Fri, 03 May 2024

新型万能細胞STAP細胞の開発

Cheaper, faster and safer
より安く、速く、安全に

BBC Online News 1月29日

日本の科学者が、血液細胞を弱酸性液に浸すだけで幹細胞を即座に作ることができる方法を発表した。幹細胞に関しては目、心臓、脳などの治療で活用するための医療実験が既に実施されているが、今回の発表はこの技術をより安く、速く、そして安全なものとする可能性を秘めている。人間の身体は神経細胞、肝細胞、筋肉細胞など異なる役割を持つ細胞によってできている。幹細胞はこれらすべての細胞になることができるため、再生医療に取り組む医薬の分野における主要な研究テーマとなっている。

It may sound like magic
まるで魔法のようだ

「インディペンデント」紙 1月29日

英作家のアーサー・C・クラークは、かつて予測を科学的に説明するために、悪名高き「クラークの3法則」を提唱した。その3番目の法則が、「充分に発達した科学技術は魔法と見分けが付かない」というものである。弱酸性溶液に血液のサンプルを浸すだけで幹細胞を作りだすことに成功したという日本からのニュースの背後には、魔法のような要素が存在すると考えても許されるだろう。まるで魔法か何かのように聞こえるが、どうやら本当に起きたことのようだ。医療に活用される日が早く来ることを願う。

ほかにもこんな日本報道が…

「ぽっちゃり」に「デブ専」

BBC Online News 1月15日

女性の体型が小柄かつスリムであることで知られる日本という国で大柄の女性は どのような扱いを受けているかと問う動画を掲載。「ぽっちゃり」や「デブ専」という言葉も合わせて紹介した。

外国人よりもロボット

「フィナンシャル・タイムズ」紙 1月17日

日本の高齢化社会について。「日本人は今でもフィリピン人やインドネシア人ではなく、ロボットがいかに老人介護を行えるかについて語る」と述べている。

小野田寛郎氏が死去

「ガーディアン」紙 1月17日

終戦後約30年間もフィリピンのジャングルで任務を続けていた元陸軍少尉の小野田寛郎氏が死去したと報じる。

錦織圭選手を高評価

「サンデー・タイムズ」紙 1月19日

テニスの全豪オープンでの錦織圭選手について「ついに大躍進に向けての兆しを見せた」と評価。

稲嶺とゴリアテ

「エコノミスト」誌 1月20日

沖縄県の名護市長選において、米軍普天間飛行場の移設に反対を示す現職の稲嶺進氏が再選を果たしたニュースに、旧約聖書に登場する羊飼いの少年ダビデと巨人兵士のゴリアテの戦いを想起させる「稲嶺とゴリアテ」との見出しを掲げる。

 

安倍首相による靖国神社参拝

There is a reluctance on both side
両国とも理解しようとしていない

「ガーディアン」紙 1月2日

歴史を鑑みれば、安倍首相による靖国神社の参拝に中国が怒りの声を上げることには一定の正当性がある。だが、この問題は中国の執拗さをも露わにしている。中国は挑発されたと言うが、日中両国が所有をめぐり紛争を起こしている尖閣諸島の周辺に自国が軍備を集中させていることについては言及しない。「東アジアとその領海を誰が支配すべきか」という絶対主義的な考え方を捨て去らなければ問題解決などできないということを、両国ともに、そしてとりわけ中国側が理解しようとしていないのだ。

A peaceful shrine complex looks likely to stir up trouble
平穏な神社が混乱を起こしそう

「エコノミスト」誌 2013年12月27日

安倍首相による靖国参拝は日本の右翼主義者たちに大きな喜びを与えた一方で、同じぐらい大きな怒りを中国と韓国に覚えさせることになった。近隣諸国は、靖国神社を日本におけるかつての軍国主義の象徴と見なしている。日本国内でも靖国神社に対して嫌悪を示す者たちは存在する。だが、そのほかの何万人にも及ぶ日本人は、戦犯者を称えるというつもりはなく、戦死を遂げた愛する者たちのためにただ祈っているのだ。木々に囲まれた平穏な神社が、アジア地域における混乱をまたしても引き起こしそうだ。

ほかにもこんな日本報道が…

報道されないミス日本への圧力

「インディペンデント」紙 2013年12月27日

2012年のミス・インターナショナルでグランプリとなった吉松育美さんが、ある日本のタレント事務所からの圧力を受けるなどの被害を訴えるも、同事務所との関係悪化を恐れる日本のテレビ局がその実態を報じていないと報道。

ホームレスが除染作業に従事

「インディペンデント」紙 12月31日

福島第1原子力発電所での除染作業においては、ホームレスの人々が最低賃金で働かされていると報じる。

水痘ワクチンの開発者が死去

「タイムズ」紙 1月1日

水痘ワクチンの開発に成功し、2013年12月16日に死去した高橋理明大阪大名誉教授の追悼記事。

地球上で最も偉大なレース

「ガーディアン」紙 1月8日

箱根駅伝を「巨大ビジネス」「地球上で最も偉大なレースかもしれない」と論じる。2013年に、今回の箱根駅伝の上位選手たちと同様のタイムで走ることができた英国人はロンドン五輪金メダリストのモハメド・ファラー選手のみであるとも。

子供番組で罵り言葉

「デーリー・メール」紙 1月10日

振付師である南流石が、英語の罵り言葉が書かれた衣装を着用して子供番組に出演していた様子を写真付きで紹介。

 
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