ始めました。しかしこの日記帳、1ページ目にあるのは美しい惑星の写真とともに、「I have a very bad feeling about this」の文章。ファンにはおなじみの有名なセリフなのですが、なぜ新年一発目のページにこのセリフなのか……。もっとふさわしいセリフがあった気がするのですが。ただ、映画内ではその悪い予感が的中した後に、発言者はその状況を打破しているので、ポジティブに捉え、今年一年乗り切りたいと思います。まずは3日坊主にならないように!(扇)

澄

3~4年ぶりにマクドナルドのハンバーガーを食べました。健康志向派を自称するようになってから、バーガー系のファストフードは徹底的に食べないよう心掛けてきたのですが、同僚が1.99ポンド・ミールのクーポンを持っていて久しぶりに摂取しました。さすがに毎日は食べられませんが、友人の「マクドも楽しく食べれば、ごちそう!」という言葉に大賛成です。おいしく、感謝して食べることが大切なのかな、と思う今日このごろです。(嵐)

 

編集後記 4 Jan 2013 vol.1378

4 January 2013 vol.1378

籠

あけましておめでとうございます。「欧州の街並みに新しい息吹を吹き込む欧州の建築家」をテーマとした新春号の3国合同特集記事で英国がインタビューしたのは、ロンドン東部にあるペッカム図書館の設計などで知られるウィル・オルソップ氏。豪快な人物という評判通りの方で、ご自身の事務所でワインをゴクゴク、タバコをプカプカと嗜まれつつお話してくださいました。周囲のスタッフの方たちもにこやかで、すぐに打ち解けてくれる人たちばかり。あの牧歌的な雰囲気の中でずっと仕事をしているのか、それとも来客がいないと張り詰めた空気になるのかいまだに気になっています。2013年も、英国ニュースダイジェストをよろしくお願いいたします。(籠)

月

あけましておめでとうございます。年末の話になってしまうのですが、ミュージシャン、布袋寅泰さんのロンドン・ライブに行ってきました。開始時間が徐々に近付き照明が暗くなると、どこからともなく野太い「ホテイ」コールが沸き上がり、布袋さん登場とともに一気にヒートアップ。腕を振り上げ飛び跳ねるファンの一糸乱れぬ様も圧巻でしたが、半拍くらい微妙にずれながら手を必死に振り回して聴き入る若い外国人の聴衆の姿を見て、なぜか胸がジーンとしてしまいました。何度も今回のライブを「スタート」だと言い、夢だったとうれしそうに語っていた布袋さん、これからもロンドン始め、英国の様々な音楽シーンでギターをガンガンかき鳴らしてください!(月)

潜

友人から預かっている鉢植えのオリーブの木が、元気に育っています。その鉢はもともと、イタリアはシチリア島出身の友人が、実家のお父様から贈られたものなのですが、彼女が都合で米国に行くことになった際に私が預かって以来、1年以上経った今も我が家で育てています。とは言っても窓際に放置し世話らしい世話もしていないのですが、東向きのため朝日がたくさん当たるからでしょうか。驚異的な勢いですくすくと育っています。昨春には何と実まで2つ、つけました。いつかオリーブ・オイルが絞れますように、と淡い期待を抱きつつ、これからもっと寒くなると思われる今年のロンドンの冬を、どうにか乗り切ってもらいたいと思っているところです。(潜)

狸

あけましておめでとうございます! 皆様は新年、いかがお過ごしでしたか。私は3年振りに日本でお正月を堪能してきました。さて、お正月と言えばおせち料理が定番ですが、私の地元ではお雑煮が一般のものと少し変わっているようです。ずばり、中に入れるお餅が「あんこ餅」なのです。私は地元を出るまでこのあんこ餅雑煮が普通だと思ってきましたが、都会に出て色々な人に指摘され、それが地元特有のものだと気付きました(ちなみにうどんで有名な、日本で最も狭い県出身です)。地域によって独特の風習があるのは面白いですね。変と言われようと、まずそうと言われようと、私にとってのお雑煮はこのあんこ餅スペシャル・バージョンです。(狸)

 

編集後記 20 Dec 2012 vol.1377

20 December 2012 vol.1377

籠

12月中旬の週末に、日頃お世話になっている在英邦人の方よりお誘いを受けて、ロンドン郊外で「ペイント・ボール」なるものを体験してきました。可愛らしい響きを持つ名前に反して、その実態とは言わば射撃ゲーム。ペイント弾と呼ばれる塗料が入った弾丸を込めた銃を撃ち合うバトルごっこです。銃弾が体に当たると軽く痣ができるし、打ちどころが悪ければ痺れさえ感じるような代物。エリザベス女王即位60周年祝賀イベント、ロンドン五輪、パラリンピックと様々な出来事があった2012年を、私はペイント・ボールで締めくくることになりました。次号の発刊日は2013年1月4日(金)です。来年も英国ニュースダイジェストをどうかよろしくお願い致します。(籠)

月

我がフラットの冬の風物詩がやって来ました。乾布摩擦、もといボイラー故障です。4日間、お湯が出ません。なぜいつも冬なのか。なぜいつも週末なのか。色々思うことはあれど、お湯が出ないという事実は変わりません。黙々とおなべで湯を沸かし、乾布摩擦もどきをしていると、お湯が出るということがいかに幸せなことなのか、痛感します。ああ、自分は色々な物事を当たり前のことと捉えて、感謝する気持ちを忘れていたのだな、とも。年の瀬にこうした気持ちを取り戻すことができたのは、幸運と言えるでしょう。たった今、ボイラーは金曜日まで直らないとお達しがきました(今日は月曜日)。十分に感謝の心は取り戻せたので、一刻も早く直してください。(月)

澄

年末と言えば、近年では私たち自身も驚いてしまうほどの人気を誇るダイジェスト特製カレンダーの存在を語らずにはいられません。普段は、日頃お世話になっているお客様への感謝の気持ちを込めてお配りしているこのカレンダー、今年は何とロンドン三越地下の本屋さん、JP-BOOKSで限定販売中! 英国、日本はもちろん、フランス、ドイツの祝日も網羅している卓上マンスリー・タイプで、書き込みやすいマット紙を使用。職場デスクの必需品となること必至です。一度使ったら、ほかのカレンダーを使えなくなるという有難いお言葉まで頂戴したことのある評判のカレンダー。デザインなどの詳細は、弊社Facebookをご参照ください!(澄)

潜

日本に住む姉から「ひつじのショーン」のグッズがこちらで手に入らないかと聞かれました。英国のアニメ「Shaun the Sheep」がNHKで放送されていて、6歳と4歳になる子供たちが大ファンなのだそうです。色々探して、結局オフィシャル・サイトからぬいぐるみやおもちゃとして使えそうなものをいくつか送ったのですが、ア○ゾンで探しているときに、大人用の着ぐるみショーンを見つけました。忘・新年会の余興(?)に最適と思われるパーティー用コスチュームですが、人間サイズの手足の長さを持つショーンの姿が衝撃的でした。お暇な方は「Shaun the Sheep Adult Fancy Dress Costume」で検索してみてください。(潜)

 

編集後記 6 Dec 2012 vol.1376

6 December 2012 vol.1376

籠

急に忙しくそして寒くなるこの季節、体調を崩してしまう人も多いのではないでしょうか。年末進行に突入する弊社編集部も今後1カ月は勝負どころ。風邪なんて引いていられません。ということで、今月の私の目標は「栄養ある食事を摂る」です。ロンドン東部バラ・マーケットでストールを出しているジュース屋さんのメニューを参考にした自家製フルーツ・ジュースを毎日欠かさず飲んでいます。お勧めの組み合わせは、リンゴ、バナナ、マンゴー、パイナップル、キウイ、生姜、レモンの絞り汁にオレンジ・ジュースを入れてミックス・マシンのスイッチ・オン。これで一気に8種もの食材を摂取することができます!(籠)

月

ロンドン地下鉄の「グッドサービス」という言葉に疑問を感じたこと、ありませんか。通勤の際に使う緑の線、運行間隔は3分のときもあれば15分のときもありますが、常に「グッド~♪」。後者の場合にはプラットフォームにあふれかえった通勤客の冷笑で空気が凍ります(ちなみに外なので、15分経つと本当に凍りそうです)。同じく青の線では、電光掲示板が「あと3分」になるまでは表示されません。10分待とうが30分待とうが、電光掲示板に出るのは「あと3分」から。地下鉄側の自己満足の極みと言えましょう。どんな状況下でも自信満々に繰り出される「グッドサービス♪」、もはや尊敬の念すら覚えます。(月)

眠

小学校5年生のとき、学校で習ったカレーのレシピを基に、家で晩ごはんを作りました。そのとき、具材を煮込んでいるなべの中に、玉ねぎの外側の茶色い皮がヒラ~っと。でも取り出すのは熱いし、どこにいったか見えないし、まあいいや、と放置。カレーも出来上がり、さあ、家族そろっての晩ごはん、おいしいおいしいと食べていましたが、例の皮がなんと私のカレーの中に。「うあ、世界ってちゃんとそういうふうに出来ているんだな」と、ある意味ホッとしました。あれからもう〇年経ちましたが、カレーのなべをかき混ぜていると必ず思い出します。ところで、カレーの話をしただけでカレーが食べたくなりますね。(眠)

縞

ロンドンに来てまだ間もないころ、歩道に落ちていたバナナの皮に気付かず踏んでしまい、滑ったことがあります(それはまるで、お笑いコントのようにつるんと滑り、派手にしりもちをつきました)。それ以来、公共の場でのバナナ・チェックには余念がありません。歩道始め、電車やバスの床を確認するのはもちろん、バナナを食べている人がその後、皮をどこに捨てるかまで気になり、目で追ってしまいます(残念ながらバスの椅子の端などに捨ててしまう人が多いです)。ロンドンの道路には、ビンの破片などのゴミもよく落ちているので、足元を確認して歩かないと本当に危ないです。皆さんも気を付けてくださいね。(縞)

 

編集後記 15 Nov 2012 vol.1375

15 November 2012 vol.1375

籠

本号の「Pick Up Event」では、冬の風物詩であるロンドンのアイス・スケート・リンクを紹介しました。実は私、アイス・スケート4級なんです。幼いころに、まだ随分と空が暗いうちから早起きしてスケート場に通い、レッスンを受けていた時期がありました。全部で4、5回ぐらいの体験コースだったんじゃないかと思います。最終日に試験があって、受けてみたところ見事に合格。一定距離を走った後で、黄色地点でブレーキをかけて赤地点までに身体を停止させる、といったような試験だったと記憶しています。Tシャツの首周りを顔の輪郭にはめ込んで「橋本聖子」とポーズを作っていたあのころが懐かしい。(籠)

月

社内では今、写真撮影がちょっとしたブームです。理由は、ダイジェストのフェイスブック。オリンピックやダイヤモンド・ジュビリーで身近な場所が世界の注目を集めるようになって以来、皆、カメラ片手に街を徘徊してはちょっとユニークな風景をアップしています。以前弊誌でご紹介した写真家、森山大道氏にかぶれて、良い感じにブレが出たと悦に入る者、大混雑のオックスフォード・ストリートでクリスマス・イルミネーションの変わりゆく様を収めるため、他の迷惑を顧みずその場に踏ん張る者……。素人作品ではありますが、ロンドンの移りゆく景色の欠片を集めた写真の数々、ぜひのぞいてみてください!(月)

徒

バスに乗っていたら、信号待ちでちょうどパブの前に止まりました。3人の英国人男性が立って飲んでいるのが見えたのですが、真ん中の男性が両側の2人に肘で小突かれています。ワンパイント・グラスからビールをじゃぶじゃぶこぼしながら「やめろよー」と気弱に反応している様子が、いかにも「いじめられっこ」という感じです。着ているシャツも冴えない。というよりマンチェスター・ユナイテッドのユニフォームです。やがて彼は一人小走りでパブの中へ入って行ったのですが、その背中には「26 KAGAWA」の文字が……。軽いショックを受けました。「KAGAWA」を背負うからにはもう少しシャキっとしてほしいものだ、と思いました。(徒)

眠

忘れたころにやってくる70過ぎた母からのメール。

件名: お父さん輪、杯が悪いので、胸が、苦しいのです。びよぅ忌んでみてもらいなさいといっても、だめです。こまります、
本文: なし

またある日のメール。

件名: お父さんが裕子と
本文: 誰鵞言っても裕子とおきかれません。

家には裕子という人はいません。もうほとんどミイラ化している約80歳の父が裕子さんと浮気をするのも考えにくいです。
おかげさまでまだ父母ともに元気です。できればメールはこのまま上手くならずに、いつまでも笑わせてほしいものです。(眠)

 
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