春うらら。ピクニックや散歩に繰り出したい気分がふつふつと湧いてくる、心地の良い季節の到来だ。昨夏スタートした自転車レンタル・スキームが定着しつつあるロンドンでも、暖かな陽気に誘われ、通勤・通学に自転車を利用する市民がますます増えてきている。そこで今回は、自転車で立ち寄るのに最適な、人気のカフェを大特集。ワークショップ(作業場)も併設された本格派から、週末にふらりと気軽に訪れたいものまで、サイクリング途中の息抜きにもってこいのカフェを厳選した。春の風を頬に受けて、週末の自転車ロンドン・クルーズに出掛けよう。
Look Mum No Hands!
イベント盛りだくさん!活気あふれるおしゃれカフェ

Muesli with Yoghurt and Fruit £3.80 Café Latte £2.50
「ママ見て、手離しだよ!」遊び心たっぷりの店名そのままに、自転車ライフを心から楽しむ人々のための場所がこちら。一面ガラス張りになった日当たりの良い店内には、クラシカルな自転車のフレームや車輪が飾られ、愛好家たちの心を躍らせる。自転車好きのためのイベントが盛りだくさんなのも、このカフェの特徴。レースのスクリーン観戦はもちろんのこと、自転車が登場する映画の上映会、関連本の発表会など、通えば仲間が増えること間違いなし。店内のワークショップは、たいていの場合その日のうちに(ときにはコーヒーを飲んでいる間に)修理を済ませてくれる。夜は8時まで営業しているので、朝修理に出して、仕事終わりにピック・アップできるという便利さも、忙しいオフィス・ワーカーにはうれしいサービスだ。オリジナルTシャツやキャップなどのおしゃれ自転車アイテムも、ぜひオンライン・ショップでチェックしてみて。
| 住所 | 49 Old Street EC1V 9HX |
|---|---|
| TEL | 020 7253 1025(カフェ) 020 7490 3928(ワークショップ) |
| オープン | 月〜金 7:30-22:00 土 9:00-22:00 日 10:00-22:00 |
| 最寄駅 | Old Street駅より徒歩7分 |
| ウェブ | www.lookmumnohands.com |
取材:Sayaka Hirakawa
Lock 7
ロンドン最大のサイクリング地区、ハックニーの重鎮

Muesli, Fruit, Yoghurt and Honey £3.40
3年前に誕生した、ロンドンの自転車カフェ業界の先駆け。3本のサイクル・レーンやロンドン・フィールド、そしてリージェンツ運河といった自転車道からのアクセスが良く、週末は賑やかなブロードウェイ・マーケットからやってくる客も多い。一枚のガラスで仕切られたワークショップでは、修理はもちろん、メンテナンスを施した中古自転車の販売も行っている。「スペースが限られているので、質が良く、デザインの楽しいアイテムをそろえている」との言葉に見渡せば、おしゃれなベル社製ヘルメットや、カラー展開が豊富なノグ社のライトなど、こだわりのグッズが見つかる。通勤途中のサイクリストにお勧めのメニューは、新鮮なフルーツをふんだんに使ったシリアルの一種ミューズリー。りんご、バナナ、パイナップルやキウイなど、季節のフルーツがたっぷり。エネルギーとビタミンを手早くチャージして、また風を切って走り出そう。
*このお店は2015年にBroadway Market Mewsへ移転し、現在はフード及びドリンクは販売していません。詳細はウェブサイトをご参照ください。
| 住所 | 129 Pritchards Road E2 9AP |
|---|---|
| TEL | 020 7739 3042 |
| オープン | 月・火 休 水〜土 8:00-18:00 日 10:00-18:00 |
| 最寄駅 | Cambridge Heath駅より徒歩7分 |
| ウェブ | www.lock-7.com |
取材:Sayaka Hirakawa
Micycle
会話がはずむ、街の自転車屋さん

Cappuccino £2
サイクル・レーンの多いイズリントン地区で、バイク・コミュニティーの中心的存在を目指しているというお店。「コナ」「ビアンキ」「ダホン」など人気のロードバイクや折りたたみ自転車、周辺アクセサリーを扱うほか、パンク修理など簡単なリペアを学ぶコースや、初心者のための自転車交通ルールのクラスを開講している。人気なのは、無料のメンバー・シップに加入すれば誰でもワークショップや洗車場を自由に使えるというサービス。自分で修理さえできれば、ショップのスペースと工具を利用して心ゆくまでメンテナンスに励めるので、ご近所のサイクリストとの交流がてら、愛車の手入れに訪れる人が多いのだとか。ショップ自慢の自転車マーク入りコーヒーを片手に、気軽な会話を楽しめるのもこの店ならではだ。メニューは現在ドリンクのみとなっているが、今後はホームメイド・クロワッサンなど、ペストリーも充実していく予定。
| 住所 | 47 Barnsbury Street N1 1TP |
|---|---|
| TEL | 020 7684 0671 |
| オープン | 月休 火〜土10:00-17:00 日 12:00-17:00 |
| 最寄駅 | Highbury & Islington駅より徒歩10分 |
| ウェブ | www.micycle.org.uk |
取材:Sayaka Hirakawa
Cyclelab & Juice Bar
自転車屋 × フレッシュ・ジュース

Mix Berry Shake £3
自転車屋兼ジュース・バーという斬新なコンセプトのこちら。オーナーのクリスさんは、ヨーロッパ選手権で活躍した元プロBMXレーサーだ。そんな彼がチョイスした商品は、自転車好きをうならせる逸品ぞろい。ヘルメットなどのアイテムも、デザイン、機能性ともにつぼを押さえている。ジュース・バーでは、季節の野菜や果物でフレッシュ・ジュースを作ってくれるのはもちろん、アイスクリーム、ミルク、蜂蜜などを加えてオリジナル・ミルク・シェイクにだってしてくれる。合成甘味料を使わずに作られるジュースは、シンプルながら素材の良さが光る優しい味わい。自分好みの組み合わせを探すのも楽しそうだ。平日は午前7時半からオープンしているとあって、通勤用自転車が急に故障した人が駆け込んできたり、常連客が、シリアル、豆乳、ドライ・フルーツが入ったブレックファスト・シェイクを飲みに立ち寄ったりと、朝から大盛況だ。
| 住所 | 16b-18a Pitfield St, London, N1 6EY |
|---|---|
| TEL | 020 3222 0016 |
| オープン | 月〜金 7:30-18:00(木-20:30) 土 10:00-16:00 日 休 |
| 最寄駅 | Old Street駅より徒歩5分 |
| ウェブ | www.cyclelab.co.uk |
取材:Yoshihiro Kogure
The Container Cafe at The View Tube
目の前に広がるオリンピック・パークに胸弾む

Bacon Baguette with Counter Relish Add on Avocado £4 Flat White £2
オリンピック・パークの建設が着々と進む東ロンドンの、ハックニー・ウィックからベクトンまでを結ぶ遊歩道「グリーン・ウェイ」。サイクリストにも人気のこの歩道を行けば、鮮やかなグリーンの建物が目に飛び込んでくる。それが、多目的複合施設「ザ・ビュー・チューブ」だ。併設の「ザ・コンテナ・カフェ」は、廃材となったコンテナを利用して造られており、こだわりのニュージーランド豆を使ったコーヒーやサンドイッチ、日替わりのスープなど、手軽でおいしいフードをオリンピック・スタジアムを眺めながら楽しめる絶好の場所となっている。施設では自転車レンタルのサービスも実施しており、自分に合った自転車はもちろん、ヘルメット、反射板付きジャケットなどが借りられる。ガイド付きツアーに申し込めば、地域の現在と未来の展望についての理解を深めたり、安全なルートや抜け道を教わったりと、実りの多い一日が過ごせそうだ。
| 住所 | The Greenway, Marshgate Lane E15 2PJ |
|---|---|
| TEL | 07530 274160 |
| オープン | 月〜金 9:00-17:00 土・日 10:00-18:00 |
| 最寄駅 | Pudding Mill Lane駅より徒歩3分 |
| ウェブ | www.theviewtube.co.uk |
取材:Sayaka Hirakawa
Café St. Germain
通好み!レーシング・チームの休憩所

Cappuccino £1.75 Café Latte £1.95
国立競技場で有名なクリスタル・パレス公園の向かい、都心部を見渡せる高台に位置するフレンチ・カフェ。周辺丘陵地帯はロンドンのサイクリング・アクティビティーの中心地として長年親しまれており、週末には「ダリッジ・パラゴン」を始めとするアマチュア・レーシング・チームが、このカフェを拠点に練習を行っている。自転車は店の前に立て掛けて、テラスでコーヒーを飲むのが通なのだとか。コーヒー・メニューの一番人気を争うのは、カフェ・ラテとカプチーノ。カップ・ケーキと一緒に食べれば疲れも吹き飛ぶ満足感だ。それでもお腹が空いているならオムレツをお試しあれ。家ではなかなか真似できないフワッとした食感と、卵ととろけて絡み合うチーズが絶妙。カフェをじっくり楽しみたいのなら、サイクリストで混み合う週末を外すのもいい。平日限定のランチ・ディールは、コーヒーにピザ・サンドが付いて3.95ポンドとお値打ちだ。
| 住所 | 16-17 Crystal Palace Parade SE19 1UD |
|---|---|
| TEL | 020 8670 3670 |
| オープン | 月〜日 7:30-16:00 土・日 7:30-17:00 |
| 最寄駅 | Crystal Palace駅より徒歩15分 |
| ウェブ | www.cafestgermain.com |
取材:Yoshihiro Kogure
Coffee @ Bermondsey Street
自転車ごと入れるスタイリッシュ・カフェ

Banana Frappe £2.90 Best of British Sandwich Toasted with Chips£3.95
カフェやレストランが並ぶ瀟洒な通りを走っていると、ふとお店に立ち寄ってみたくなる人は多いはず。しかし、自転車から目を離すのはちょっと心配という人にはこちらのカフェがお勧めだ。店外に駐輪スペースがあるだけでなく、店内への持ち込みもOKなので、愛車の心配抜きで心置きなくくつろぐことができる。お店自慢のパニーニ風サンドイッチやサラダ、バリスタの淹れるラテはぜひともじっくり味わいたい。テイク・アウェイしやすい蓋付きカップでサイクリストに人気のバナナ・フラッペは、これから暖かくなるにつれて注文が急増するのだとか。確かに、甘さ控えめでさわやかな味は、一汗かいた後のクール・ダウンには持ってこいだろう。ラップトップを持ち込めばWi-Fiネットワークも無料で使えるので、休憩がてらルートの確認などもでき、中継基地としての活躍も見込める。空気入れも常備するなど、痒いところに手の届く配慮がありがたい。
| 住所 | 163-167 Bermondsey Street SE1 3UW |
|---|---|
| TEL | 020 7423 1525 |
| オープン | 月〜日 7:00-20:00 |
| 最寄駅 | London Bridge駅より徒歩15分 |
取材:Yoshihiro Kogure
Fullcity Cycle
メッセンジャー御用達のコーヒー・スポット

Espresso £1.50
自転車の修理と中古自転車の販売を主な業務としている「フルシティー」だが、業務用のエスプレッソ・マシーンを完備しており、上質なコーヒーを格安で提供していることでも有名。オーナーが淹れるエスプレッソは、深い苦味の中にもどこか優しさが感じられるとは常連客の言。多くのメッセンジャーが、コーヒーと仲間、ときにはメンテナンスを求めて集まる中継基地となっているので、コーヒー片手に立ち話に花を咲かせる彼らに、お勧めのサイクリング・コースを聞いてみるのもいいだろう。一般のサイクリストたちと長距離ライドに出掛ける週末交流会も行っており、土曜または日曜の午前10時に店舗前に集合するそうだ(詳細は、交流サイト、フェイスブックのファン・ページ「ride for your life!!!!」を参照)。長距離に適したロードバイクも扱っている。多少の傷さえ気にしなければ、新品の半額以下で買えてしまうので、まず試乗してみては。
| 住所 | 72 Leather Lane EC1N 7TR |
|---|---|
| TEL | 020 7831 7081 |
| オープン | 月〜金 9:00-19:00 土・日 休 |
| 最寄駅 | Chancery Lane駅より徒歩10分 |
取材:Yoshihiro Kogure
Towpath
運河沿いのアウトドア・テラスと言えば

Grilled Cheese Sandwich £6
リージェンツ運河を散歩すれば、つい足を止めたくなるカフェ「トウパス」。 近くに住むフード・ライターのロリ・デュ・モリさんが、運河を愛する人たちが気軽に立ち寄れる場所を、と始めた。運河沿いに立つ倉庫を改装した半アウトドアのスペースに、キッチュなガーデン・チェアが並ぶ小さなかわいらしい空間。営業時間は天候に大きく左右されるが、これからの季節なら、暖かい日差しの中、のんびりと泳ぐ鴨を眺めながら気持ちの良い時間が過ごせるだろう。ランチの定番はグリルド・チーズ・サンドイッチ。素材を生かした英国料理と自家製パンに定評のある、「セント・ジョンズ」から仕入れたパンに、たっぷりのモンゴメリー・チーズ、そしてスプリング・オニオンのアクセントが、シンプルながら贅沢な味わいだ。カフェの右隣は自転車のメンテナンス・ショップになっており、運河を走るサイクリストの御用達として親しまれている。
| 住所 | Regent's Canal Towpath, 42 De Beauvoir Crescent N1 5SB |
|---|---|
| オープン | 月 休 火〜金8:00-日暮れまで 土・日 9:00-日暮れまで |
| 最寄駅 | Hoxton駅より徒歩15分 |
取材:Sayaka Hirakawa



パン柄トートバック販売中





ツボを押さえた英国ブランドPR大使
勝負服は Issa London
シースルー・ドレスがすべての始まり
教育ママの下で青春を謳歌
ミドルトン家は女性強し!?

徐々に自己申告の形でその全貌が見えてきた出席者の面々。呼ばれたラッキーな人々は、故ダイアナ元妃と親しかったエルトン・ジョン(写真)やベッカム夫妻など、納得の有名どころ。そのほか、ケイトさんの地元のパブ・オーナーや肉屋などアットホームな面子に加え、ウィリアム、ケイト両人の元カレ、元カノという驚きのセレクトも。また、麻薬取引現場をメディアに暴露されたケイトさんの叔父は、見事招待の栄誉を賜った。

公式かどうかなんて関係ない──商魂たくましい人々は、アイデア勝負のユニーク商品に、不況脱出の勝負をかけている。そんな中でも一番の注目商品はと言えば、「Crown Jewels: Condoms of Distinction」。見つめあうケイトさんとウィリアム王子の写真が印象的なケースに収められているのは、何とコンドーム(写真)。これ、王室に訴えられないのだろうか……。

















その経緯を聞いた運転手さんが5ポンド、「これを寄付して」と手渡してくれました。それも2日連続で!個人レベルでは小さなことでも、集めていくと大きな力になるはず。自分にできることを一人一人がすることで、日本への思いを届けられれば良いと思いますし、主人の音楽がその架け橋になれればうれしいです。

心身ともに健康に、美しくありたい。そう考えて、食べるものに気を使う女性は多い。大地の恵みをいっぱいに受けて育った果物や野菜。私たちの心や体を健やかにしてくれるこうした食物は、きっと肌にも元気を与えてくれるはず。そう確信するRMKは、食べ物の力を自らの力へと変える「デリシャス・スキンケア」を提唱、ナチュラルな素材とテクノロジーを融合させ、優しく肌に浸透し、パワフルに甦らせてくれる商品の開発に成功した。










RMK専属メイクアップ・アーティスト











1965年生まれ。東京都出身。83年、ローザンヌ国際バレエ・コンクールでスカラシップ賞受賞後、ロイヤル・バレエ・スクールに留学。84年にサドラーズ・ウェルズ・ロイヤル・バレエ団 (現バーミンガム・ロイヤル・バレエ団)に入団、4年後には最高位のプリンシパルに。95年にロイヤル・バレエ団移籍後は英国でも有数の実力派として人気を集めたが、2010年、惜しまれつつ同団を退団した。
公演当日。ロビーでは子供たちが募金してくれた観客に折り鶴を渡し、オペラ・ハウスの職員たちが笑顔で手際良く、チケットをさばいていた。突然の大舞台に緊張しつつも、一人ひとり立派に演奏し、観客からの温かい拍手を受けた子供たち、そして本番では舞台裏の混乱を全く感じさせることなく煌びやかな世界をみせるダンサーたち。プロフェッショナルの凄みと人々の素朴な温かみが交錯する1日となった。翌日、吉田さんはロイヤル・オペラ・ハウスのオフィスで、昨日協力してくれた各方面への礼状をしたためていた。長時間にわたったというその作業こそが、いかに多くの人々がその1日を支えていたかを物語っているのかもしれない。















亡くなられた方々に謹んでお悔やみ申し上げます。地震被災者の方々に、海外から何らかの形で少しでも、お役に立てることができるとうれしいです。17日にバイオリニストの葉加瀬太郎さんがフォートナム・アンド・メイソンで行った緊急チャリティー・ライブ(第2弾)を途中から聴くことができました。(場所の提供その他の手配にも、様々な良い協力がありました)。店内の壁には日本国旗も吊るされ、日本語や英語のほか、スペイン語やタイ語、ハングルなど様々な言語で激励が寄せられていたのが印象的でした。




サントゥーアン(別名クリニャンクールのみの市)には美術骨董品からガラクタまで様々な物が並ぶ。どんな代物と出会えるか。物と同時に出会うのは、骨董品の陰からぬっと現れる店主。楽しみは尽きない。







美しい物や人、奇妙な物や人を見た後には、うまいものが食べた くなる。カフェやレストランが多いサントゥーアンで、質、量と価 格のバランスがいいのがレバノン料理屋Elissar。Formule Elissar 

サントゥーアンには音楽の伝統が生きている。ジャズ・マヌーシュ とガンゲット(キャバレー音楽)だ。 創業50年以上のカフェ・レ ストランLa Chope des Puces(ロジエ通り122番地)はジャズ・ マヌーシュの殿堂。ジャズにロマ音楽を取り入れたマヌーシュ・ス ウィングの生みの親ジャンゴ・ラインハルトゆかりの場所でもある。親子3代、こ の店でジャズ・マヌーシュを演奏するガルシアさん


かなり上級者の歩き方を挙げよう。まず、週末の早起きは必須。 3時、4時に活動を開始する。 サントゥーアンならばジャン=アンリ・ ファーブル通りからスタート。数件あるDebarras(納戸一掃の店) には相続の品や引っ越し、物置一掃などで回収された中古の品が無 造作に置かれてあり、とんでもない宝が出ることもあるという。ファーブル通りで 28年間スタンドを開くババさん



「腐った小道」と訳すことのできる「Rotten Row」は、ロンドン中心部にある巨大な王立公園ハイド・パークの中にある。Hyde Park Corner駅を出てすぐに見える、公園内の各所に敷かれた乗馬用の土道の一つがそれ。

直訳すると「心臓が血を流している庭」になる、何とも恐ろしい通りが、「Bleeding Heart Yard」。ホラー映画もびっくりのこのおぞましい名前が付けられた経緯については諸説ある。一つは、17世紀前半にこの地区で起こったある貴族女性の殺人事件が関連しているというもの。
英国王室メンバーの結婚式や葬儀の式場になることの多いセント・ポール大聖堂の近くにあるのが「Amen Court」。中世においては、祭礼などの際に教会へと向かう行列が、「アーメン」と言って祈りを捧げた場所だという。
テムズ河の南岸でシェイクスピア劇を演じるグローブ座近くにあるのが「Bear Gardens」。夏になると屋外でビールを提供する「ビア・ガーデン」と、ちょっと響きが似ている。
毎週金曜日に魚市場が開かれていたからという理由で、「Friday Street」と名付けられたというこの通り。カトリック教会においては、イエス・キリストが受難を受けたという聖金曜日に鳥獣の肉を食べてはいけないという戒律がある。そこで英国のカトリック信者たちは、聖金曜日を迎えると、代わって魚を買いにこぞって出掛けたものだった。この習慣を反映してか、英国内には金曜日に魚市場が開かれる場所が数多いという。「Friday Street」と名付けられた通りは、ロンドン郊外サリー州、イングランド東部サフォーク州、同南部のサセックス州にもある。
速足で歩かなければいけない通りなのかな、と思わせる通り名。実は、ジョン・クイック(John Quick)という名の喜劇役者の名前から取られている。産業革命の真っ只中にあった英国を統治し、アメリカ独立戦争に敗れた英国王として知られるジョージ3世の大のお気に入りだったというクイック氏は、18~19世紀にかけて主にロンドンのコベント・ガーデンの劇場に登場する舞台俳優として人気を博した。引退後は、イズリントン地区に構えた家で老後を静かに過ごしたという。近所のパブにもよく顔を出したという彼は、同地区の名士として地元民に記憶されている。


ロンドン南部ワンズワース地区のトゥーティングにある通り。同地区のカウンシルの広報課にその名前の由来を問い合わせても、「さっぱり分からない」との答えが返ってくるのみ。誰がいつどんな理由で付けたのか分からない、そんな地名もある。






