Fri, 03 May 2024

マウントゴックスの経営破綻とビットコイン

Bitcoin will survive
ビットコインは生き残る

「ガーディアン」紙 2月25日

仮にマウントゴックスの経営破綻がビットコイン全体を取り返しのつかないほどの状態に追い込むことになったとしても、ビットコインはまた別の姿になって再び姿を現すだけだ。ビジネスにおける円滑な人間関係を結ぶのは苦手だが頭脳明晰な人々に対して瞬時に100万ドルを稼ぐ方法を与えるというだけでも、仮装通貨の存在意義は十分である。その技術と狡猾さを生かすことを可能とする、より有益な何かを見つける日がくるまで、彼らビットコイン関係者たちはこの仕組みを根気良く利用し続けるであろう。

It’s denial
問題は現状を否認する姿勢

「エコノミスト」誌 2月25日

マウントゴックスに関するトラブルは常に予期されていた。カルプレス氏に売却されてからは問題続きだったのだから。ただこれまでと同じく、ビットコイン業界は何事もなかったかのように振る舞っている。促進団体であるビットコイン・ファウンデーションのブログにおける本日のエントリー内容は、オランダのアムステルダムで開催される「ビットコイン 2014」なるイベントの紹介であった。ビットコインについての真の問題は、サービス妨害攻撃ではなく、このような現状を否認する姿勢にこそあると思わざるを得ない。

ほかにもこんな日本報道が…

豆腐料理の作り方が100種類

「デーリー・メール」紙 2月21日

100種類もの豆腐料理の作り方を記した「豆腐百珍」という江戸時代のレシピ本を紹介。

東京のミステリー

「デーリー・テレグラフ」紙 2月21日

東京都内の図書館で「アンネの日記」のページが破られる事件が相次いでいることを「ミステリー・イン・トーキョー」との見出しを掲げて報じる。

原発政策でUターン

「フィナンシャル・タイムズ」紙 2月25日

2月25日に公表されたエネルギー基本計画の原案において、原子力発電が「重要なベースロード電源」と位置付けられていると指摘し、原子力発電所の新規建設もあり得ると報道。菅元首相が2040年までに実現すると掲げた脱原発方針は、事実上、同方針の策定当初から機能する見通しが立っていなかったとも。

日本の右翼とは

「エコノミスト」誌 3月1日 

「日本の右翼」との見出しを掲げて、特攻隊を描いた映画「永遠の0」の大ヒット、知覧特攻遺書の世界記憶遺産登録を目指した動き、東京都知事選での田母神氏の躍進などの動きを報じる。

日本映画が西部劇に賛辞

「オブザーバー」紙 3月2日

李相日監督の新作映画「許されざる者」についての批評記事。西部劇はこれまで「7人の侍」を始めとする日本の巨匠作品のテーマを借用してきたが、同作では逆に日本映画が西部劇に賛辞を送っていると解説している。

 

東京都知事選に当選した舛添要一氏

Tokyo women call for 'sex strike'
東京の女性がセックス・ストライキ

「ガーディアン」紙 2月7日

ある女性抗議団体が、東京都知事選で舛添要一氏に投票した男性とは性交渉を持たないという「セックス・ストライキ」を呼び掛けた。テレビ番組を通じて人気を集めた舛添氏は、1989年に男性誌とのインタビューにおいて、女性は生理のときに正常ではなくなるため政治には向かないと発言したことがある。教育水準が高いにも関わらず、日本の女性の多くが出産後は退職し、また主婦になることを求める社会的圧力も強い。安倍内閣では女性閣僚がわずか2名に留まり、日本における企業の経営陣はほとんどが男性だ。

Not an election to be proud of
誇るべき選挙ではなかった

「エコノミスト」誌 2月9日

選挙期間中には社会保障制度や東京五輪開催を始めとする地域に根差した問題を積極的に取り上げていた舛添要一氏だが、世間では自身が女嫌いであるとの評判が立っている中で新しい都政を始めることになる。今回の選挙で落選した元航空幕僚長の田母神俊雄氏は安倍首相が靖国神社を月一回は参拝すべきであると主張し、また彼の支援者であるNHK経営委員の百田尚樹氏に至っては、南京大虐殺があったことを否定する発言をしていた。全体として見る限り、今回の都知事選は誇るべき選挙ではなかったのである。

ほかにもこんな日本報道が…

中頓別町が見習うべきもの

「ガーディアン」紙 2月6日

村上春樹氏の小説の中で、北海道の中頓別町ではタバコのポイ捨てが日常化していると受け取ることができる描写があったとして同町の議員が抗議した件を取り上げる。かつて英国人作家に酷評されたイングランド北東部の都市ハルが現在は文化事業に注力していることにも言及し、「中頓別町も見習うべきなのかもしれない」と提言。

日本の「寝起き逆バンジー」とは

「デーリー・メール」紙 2月7日

日本のお笑いタレントであるオードリー・春日へのドッキリ企画「寝起き逆バンジー」の様子を紹介。「日本のテレビは、予算をかけて精巧かつ恐ろしいいたずらを仕掛けることで知られている」とも。

羽生選手は「将来のスター」

BBC 2月14日

ソチ冬季五輪におけるフィギュア・スケートの男子フリーの実況で、金メダルを獲得した羽生結弦選手を「彼こそ将来の主要なスター」と評価。また高橋大輔選手の熱狂的なファンたちが投げる花束の多さについても触れ、「カリスマ性のあるスケーター」であったと現役引退を表明している同選手の長年にわたる活躍を称えた。

食べ物のファシズムは笑止千万

「エコノミスト」誌 2月15日

日本が日本食に対する奇妙なこだわりを持っていた過去を振り返り、そうした態度が近年では軟化しているとの現状を伝える。また農林水産省が日本食のまがいものを取り締まるために海外に「寿司ポリス」を派遣するという計画を立てていたなどの事例を挙げ、「食べ物のファシズムなど笑止千万」と述べる。

 
<< 最初 < 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 > 最後 >>

  • Facebook

24時間365日、安心のサービス ロンドン医療センター Sakura Dental Dr 伊藤クリニック, 020 7637 5560, 96 Harley Street 不動産を購入してみませんか LONDON-TOKYO

JRpass bloomsbury-solutions-square

英国ニュースダイジェストを応援する

定期購読 寄付
ロンドン・レストランガイド
ブログ