ニュースダイジェストの制作業務
Mon, 08 December 2025

LISTING イベント情報

編集後記 3 Oct 2013 vol.1396

3 October 2013 vol.1396

籠

ロンドンから欧州へ旅行に出掛ける際、以前はホテル探しに膨大な時間をかけていました。「ここは交通の便が良いけど、部屋が少し味気ないな。WiFiと朝食付きは有り難いが、レビューではあんまり評判良くないのはどうしてだろう?」なんてやっていると時間はあっという間に過ぎていきます。結局、ホテル探しではなくて、ホテル紹介の閲覧に時間をかけていたんですね(まあそれが楽しくもあるんですが)。今では「大都市では駅近なら最低限のサービスで良し、郊外ならば多少不便で割高でも素敵な場所に。予算は〇〇ポンド」という方針を確立し、かなり迅速にホテルの手配ができるようになりました。(籠)

月

小説「ブリジット・ジョーンズの日記」最新作で、主人公ブリジットの恋人、マーク・ダーシーが死去していることがメディアで明らかにされ、ファンらが大ブーイング! マーク・ダーシーといえば、Mrダーシー@BBCドラマ「高慢と偏見」=俳優コリン・ファース。同小説の作者がMrダーシーを演じるファースを基にマーク・ダーシーを生み出したのは有名な話です。「高慢と偏見」で、ファースが服を着たまま池に飛び込むシーンは、いまだ「英国ドラマで最も印象に残るシーン」のトップに君臨。御年53歳。マーク・ダーシー aka Mrダーシー aka ファースこそ、時代を超越した英国人女性憧れの男性像なのでしょうね。(月)

嵐

レイ・ライン(パワー・スポット)巡礼の3つ目達成! ストーン・ヘンジとバース一日バス・ツアーに参加しました。ストーン・サークルは角度によって見える顔が違うのが面白かったです。バースには数回訪れたことがありますが、今回初めてローマン・バスに行き、改めて街の美しさに魅了されました。素敵なヴィンテージ風カフェではハイ・ティーも堪能。ロンドンから近いので、気分転換にもピッタリですよ。(嵐)

渚

ロンドンから1時間半ほどのデダム・ヴェール(Dedham Vale)という村に行きました。世界的には知られていないかもしれませんが、19世紀の英風景画家ジョン・コンスタブルが生まれ育ち、代表作「乾草車」を始め、数々の作品を描き続けた場所として観光スポットになっています。彼が多くの作品を残したフラットフォードまでは村から広い草原の中を30分ほど歩きましたが、川も流れる自然豊かな場所で、ボートを借りることもできます。ナショナル・トラストの管轄地であるため、約200年も前の風景がそのまま残っているのは驚きでした。これからの紅葉シーズン、日帰り観光スポットとしてお勧めです!(渚)

 

編集後記 19 Sep 2013 vol.1395

19 September 2013 vol.1395

籠

クロアチアはフバル島まで行ってきました。年平均の日照時間が長いことから地元の観光局では「欧州で一番光の当たる場所」と宣伝しているこの島には、美しい海岸がたくさん。海辺での日光浴と読書に集中していたその他大勢の観光客を尻目に、波がほとんどなく、しかもかなり遠浅の海岸で思う存分泳いできました。クロアチアン・ブルーに染まった水面が、金色の太陽を天の川のごとく連なる無数の小粒に反射させる海。この絶景を切り裂くかのように、クロール、平泳ぎ、バタフライとやりたい放題です。頭がひんやりして、外の世界の音を遮断させてしまう背泳ぎが一番気持ち良かった。(籠)

月

今から約7年前、ミュージカル「ビリー・エリオット」で主役のビリーを演じた中国系英国人の男の子、マシュー・クーン君に取材しました。当時、12歳。ちっちゃな体でウェスト・エンドの大舞台を引っ張る姿に心打たれましたが、その彼がバレエ・スクールを卒業し、ノーザン・バレエ団に入団。先日、晴れてプロとしての第一歩を踏みました。私の肩くらいしかなかった小柄な彼がいまや私を見下ろすほどに。その成長ぶりに驚かされ、月日の流れの早さを痛感し、彼がこれだけの変化を遂げる間、私は少しでも前に進めたのだろうかと自問してしまいました。何歳になっても、成長し続けていければ素敵ですね。(月)

眠

今年は、数年ぶりに夏らしい夏を満喫できて大満足ではありましたが、季節の移ろいに切なくなるヒマもなく、いきなり夏終了で気温は急降下、昨夜ついに暖房をつけてしまいました。今度は、だんだん早くなる日暮れに寂しさを覚えながらも、日に日に深まる秋を楽しみたいものですね。日本のような馬が肥えそうな秋の味覚はあまり期待できませんが、先日行ったマーケットには、地元で収穫されたおいしそうなリンゴやキノコが既に並んでいました。本号ではロンドン市内から気軽に行ける紅葉スポットを取り上げていますので、突然冬がやって来る前に、ぜひ美しい秋の風景を見に行ってみてください。(眠)

狸

2020年東京五輪開催が決定し、フェイスブックやツイッターでは各々の思いや7年後に向けた意気込みなどが駆けめぐりました。昨夏、ロンドンはオリンピック一色で、街中が関連広告で埋め尽くされ、交通機関の標識が変わり、さぞ大規模な計画が必要だったのだろうなと感じたことを思い出します。デザイナーという職業柄、注目したのはやはりそれらのデザイン。見た目の良さだけでなくユーザビリティーを考えて世界中の人に分かりやすく伝えなければなりません。人生で二度オリンピックを現地で体験できるかもしれない幸運に恵まれた私。何らかの形で運営に関わることを目標にしたいと思います!(狸)

 

編集後記 5 Sep 2013 vol.1394

5 September 2013 vol.1394

籠

ロンドン中心部ピカデリー・サーカス駅近くの美術館「ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ」で開催中のリチャード・ロジャース展に行ってきました。かの有名なロイズ・オブ・ロンドンやヒースロー空港のターミナル5などを設計した英国人建築家に関する展覧会です。あれだけの大建築家でも何度もコンペに落選しているんですね。落選した作品の設計図を見ながら、「これだけ精巧に描いたのに叶わなかった夢がいっぱいあるんだな」という思いがふと頭をよぎった瞬間、大混雑の館内で涙をこぼしてしまいました。建築に興味がある方は本誌P20からの「オープン・ハウス・ロンドン」の記事をご覧ください。(籠)

月

本号でご紹介した「オープン・ハウス・ロンドン」。毎年楽しみにしているイベントです。簡単に入れる場所もありますが、なかには5時間くらい行列しなければならない人気スポットも。計画性と気合、そして運が必要とされる2日間です。数年前、ハイテク建築のロイズ本社ビルに行ったときには、2~3時間並んだ揚げ句、スタッフが私の目の前にいた友人まででその日の見学を締め切ろうと手を伸ばしてきたため、必死になって友人にしがみつき、「一緒、いっしょ!」と訴えて、その日の見学のラスト・パーソンになることができました。今回は首相官邸目当てで初の抽選にチャレンジ。当たりますように!(月)

澄

南ウェールズに住む親戚から「日本では絶対住めないような場所に引っ越しました」と連絡をもらい、週末に遊びに行ってきました。家に着くと、目の前には羊の牧場が広がっていて、夕方になると羊がぞろぞろと帰っていく姿が。普通に人も通る道で、時間によっては羊の大群とすれ違うこともあるのだとか。牧場の奥は一面の海で、少し高台にある家の窓から絵に描いたような奇麗な夕日を楽しみ、翌朝には羊たちが牧場に戻ってくる景色を眺めてから、最後に海辺の散歩へ。私にとっては非現実的に感じるほどゆっくりした時間が流れていて、いつかこんな生活をしてみたいなと思わずにはいられませんでした。(澄)

黄

お盆に日本へ一時帰国しました。久々の夏真っ盛り中の帰省だったので、まとわりつく湿気とともに肌に突き刺さるような日差し、こんなに暑かったっけ、日本の夏? と自分の生まれ育った場所を疑うほどの暑さでした。新幹線乗り場に行くと、その日はまさに帰省ラッシュのピークで指定席はもちろん満席、自由席も相当前から並んでおかないと乗り込むことすらできないという状態。でも並ぶには暑すぎる……。英国での「暑い」とはわけが違いました。「蝉の声を聞きながら暑いと言いつつテレビで高校野球を観たい」と思っていたのですが、一時帰国のタイミングとして、お盆は避けるべきだったようです。(黄)

 

編集後記 18 Jul 2013 vol.1391

18 July 2013 vol.1391

籠

前々から気になっていたロンドン北西部はハムステッド・ヒースの遊泳池に出掛けました。もうそれこそ何百人単位の人が海水パンツやらビキニ姿で練り歩いていたものだから、私自身も恥じらいの意識が薄れてしまったようです。混雑していた更衣室ではなく木陰で海水パンツに履き替えるや泳ぎまくり、その後も海パン姿で園内を散歩してしまいました。分別ある行動が求められる年齢なのは分かっているのですが……。「大人らしさ」とか「男らしさ(女らしさ)」といったものにそれほど囚われなくて良いというのも、英国生活の醍醐味だとは思いませんか。いや、つまりは羽目を外しただけです。すみません。(籠)

月

テニスのウィンブルドン選手権男子シングルスで、ついにマリーが頂点に立ちました! 決勝前日、当日券のキューイングの様子を取材するためウィンブルドンへ行ったのですが、話をした女性たちのうち一人は何と14日前からキャンプ暮らし。27年間毎年、テントを張り当日券獲得に勤しんでいるのだとか(唯一、息子さんが生まれた年だけ来られなかったそう)。「ウィンブルドンを支えているのはセレブじゃない、私たちよ!」と誇らしげに言っていた彼女たちも、センター・コートの外の丘(決勝の日は当日券を獲得できてもコート内には入れないのです)で、生涯記憶に残る光景をその目に焼き付けたことでしょう。(月)

潜

(籠)さん同様、私もずっとつらい日々を送っていました。そう、花粉症です。1日1錠飲めば良いというアレルギー薬で何とか症状を抑えていますが、この薬の効果が持続するのは16~18時間(個人差があると思うのですが)。薬が切れると途端に鼻水 & クシャミがひどくなり、それと同時に思考もほぼ停止――まるで何かの中毒患者のようです。それでも常に薬の効果が持続するように、特に寝る前にはタイミングを計算しながら薬を飲むしかない日々です。ここ最近、急に暑くなったのでかなり楽になったのですが、またいつ寒さがぶり返すか……。少しでも長くこの「夏」が続くよう、祈っています!(潜)

澄

屋根裏にある私の部屋、冬は冷え込み、夏は暑くなるのはいつものことなのですが、この週末はドアを開けても、窓を開けても、扇風機をフル回転させても、温度が全く下がりませんでした。物置から業務用(?)らしき大型扇風機を持ち出したところ、強風で少し涼しく感じるも凄まじい音が気になりギブアップ。その後も首に氷タオルを巻いたり、アイスを食べてみたりするも効果がないため、諦めて庭へ避難。結局、日陰は部屋よりも数段涼しく、必要なものを移動させて外で数時間を過ごしました。今回は部屋にいる方法を必死に考えてしまいましたが、今後は天気が良い日には外出しようと思います。(澄)

 

編集後記 4 Jul 2013 vol.1390

4 July 2013 vol.1390

籠

中学生ぐらいのときに、クラスの女の子たちがそろって「チャーミーグリーンの老夫婦みたいになりたい」とよく言っていました。「チャーミーグリーンを使うと~♪手をつなぎたくな~る♪」というアレです。恐らく専業主婦が全盛だった時代に、油汚れ、肌荒れ、老後といった悩みを抱える女性たちに明るい未来を示した名作CMだったのでしょう。英国の公園や河辺を散歩していると、手をつないで歩く老夫婦をたくさん見かけますよね。あのCMのように歌いながらというわけではないけれど、強風が吹きすさぶ中でも支え合うように手をつないでゆっくりと歩く彼らの姿こそ、老夫婦の理想形なんだろうな。(籠)

月

ウェスト・エンドの劇場で行われた一夜限りのチャリティー・ガラに行ってきました。通常上演している芝居の特別版を、キャストに加えジュード・ロウが演じ、ヘレン・ミレンやマット・スミス、ベン・ウィショーにアンドリュー・スコットがそれぞれ代表作の役柄でVTR出演するという豪華版。締めにはクリス・マーティンが生歌披露というサプライズ付きでした。このガラではオークションも行われたのですが、マット・スミスとお茶する権利が6000ポンドで落札されるなど、一般市民としては驚きの一場面も。英国人のチャリティーに対する意識の高さとともに、「持てる者」のすさまじさを垣間見た夜でした。(月)

狸

最近、神隠しのように色々なものが無くなります。まずはリップ・クリーム、ブラシのような小物が鞄から消え、使いたかった鞄が見当たらず、ついにはパスポートまで紛失してしまいました……。英国に来て4年弱、携帯電話、カメラ、パソコンとあらゆるものを無くしてきましたが、これだけは無くすまいと心に誓っていたのに。幸いなことにビザのカードは手元にあったので、「ビザの再発行に半年以上待たされた」という(籠)さんのような悲劇は免れましたが。在英日本大使館の方の丁寧かつ迅速な対応により、1週間ほどで再発行完了の予定。これからの旅行シーズン、旅券なしで夏は語れません。(狸)

嵐

スモーク・サーモンとアボカド・サラダのちらし寿司ロンドンもようやく夏めいてきた今日このごろ、ピクニックのお供になりそうなスモーク・サーモンとアボカド・サラダのちらし寿司を作りました。具だくさんでおいしいし、カラフルに盛り付けて見た目も◎、簡単に手早く作れるのでお勧めです。ピクニックに持って行きたいサイモンス美樹さんのお弁当レシピは下記リンクをご参照ください!(嵐)
www.news-digest.co.uk/news/gourmet/recipe-obento

 

編集後記 20 Jun 2013 vol.1389

6 June 2013 vol.1388

籠

「英国人は天気の話ばかりしている」とよく言いますが、特に近年は天気の話題に事欠かないのではないでしょうか。大雪に大雨、過去50年間で最も寒い春を過ごしたかと思えば、最近は日本の梅雨を思わせるジメジメした日々が続いています。そのせいか体調を崩す人が多いようで、朝の通勤電車の中でフラッと倒れてしまった乗客を何回か見かけました。この「フラッと」を回避するためには、朝食をきちんと食べる、気温や湿度の変化に合わせて上着をこまめに着たり脱いだりする、ペットボトルなどで携帯した水を時折軽く口に含んだりするといった予防措置があるようです。明日は天気になーれ!(籠)

月

週末、また傘を紛失してしまいました。あちらこちらに傘を置き忘れる習性のある私。年明けには「ものをなくさない」と誓ったはずなのに……。晴れたり曇ったり雨が降ったり土砂降りになったりと天気がめまぐるしく変わったその日、訪問した場所に傘を残したまま一旦外に出たものの、すぐに気付いて間一髪セーフ。「今年の私は一味違う」とほくそ笑みながら乗った電車に傘を置き忘れ、プラットフォームで慌てふためくも今度はとき既に遅し。茫然自失の濡れネズミとなって帰宅しました。雨女のくせにこれほどまでに大切なパートナーである傘の存在をなぜ忘れるのか、我がことながら解せません。(月)

縞

週末に一斉に始まった夏のセールに行ってきました。今年は天気が悪く、夏はおろか春らしい気候にもなっていないのに、季節を先取りで夏物を安く買う……。なんだか不思議な気分です。デパートに向かう途中、ダウン・ジャケットを羽織る人やムートン・ブーツを履いている人とすれ違ったりして、今が冬なのか夏なのか季節感が全くありません。戦利品はというと、これから夏らしくなるのかな? なんて疑問に感じていたら気になってしまい、所々で買いそびれてしまいました。もやもやした天気と気持ちってリンクするのでしょうか。でも何か素敵なものが欲しいので、また第2弾、行ってきたいと思います!(縞)

渚

昨年、夏フェスに数回参加しました。テントを張り2、3日間の音楽三昧。そこで面白い光景を見ました。毎回、最終日になるとごみ収集所には泥だらけの長靴の山、布団、さらにはテントまで……。英国でフェスに参加する人たちの中にはこうしたものを使い捨てにする人もいるのだと目を疑いました。もしくはこれこそがフェス上級者のあるべき姿なのかもしれません。また、音楽だけでなくコスチュームのコンペが行われているイベントもあり、改めて日本のフェスとの違いを感じました。今年はこれからがフェスの時期! 詳細はダイジェストのウェブ上のイベント情報をチェックしてみてください。(渚)

 

編集後記 6 Jun 2013 vol.1388

6 June 2013 vol.1388

籠

5月のバンク・ホリデーに家の大掃除を行いました。時代の流れを感じたのが、部屋の片隅から出てきたビデオとフロッピー・ディスク。前者は渡英したばかりのころに英語の練習も兼ねて当時流行っていたコメディー番組の総集編ビデオをよく買っていましたが、もはや再生機が我が家にはありません。また15年ほど前、日本の大学に入学したときに先生からレポートをフロッピーで提出するように言われて「大学ってすげえところだなあ」と思った記憶があるのですが、今この形式でデータを保存している人っているのでしょうかね。ちなみに中古CDや古着はすべてチャリティー・ショップ行きとなりました。(籠)

月

週末に晴れるという、ロンドンにあるまじき幸運に恵まれた先週、先々週末と、公園で日光浴を楽しみました。園内でまったりしていると、否が応にも目に入ってくるのがジョギングを楽しむ人たちの姿。彼らを眺めていると、面白いことに気付きました。公園によって、ランナーたちの雰囲気が違うんです。玄人はだしのフォームで鹿を横目に疾風のように去りゆくリッチモンド・パークの方々に、ゆったりとしたテンポで丁寧に走るホランド・パーク族。そして颯爽と走る子供に引きずられるように必死に走るお父さんたちがいたのは……ケンジントン・ガーデンズでした。次はどこでランナー見学をしようかな。(月)

眠

「575 Wandsworth Road」のガイド・ツアーに参加しました。このテラス・ハウス、もとはケニア出身のカダンビ・アサラチさんが住んでいた家。アサ ラチさんは財務省で働く傍ら、20年以上かけて装飾 を施し、ナショナル・トラストに寄贈するよう遺言を遺しました。今は事前予約によるツアーでのみ見学できます。アラベスク模様の木彫り細工で埋め尽くされた3フロア、最初はその細かい手仕事、独特の美意識に圧倒されるばかりでしたが、細部を見るとバ レリーナや天使が舞っていたり、象が悠々と歩いていたりと、ユーモアもたっぷり。ああ、もっと語りたいけど、字数が……。とにかく超オススメです!(眠)

黄

ドイツのデュッセルドルフで開催された日本デーに行ってきました。日本の伝統や文化を紹介するお祭り、と聞くと、海外で行われるほかの日本関連イベントと変わらない印象ですが、実際に行くとその規模に驚きます。欧州各国から集結したコスプレ好きを始め、日本食屋台に列をなす人々、夜には日本の花火――街全体が祭りの空気に包まれていました。ドイツニュースダイジェストのブースではドイツ語版ダイジェストを配布(私は何も手伝ってません……ごめんなさい!)。実はここで英国スタッフと落ち合うのを楽しみにしていたのですが……何が起こったのかはウェブのダイジェスト編集日記をどうぞ。(黄)

 

編集後記 16 May 2013 vol.1387

16 May 2013 vol.1387

籠

本誌ウェブ記事では何度か書いたネタなのですが、締め切り追いたての内線電話から逃れたいときにこっそりオフィスを抜け出して訪れるカフェがあります。コベント・ガーデン駅とトッテナム・コートロード駅とホルボーン駅を結ぶ三角形のへそみたいな地点に位置する「ポエトリー・カフェ」。詩に関する発刊物を手掛ける編集部が上階にオフィスを構えるこのカフェを訪れると、その隠れ家的な静けさと、「詩のカフェ」という店名が想起させるメルヘンチックな感情に浸り、現実逃避できるからです。弊社ウェブサイトの「レストラン検索」に詳細が載っているので現実逃避にご興味ある方はご覧ください。(籠)

月

まだまだ春だか冬だか分からない、微妙な天気の日が続いていますね。お気に入りのリージェンツ・パークの野外劇場が今週スタートしますが、一体何を着て観劇に臨めば良いのやら……。ロング・ダウンに巨大毛布持参くらいがピッタリな感じです。その一方で最近は、こんな気候などお構いなしに、夏のイベントが次々とその全貌を明らかにしています。今回特集で取り上げたBBCプロムスもその一つ。演目の詳細を眺めていると、何だか夏らしい清涼な気分を味わえるのが不思議です。こうなったらしばらくは片っ端から夏のイベントのチケットを予約して、爽やかな気分を妄想 & 疑似体験することにします。(月)

 

編集後記 2 May 2013 vol.1386

2 May 2013 vol.1386

籠

10年来の夢だったロンドン・マラソンに出場しました。両脇で見ず知らずの人々が大声援を送ってくれるコースの真ん中を走り抜けるという体験はまさに夢心地(完全にガス欠に陥った後半はむしろ悪夢でしたが)。自分がこのロンドンという外国の街で不特定多数の人々から歓声を受ける立場になったというのが今でも信じられなくて、レースから1週間が経過しても癒えない膝の痛みに顔をしかめながらも、あの日の光景を時折思い出してはほくそ笑んでいます。ロンドン・マラソンについては、英国ニュースダイジェストのウェブサイト上の「編集日記」にも書いたのでよろしければご覧ください。(籠)

月

籠さんがロンドン・マラソンを走るということで、同僚数人と観戦してきました。毎年、テレビや新聞で奇抜なコスプレ集団の姿を見てはいますが、きちんと観戦するのは初めて。籠さんとゲストのモー・ファラー選手を目撃すべく、皆で分散して目を光らせた甲斐あって、何万人もの中から2人の雄姿を目にすることができました。それにしても驚いたのが、コスプレ族の速さ。タイムを気にせず雰囲気を楽しむおちゃらけランナーと思いきや、一般ランナーとしては速い方だと思われる籠さんのはるか前を、着ぐるみゴリラや海賊たちが美しいフォームで軽やかに走り抜けるのです。シュールな光景でした。(月)

黄

先日、英国人の夫が日本への出張から帰ってきたとき、お土産が無くてとてもガッカリしました。英国ではお土産の習慣があまり無いことは知っていたのですが、無意識に期待していた私。「え、ホントに何もなし?」「酢昆布一つでいいのに……!」と、つい文句を言ってしまいました。自分でも意外なほどのガッカリ感。夫曰く、初めて行く場所ならば分かるけれど、住んでいた街のものを買って帰るという発想がなかったとのこと。日本人にとってのお土産の意義を説明してほしいと言われ、大苦戦。くれくれ言うと嫌らしいし、無いと何だか寂しいし、お土産って意外とあいまいな存在だな……と思いました。(黄)

潜

冷蔵庫が壊れました。急いで修理の手配をしたものの、修理の人が来るのは何と一週間後。幸いにも冷凍庫は機能しているので、保冷剤を冷蔵庫に移して庫内の温度を下げ、それらがぬるくなったころに再び冷凍し直して再度冷蔵庫に……という力技で、 何とか庫内を9度前後に保っています。ちなみに保存食として大量に作って冷凍しておいたミートソース、これを一袋冷蔵庫に移すと3度ほど全体の温度が下がることが判明。大活躍してくれていますが、そうやって解凍したミートソースをもう3日も食べ続けているので、さすがに飽きてきました。修理の人が来るまであと数日、この生活が続きます。(潜)

 

編集後記 18 Apr 2013 vol.1385

18 April 2013 vol.1385

籠

サッチャー元首相死去に関するニュースを目にする度に思い出すのが、イングランド北部でブラス・バンドを組む炭坑夫たちを主人公に据えた映画「Brassed Off(邦題: ブラス!)」です。不器用だけど人情味あふれる人々が、愛する者への思いやサッチャー政権下での炭鉱閉鎖決定に対するやり切れない気持ちを音楽に乗せて伝えようとする様子を描いたこの映画は、僕が英国を大好きになる一つのきっかけとなりました。愛とか痛みとか、本当に大切な何かを伝える声っていうのは、簡単に言葉にできずに、でも何とか伝えようとしている人が持っているんじゃなかろうか、なんてことをぼんやり考えています。(籠)

月

昨夏のパラリンピックで車いすバスケにはまった私。週末、FA杯準決勝観戦のためウェンブリー競技場に向かう人々を横目に、近くのスポーツ・センターで開催された車いすバスケの試合を観戦しました。国内試合だし、レベルもかなり落ちるんだろうな……と正直、少々不安を感じていましたが、体をあざだらけにして肉弾戦を繰り広げる選手たちのパワフルさは健在でした。まだ10代の少年から、パブでがぶがぶビールを飲んでいそうなゴツイ刺青おじさん(失礼)まで、様々な年代の選手たちがボールを追う姿を観れば、こちらのアドレナリンも大放出。サッカーもいいけど、車いすバスケも面白いですよ!(月)

嵐

お気に入りの町、英南西部グラストンベリー。また戻りたいな~と、ふと思い出すことがあります。中でも「チャリス・ウェル(The Chalice Well)」は、忙し過ぎる外界とのコンタクトが遮断され、平和で自由で、心地の良い場所に感じたのを覚えています。また、「ザ・ヒーリング・プール(The Healing Pool)」という足浴が体験できる小さなプールも、水は冷たいですがしばらく浸かっているだけで足裏から癒されているように感じ、とても気持ちが良いのでおススメです。英国のパワースポットめぐり、楽しいですよ!(嵐)
過去の特集より:英国スピリチュアル体験ガイド

澄

冬の間は完全に冬眠していた私も、この週末の天気の良さに誘われて、はりきって森林浴に出掛けてきました。ぽかぽかと心地良い気温と、木漏れ日に癒されながら浮かれ気分で歩いていると、思わぬ落とし穴が。前日の雨のせいで、途中からフットパスがところどころ沼地状態に……。ずぶずぶと靴が沈んでいくので、道の端を歩いてみれば、今度は道の両脇にある棘付きの草が服に刺さって動けない。何かを避けようとすればするほど状況は悪化する一方なので、潔く諦めて出口まで行くことに。あまりに泥だらけになった靴と服に苦笑いしつつも、久しぶりに太陽を満喫した一日になりました。(澄)

 
<< 最初 < 11 12 13 14 > 最後 >>

Ko Dental 日系に強い会計事務所 Blick Rothenberg 24時間365日、安心のサービス ロンドン医療センター 不動産を購入してみませんか LONDON-TOKYO

JRpass totton-tote-bag