ニュースダイジェストの制作業務
Mon, 08 December 2025

LISTING イベント情報

編集後記 2 Aug 2012 vol.1363

2 August 2012 vol.1363

籠

女性世界マラソン記録保持者のポーラ・ラドクリフ選手がロンドン五輪を欠場すると発表しました。実は私、数年前にロンドンで開催された市民マラソンで同選手に「抜かされた」経験があるんです。特別ゲストとしてスターター・ピストルを鳴らす際には子猫のように身体を丸めて耳を塞ぎながら引き金を引いていた彼女は、その後ランナーとして飛び入り参加。独特の猛々しいフォームでアマチュアの男性ランナーたちをごぼう抜きしていく姿は、獲物を追うライオンみたいだと感じたものでした。あんな超人級の選手が4年間もがき苦しんで臨む五輪は、本当に厳しい大会なのだなと改めて思います。(籠)

月


ロンドン五輪の開会式当日、タワー・ブリッジで花火を鑑賞。五輪カラーの花火に大興奮でしたが、その数十分後に近くのパブでテレビ中継を観て初めて、あの橋の下をベッカムがボートで颯爽と走り抜けたという事実を知りました。ちょっとくやしい。(月)

黄

五輪女子バレーボールの初戦(日本対アルジェリア)に行ってきました。徒歩で、です。自宅から会場のアールズ・コートまでが近いわけでもなく、チケットと一緒に届いたトラベル・カードを紛失したわけでもなく、地下鉄が止まっているから仕方なくというわけでもなく。前夜の開会式ですっかりオリンピック気分になり、テンションが上がってきてしまい、体を動かしたかったのです。が、思ったよりも長かったその道のり。途中、自転車ロードレースに行く手を塞がれつつ、自宅から会場まで約2時間。がっつり運動した上で日本代表の勝利を見られたので、観戦後のすがすがしさも倍増した気がします。(黄)


圭

五輪サッカー、日本対スペインの試合を観戦しに、グラスゴーに行って来ました。ロンドンからグラスゴーまで夜行バスで8時間。身体は痛いし、熟睡できず、しかも寒かったので、到着早々に疲れはマックス。それでもパブでビールを飲み、誰よりも派手に! を心掛け、顔にペイントして会場入りしました。試合開始と同時に会場中に響き渡った熱の入った応援や選手のプレーに魅了され、あっという間に試合は終了。ヒヤヒヤする場面も多々ありましたが、強豪スペインにまさかの勝利を挙げる試合を観られて良かったです。駅に向かう途中、日本代表のザッケローニ監督と写真を撮ることもできました!(圭)

 

編集後記 26 Jul 2012 vol.1362

26 July 2012 vol.1362

籠

今週号の「各紙の社説から」にも書かれている通り、ロンドン五輪開催を目前にして、生粋の英国人たちの「斜に構える」傾向に拍車がかかっているように思います。挨拶代わりに五輪への不満を語り出す人がいますよね。ただ彼らは心の底からいらついているというよりは、文句を言うのに適したネタを喜んで探しているかのよう。英国人たちにとっては、定番の天気の話題に代わるボヤきネタができたということなのかもしれませんね。クラス替え直後に「今度のクラスは最悪だよ〜」なんて言いながら、新たな友人や異性の同級生との交遊への期待を高める学生みたい。英国人、実はかわいい人たちです。(籠)

月


裸族で芋洗い状態の、ロンドン中心部ケンジントン・ガーデンズ、日曜日の昼下がり。見ようによっては、スーラの絵のような光景です。幸せ。(月)

鹿

ある日のバスでのことです。一つだけ空席があったのですが、その真後ろに、姿勢を崩してだるそうに座るいかにもやんちゃそうな少年たちの姿が。それを目にして私の頭をよぎったのが、しょっちゅう目にする若者の反社会的行動についての報道です。が、疲れには勝てず、着席。すると聞こえてきたのは……「教育がすべてだよ、子供には必ず良い教育を受けさせる」「僕は国際色豊かな学校に通わせる。いろんな人種と触れ合った方がいい」なんていう真っすぐな会話。ステレオタイプに流された自分を恥じると同時に、思い掛けず明るいロンドンの未来を見たようで、晴れ晴れしい気持ちになったのでした。(鹿)


天

最初に世の中にお披露目されたときに、ポジティブな反応が少なかったというのは想像に難くありません。あんまりかわいくないし、かっこよくもないし、別に癒されもしない。なんとも形容しがたいその容貌。しかも名前が覚えにくい。そして、顔に表情がないのが好きになれなかった最大の原因かも。ただ、五輪開幕を目前にして街のあちこちに現れた大会マスコット、ウェンロックとマンデヴィルはイメージ良しです。英国文化やその土地柄を表す服を身にまとい、なんだか急に表情が豊かになったような気がします。弊社のフェイスブックに写真を日々アップしておりますので、ぜひ一度ご覧ください!(天)

 

編集後記 19 Jul 2012 vol.1361

19 July 2012 vol.1361

籠

ホームレスの社会復帰を促すために創刊された雑誌「ビッグ・イシュー」。毎朝の通勤途中に見かける販売員の中に、一人気になる女性がいます。チャリング・クロス駅から東へ50メートルぐらい歩いたところにいつも立っているその女性は、何と表現したらいいか、小躍りしているんです。鼻歌とともに、一定のリズムで交互に足を蹴り出しながらビッグ・イシューを販売している。雨の日も、風の日もそのスタイル。界隈では人気者みたいで、彼女と挨拶を交わす通勤客を何度も見かけました。彼女がいつの日か、あの笑顔をもっと輝かせることができる場所を見つけることができるよう静かに祈っています。(籠)

月

机の引き出しを開ければ開けっ放し、新聞を読めば読みっぱなしという人、奇麗好きで仕事もちゃきちゃき片づける人、これまで声を荒げたことなどないのではないかと思えるほどの静寂を纏(まと)う人ー編集部には個性の異なる人たちがそろっているのですが、なぜかときどき、私一人が違う部類に属している、そんな気持ちになることがありました。そしてその理由がついに明らかに。それは、私以外は皆、一人っ子だということ。兄弟姉妹と、家庭内でのポジション確立のための醜く熾烈な争いをする必要なく育った人間ならではの天衣無縫っぷり。ときにうらやましく、ときにちょっと損した気になる私は長女です。(月)

嘩

「オリンピックがあと1週間で開幕するって信じられない」と思っているのはきっと私だけじゃないはず。自分が住んでいるこの街でオリンピックが行われるという実感が湧かないのです。水泳の北島選手やマラソンの藤原選手たちが一斉にロンドン入りするという映像が思い浮かばないのです。テレビのニュースではよく観ていたあの聖火リレーが自宅のすぐ近くを通るというのが信じられないのです。もちろん随分前から各所で五輪開催に向けての準備が行われていたのは知っていたけれど、もっとずっと遠い未来の話だと思っていました。でも、ついにやってきます。ロンドン五輪開幕まで、あと1週間。(嘩)

駄

英国で暮らしているとよく思うのが、日本では海外のニュースの扱いが本当に小さいということ。ロンドン五輪についても然り。日本のメディアが報じない五輪ネタって実はたくさんあります。エリザベス女王夫妻が聖火ランナーと対面した際に発したとされる鋭い質問とは? 「ビーチ・バレーのビキニが危機に」って一体どういう意味? 大手航空会社ブリティッシュ・エアウェイズが五輪開催に合わせて打ち出した不可思議なキャンペーンとは? 「技ありっす」って何? ご興味持っていただけた方は、英国ニュースダイジェストの五輪専用ツイッターをご覧ください! http://twitter.com/olympics_digest(駄)

 

編集後記 12 Jul 2012 vol.1360

12 July 2012 vol.1360

籠

ウィンブルドン選手権の男子シングルス決勝、アンディ・マリーとロジャー・フェデラーの熱戦にはしびれました。そして、敗れたアンディの涙のスピーチ。確か同じ組み合わせとなった2年前の全豪オープン決勝で敗れた後に彼が涙を見せたときも、本欄にて、もらい泣きしそうになったと告白したような覚えがあります。今回さらに感心したのは、スピーチを終えた後に彼がフェデラー選手に謝罪したということ。謙虚に勝者を称えるべきなのに、自分が泣くことで結果的に悲劇のヒーローとして注目を集めたことを詫びたそうです。しかし、世界第2位になって悔し涙を流すことができるってすごいなあ。(籠)

月

ロンドンで先週、欧州一の高さを誇るビル「ザ・シャード」が落成しました。記念式典では、ビルから放たれたレーザー光線が街を染め、不景気などどこ吹く風の華々しさ。オリンピック開催前に建設が終わるなんてなかなかやるなと思いきや、このビル、まだ内部は工事中なんですよね。おまけにビルを覆う1万1000枚のガラス窓を清掃する業者との契約も結べていないのだとか(ちなみに落成数日前には、清掃員用の作業台が72階で故障、救助隊が出動してます)。現在、ロンドンの至るところで突貫工事が行われていますが、オリンピック後にボロがぽろぽろ出てくるなんてことがないことを祈るばかりです。(月)

澄

南ウェールズに住む親戚を訪ね、小旅行に行ってきました。今回は親戚のお勧めコースを案内してもらうことに。まずは本屋で溢れる街ヘイ・オン・ワイへ。本で町興しをしただけあって、屋外に本棚を設置して販売するお店もあるほど。至るところに古いけれどかわいい本屋さんがたくさんあって、町歩きだけでも大満足。それからブレコン・ビーコンズの山々と自然、道路を横切る羊たちの群れに癒され、翌日はヘルメットとライトをぶら下げて炭鉱跡見学。最後はローマ遺跡まで見物し、ウェールズの魅力が盛りだくさんの週末となりました。一人では到底回れなかったコースを案内してくれた親戚に感謝です。(澄)

綿

ロンドンに来てから、歯がたくさん抜けるという悲惨な夢を頻繁に見ており、起きてからの不快感がひどいため、ついに夢診断をすることにしました。歯は獲物を仕留め、噛み砕く目的から「攻撃力・生命力」の象徴であり、大量に歯が抜ける夢は攻撃力や若さを奪われているという、破滅へのステップを着実に踏んでいることを意味するようです。そこで、最近は「生命の果実」とも言われるザクロを定期的に摂取するよう心掛けています。すると、先日は歯を何度も磨くという夢を見たので、早速調べてみると「自分を磨く努力をし始めていることの兆し」とのこと。相当焦っていたんだと思います。(綿)

 

編集後記 5 Jul 2012 vol.1359

5 July 2012 vol.1359

籠

私の自宅から程近いロンドン南東部グリニッジの様相が大きく変貌を遂げつつあります。この街にそれほどなじみがない方の間では「グリニッジ」と聞けば「ああ、子午線があるところね」といった反応が一般的ではないでしょうか。でもそのイメージって、旧王立天文台周辺のごく限られた区域だけのもの。地元民たちは、「異臭を放つ工場跡だらけの失業率の高い街」だと思っています。ところが、です。今や見渡せば新築ビルまたは工事中のビルばかり。近辺で金脈でも見つかったんじゃないかと疑うほどの賑わいぶりです。これもロンドン五輪効果かな。それとも景気が上向きつつあるということなのかな。(籠)

月

サッカー欧州選手権決勝では、スペインが圧倒的な強さで優勝しましたね。我がフラットでは同居人2人がスペイン人のため、連日もう大騒ぎでした。うち1人はレストランのシェフで、母国の試合の前にはシフト調整、無理なら強行突破で休みを取るという熱心さ。よく自分の人生そこまでサッカーに捧げられるものだとあきれたら、相手からよく自分の人生そこまで観劇に捧げられるものだと言い返されました。確かに、観たい舞台のためなら雪降る中スキーウェア着込んで5〜6時間待つことも厭わない私。サッカー観戦で仕事を休む人と、舞台観劇で雪に埋もれて5時間待つ人、世間的にはどちらがよりヘン?(月)

徒

週末に家で、英国の夏の定番カクテル「ピムス」を作りました。テレビでウィンブルドンの試合を観ながらピムスを飲むという、地味に英国かぶれなイベントです。レモネードとピムスを3:1の割合にし、キュウリ、ミント、そしてたまたま残っていたブドウを投入したのですが、この日はかなり肌寒かったため、一気に鳥肌が立ち、冬のモードに。しかも、キュウリには利尿作用があるようで、友人とともに自宅に居ながらにして、まさかの「トイレの順番待ち」をすることになり、外でピムスは飲まない方がいいね、という結論に落ち着きました。特に、気温18度以下の状況下でのピムスは全くお勧め致しません。(徒)

綿

先週、巷の話題を盛り上げたのはサッカーの欧州選手権でした。私にとってのMVPは、イタリア代表の悪童バロテッリ選手。昨季はイングランドのプレミア・リーグでも試合中の危険行為だのチームメートとの軋あつれき轢だのと話題を振りまいてくれた彼は、本大会においても、準決勝のドイツ戦でゴール決めた後にユニフォームを脱いで警告を受けるというヘマをかましてくれました。そのときに気付いたのですが、彼、背中にキネシオ・テープ(日本の研究者が開発したテーピング製品)を貼っているんですね。いや、別に何を背中に貼ろうともちろん彼の勝手なのですが、とても意外に思いました。それだけです。(嘩)

 

編集後記 28 Jun 2012 vol.1358

28 June 2012 vol.1358

籠

また負けちゃいました。サッカーの欧州選手権、イングランド対イタリア戦のことです。あの晩、英国内のテレビ視聴者全体の8割弱に相当する2300万人もの人々がテレビ観戦していたとか。しかし、イングランド代表はなぜここまでPK戦に弱いのか。タブロイド紙の記事によると、あのPK戦が行われたゴールの裏では、イタリア代表選手が蹴る際に下半身を露出してみせるという陽動作戦を展開したイングランドのファンがいたようです。スポーツ精神に反するし、恐らく軽犯罪に当たる行為なので奨励はしないですが、そこまでしたくなる気持ちは分かる。いつかPK戦を制して勝利のビールが飲みたい!(籠)

月

日本から来た友人と日本のプロ野球について話したときのこと。野球にうとい私が、横浜ベイスターズがDeNAという会社の傘下に入り「横浜DeNAベイスターズ」となっていると聞き驚いたら、この会社はソーシャル・ネットワーキング・サービス「モバゲー」を運営していて、「横浜モバゲー・ベイスターズ」となる可能性もあったと言われ、今さらながら度胆を抜かれました。さらに、東京・渋谷の「センター街」も昨年9月に改名され、今では「バスケットボール・ストリート」というらしいです。長い名前なので、普段は皆どう呼んでるの? と聞いたところ、「センター街」。ネーミングって、単純だけど難しい。(月)

徒

日本から来た知人に「塩麹(しおこうじ)」をもらいました。日本で大変な人気を集めているということは知っていたものの、どうやって使うのか、なぜ人気なのかも謎でした。袋入りの乾燥したお米のような物(これが麹)に、規定通りの塩と水を入れて寝かすこと1週間。「肉に付けても野菜に付けてもいい」「ご飯を炊くときにちょっと入れるといい」らしいのですが、塩麹自体は強烈な塩味のふやけたご飯くらいにしか見えません。これがどうしておいしいのか。疑心暗鬼のままサラダに和えて食べてみると……。麹のうまみパワー、恐るべし。ただ切っただけの野菜が、なぜか夢のようにおいしくなっていたのでした! (徒)

綿

日本の実家でトイ・プードルを飼っています。すごく臭いなって思うと、隣にうちの犬が座っているんです。今月10歳の誕生日を迎えた彼は、以前から加齢臭がひどい。犬の嗅覚は人間の1000倍〜1億倍にもなるそうで、自分の体のにおいで気絶しないのかな、と心配になります。犬バカな私の色眼鏡かもしれませんが、自分で犬小屋のブランケットを折りたたんでアレンジし、顔も可愛く、ふわふわの毛を持つ彼のことを「犬の世界では、たんぽぽの綿毛から生まれたイケメン・インテリア・デザイナー」と家族に話しています。誰も取り合ってくれなくとも、いつまでも変わらず私のアイドルです。(綿)

 

編集後記 14 Jun 2012 vol.1356

14 June 2012 vol.1356

籠

昨年はウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式がありました。今年はダイヤモンド・ジュビリーのパレードやコンサートが終わったばかりだというのに、1カ月半後にはもうロンドン五輪の開幕が迫っています。どれも一生に一度の催しで、ここ1、2年の英国での生活は本当に密度が濃い。じっくりと一つの思い出に浸る間もなく、次々と大きなイベントが押し寄せてくるので飽きることがありませんね。こんな時期に英国で生活できる幸せを噛みしめています。英国ニュースダイジェストではオリンピック特設サイト(www.news-digest.co.uk/london-olympics)を設置しておりますので、ぜひご覧ください。(籠)

八

家の冷蔵庫が壊れました。数日前にオフィスから帰宅すると、かすかにいつもと違う匂いが漂っていたのですが、疲れのあまりベッドへ直行。翌日はそんなことはすっかり忘れ、空腹を抱えて帰ってみれば、机の上にこんもりと食材が置かれ、そこからえも言われぬ異臭が……。何でも、2日前に冷凍庫に張った氷を取ろうとナイフを使い、壊してしまったのだとか。「なぜ2日前に言ってくれなかったのか」という言葉を飲み込み、とろけた野菜や果物、とっておきのタラコなんかを涙とともにゴミ箱に投げ入れたのでした。ちなみに本日午前中に届く予定の新冷蔵庫は「もちろん」、夜になってもまだ届いていません。(月)

徒

2晩続けて怖い夢を見ました。昨日は、日本の実家で荷造りしている夢だったのですが、どうも何かに備えてどこかへ避難しようとしているらしく、何を持って行くべきか親と相談したりしています。夢自体は怖いものではなく、妙に淡々と話が進み、むしろ不安になったのは起きてからでした。今朝は、ロンドンで大家一家とどこかへ避難する夢を見ました。空にはドーナツ型の小さな雲がいっぱい出ていて、せめて太陽さえ顔を出してくれればと思いながら歩いているのです。この夢見の悪さ、どうも寝ている間に寒かったからのようです。起きたら体がカチコチに固まっていました。夏が待ち遠しいです。(徒)

綿

昨週に25歳になりました。そこで、そのお祝いも兼ねて、日本に一時帰国中に友人と久しぶりに居酒屋に行きました。鳥軟骨がおいしいことで有名なお店です。生活感溢れる佇まい、店内に充満する焼き鳥の香り。日本料理の香りに包まれて座って飲むって最高ですね。話した内容は今となっては覚えていないくらい取り留めのないことでしたが、腰を据えてたくさん食べて飲めたのでとても落ち着きました。残念ながら伝説の軟骨は品切れでしたが、私って日本人だなあ、と実感しながら最高の息抜きができました。25歳の抱負として、最近どうも胃が弱っているので、万全な健康管理を行いたいと思います。(綿)

 

編集後記 21 Jun 2012 vol.1357

21 June 2012 vol.1357

籠

毎朝、同じ時刻に出発する電車の同じ車両に乗り続けていると、一定の乗客と頻繁に顔を合わせます。最近よく鉢合わせしていたのが、恐らく20代後半ぐらいのインド系男性。これから仕事に行くのだろうに、なぜかよく極端なVネックから胸毛を出していてちょっと嫌だったこの人と先週、終電間際につかまえた帰りの電車でも同じ車両に乗り合わせてしまいました。向こうも私の存在に気付いた風でしたが、わざわざ話し掛けるほどお互いに興味を持っているわけでもなく。でも、以来、ほんの少しだけこのVネック男の好感度がアップした気がします。人間の好き嫌いって、わりと単純なことで変わりますね。(籠)

八

観劇好きにとって夏と言えば野外劇場。いつまでも続く寒さと雨にへこたれそうになりながらも重い腰を上げた私の今年第1弾がこれ! ケンジントン・ガーデンズの特設テントで上演されている「ナルニア国物語」です。ここの良いのは、休憩用のテーブルや椅子は芝生上に置かれ、野外な雰囲気が楽しめつつも、舞台自体はテント内に設置されているので雨OKだということ。休憩時間は芝の上を転げ回り、舞台が始まると、客席に語り掛ける役者さんに大声で答え、悪者が倒されて歓声を上げる子供たちは実に楽しそう。大人には真似できない、子供だけの観劇の楽しみってあるんですよね。ウラヤマシイ。(月)

徒

先週末、V & Aで開催されている「ヘザウィック・スタジオ」展に行きました。ヘザウィック・スタジオはロンドンのデザイン会社ですが、主催者のトーマス・ヘザウィックはあらゆる方面に興味を持っていて、そのユニークな着想やジャンルを問わない作品の数々によって「現代のレオナルド・ダ・ビンチ」と呼ばれる程。ユーチューブで彼が自分のプロジェクトについて生き生きと語る映像を観て以来、すっかりヘザウィック・ファンになっていた私は、大きな期待とともにV & Aに行ったのですが……。建築やプロダクト・デザインの展覧会って、模型やメモばっかりで、案外面白くないものなのですね。(徒)

澄

コンノート・ホテルで、10年ぶりに本格的なアフタヌーン・ティーをしてきました。チェルシー・フラワー・ショーを記念した限定仕様となっていたようで、お花をモチーフにした可愛くて色鮮やかなケーキが盛りだくさん。オリジナリティー溢れるケーキやサンドイッチ、スコーンを思う存分いただき、さらに食べ切れなかった分はお持ち帰り用にパックしてもらいました。帰り際に立ち寄った、クロークと一緒になったホテルのお手洗いでは、常駐しているスタッフがお手拭き用のタオルを手渡してくれるという5つ星ホテルならではのサービスに少々戸惑いながらも、久々の贅沢にお腹も心も満たされました。(澄)

 
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