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シュテフィ・ジョーンズ

シュテフィ・ジョーンズ Stephanie Ann “Steffi” Jones
1972年12月22日フランクフルト生まれ。独米二重国籍。元サッカー選手。FIFA女子W杯ドイツ大会の組織委員長を務めた。
© OK 2011Fotoagentur Kunz

なでしこの優勝で幕を閉じたFIFA女子ワールドカップ(W杯)2011年ドイツ大会。大会組織委員長の大役を果たし、世界に女子サッカーの魅力をアピールした。

07年に現役を退くまでの14年間、ドイツ代表の選手だった。W杯で1度、ヨーロッパカップで3度優勝。シドニーとアテネのオリンピックでは銅メダルに輝いている。しかし、恵まれた環境でスポーツを楽しんできたわけではない。

父は在留米兵、母はドイツ人。フランクフルトの貧困地区で育った。父親の記憶はない。肌の色と縮れた髪のために、学校でからかわれ続けた。異父兄は軽犯罪に手を染め、一時期はドラッグ中毒になる。

「サッカーがなかったら、私も人生を踏み外していました」と言う。そして「サッカーを通して尊敬と責任の意味を学んだのです。チームが私の家族です」とも。

しかし、サッカーだけでは暮らしていけない。20歳のときにスーパーLidl に就職し、地区長の信頼を得て店長になる。「目的のためにいつも人より努力したし、お金がないときは清掃の仕事も取りました。笑顔の裏には隠れた話がたくさんあるのです」。

ドイツサッカー連盟からW杯組織委員長へと抜てきされたのは、この生き方と人格が評価されてこそ。危うい家族を支える温かさと力もある。異父兄は現在更正して家庭を築き、米兵としてイラクに出兵した10歳年下の異父弟は両足を失ったが生きている。家族を支える責任者なのだ

最終更新 Mittwoch, 16 November 2011 18:04  
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