夏は、英国に暮らす人間にとって、とても貴重な季節だ。冬の間は垂れ込める灰色の雲や暗い街路にうんざりしてしまうロンドンでも、夏が来れば街中のあちこちに緑が萌え、眩しい陽射しと爽やかな風が交錯する。今回は、そんな貴重なロンドンの夏を心ゆくまで楽しむのに最適な、アルフレスコ(屋外)ダイニングをご紹介。家族や友人らと賑やかに、あるいは一人でゆったりと、夏のひとときを過ごしてみてはいかがだろうか。 取材・写真:Takazumi Uemura
The Brew House
緑に囲まれて、旬の食べ物を味わう
緑豊かなハムステッド・ヒースに佇む、厳粛で奥ゆかしいケンウッド・ハウス。18世紀に建てられたこの屋敷には、レンブラントやターナーなどの絵画も展示されている。レストランのキッチンはというと、そのすぐお隣、昔は召使い用の棟として使われていた建物にある。当時の酒造室なども残り、昔の面影を彷彿させる。
夏メニューは、ズッキーニやトマトなどの夏野菜が中心。素材にこだわり、各農家と綿密な連絡を取りながらメニューを決めるという。もちろん、デザートも季節とともに変わり、今ならストロベリーやグースベリーを使ったものが頂ける。
広々とした屋外のダイニング・エリアには、様々な大きさのテーブルがあるので、少人数から10人以上のグループまでお任せ。バラやクレマチスなどの花々に囲まれて、心安らぎそうだ。ミツバチが飛ぶのを眺めながら、ゆったりと自分の世界に浸ってみては? 8月下旬までは毎週土曜日にコンサートも行われている。
グースベリーとエルダー・フラワーの
チーズケーキ(£2.95)は今が旬
| 住所 | Kenwood, Hampstead Lane NW3 7JR |
|---|---|
| TEL | 020 8348 4073 |
| 営業時間 | 月〜日9:00-18:00 |
| アクセス | Highgate駅から徒歩20分 |
| ウェブサイト | searcyskenwoodhouse.co.uk/cafes |
The Belvedere Restaurant
中世の館で過ごす贅沢な時間
豪奢な構えは、その昔、貴族たちの舞踏会場として使われていた故だ。ケンジントン・パレスの西、瀟洒で閑静な地域にあるホランド・パークの中に、このレストランはある。バーが併設されたメイン・ダイニング・エリアは、天井が高く広々としており、中2階のメゾニン・フロアも、大きな窓から惜しみなく注ぐ太陽の光が清々しい。
屋外ダイニング・スペースはバルコニーになっており、あまり広くはないものの、見晴らす中庭の景色が見事。右手にはアーチを施した回廊が走り、中央では噴水が優雅に水しぶきを上げている。時にはクジャクが姿を見せることも。支配人のお勧めは、前菜にはガスパッチョ(£6.95)、メインは表面をあぶったツナにオリーブ、インゲンマメなどを添えたツナ・ニソワ(£19.50)、そしてデザートは今が旬のストロベリー・ショートケーキ(£7.50)だそう。
お腹がいっぱいになった後は、ゆっくり公園を散歩するのも良いかもしれない。目も舌も満喫させてくれるレストランだ。
バルコニー席からは、中世の栄華を彷彿させる
見事な中庭が見渡せる
| 住所 | Off Abbotsbury Road, Holland Park W8 6LU | |
|---|---|---|
| TEL | 020 7602 1238 | |
| 営業時間 | 月〜土 | ランチ12:00-14:30 / ディナー17:00-22:30 |
| 日 ランチ | 1部 12:00-14:00 / 2部 14:30-17:00 | |
| アクセス | Holland Park駅から徒歩8分 | |
| ウェブサイト | www.belvedererestaurant.co.uk | |
The Boundary
ロンドンを一望しながらクールにくつろぐ
周辺には、デザイナーのオフィスやアーティストのアトリエも多いショーディッチ地区。そんな小洒落たエリアにそびえるデザイン・ホテルの屋上にあるのがこのレストランだ。ホテルのエントランスから、直通のエレベーターで屋上へ。すると、ロンドンの景色が360度、眼下に広がる。
地中海料理を出すダイニング・エリアと、ゆったりしたソファーやデッキチェアーが並ぶラウンジに別れており、食事、または仕事帰りにカクテルを一杯、と様々な用途に使えそうだ。夏には強い陽射しを考慮した麦わら帽や日焼け止めクリーム、冬にはブランケットや薪をくべる本格的な暖炉など、ルーフトップ・ レストランならではの備品や設備も用意してあるというから素晴らしい。ただし、雨天の場合は残念ながら閉まってしまうこともあるそうなので、天気の優れない日は事前にチェックしておきたい。
気の利いたサービスに、旬の食材を使ったおいしい料理、そしてロンドンの眺め。満足度は120%だ。
アーティチョーク(£6.50)など、
素材のクオリティーが高いからこそのメニューが並ぶ
| 住所 | 2-4 Boundary Street E2 7DD |
|---|---|
| TEL | 020 7729 1051 |
| 営業時間 | 月〜日12:00-21:00 |
| アクセス | Old Street駅から徒歩10分 |
| ウェブサイト | www.theboundary.co.uk |
Aurora
都会のオアシスで一息
ピカデリー・サーカスから歩いて5分程の、ロンドン中心部にあるレストラン。印象的な赤い壁には、様々な額縁にジャンルを超えたアート作品が飾られている。ワインの瓶に、無造作に立てられたキャンドルから溶けて流れた蝋さえも、どこか芸術的だ。
そんな店内の奥、黒を基調としたプライベート・ルームを抜けた先に、豊かな蔦が塀一面を覆う、こぢんまりとした居心地のいいパティオが広がる。メニューは月毎に変わるので、毎回違ったものを楽しめそうだ。今の季節は、イカのソテーをコリアンダー、チリとライムでマリネした前菜が、風味爽やかでお勧め。サイズも2種類(£6.75、£10.95)あるので、一人でも、友人とでも楽しめる。トフィーやブラウニーなどのデザートも手作りで、シェフの食へのこだわりが伝わる。
都会のコンクリート・ジャングルに疲れたら、ここで一息つくのはいかがだろう? ただし、パティオは人気が高いので、事前に予約しておいた方が良さそうだ。
アーティスティックな
プライベート・ルーム
| 住所 | 49 Lexington Street W1F 9AP | |
|---|---|---|
| TEL | 020 7494 0514 | |
| 営業時間 | 月・火 | ランチ 12:30-15:00 / ディナー 18:30-22:00 |
| 水〜土 | ランチ 12:30-15:00 / ディナー 18:30-22:30 | |
| 日 | 12:30-20:30 | |
| アクセス | Piccadilly Circus駅から徒歩5分 | |
| ウェブサイト | www.aurorasoho.co.uk | |
The Albion
素材の旨味を楽しめるガストロ・パブ
イズリントンのハイストリートから少し入り込んだ路地にある、洒落たガストロ・パブがこちら。数々の賞を総なめにしてきた料理がここの一番の自慢だ。素材の風味を十分に生かすためシンプルに調理されているのだが、口の中では様々な食材が素敵なハーモニーを奏でる。飾り付けには食用パンジーの花びらを散らすなど、見た目も美しい。
夏のお勧めはやはりバーベキュー。屋外にある建物で炭火焼バーベキューが饗されるのだ。バーガーやラム肉などの肉系はもちろん、魚やロブスターといった魚介類もある。ちなみに、店内のキッチンにも炭火焼用の設備があるので、雨の日でも大丈夫。豚を丸ごと焼くこともあるというからワイルドだ(ただし、こちらは72時間前に予約を)。
外のスペースも150人を収容できる広さで、藤棚から差し込む光を浴びるも良し、太陽が燦々と降り注ぐオープン・スペースで食事を楽しむも良し。清々しい陽気に気を良くして、ついつい食べ過ぎそうな予感だ。
デザートも見逃せない。
ビッグ・サイズのバニラ・ブリュレは濃厚な味
| 住所 | 10 Thornhill Road N1 1HW | |
|---|---|---|
| TEL | 020 7607 7450 | |
| 営業時間 | 月〜金 | 11:00-23:00 |
| 土 | 10:00-23:00 | |
| 日 | 10:00-22:30 | |
| アクセス | Angel駅から徒歩12分 | |
| ウェブサイト | www.the-albion.co.uk | |
Bleeding Heart Restaurants
歴史の舞台で小粋にフレンチを
宝石店が多いことで有名なハットン・ガーデン地区内の、ブリーディング・ハート・ヤードという意味深な名を持つ場所に、このビストロは位置する。この名、17世紀に大法官も務めた政治家、クリストファー・ハットンの美しい義理の娘が、自ら開いた大舞踏会の翌朝、ここで胸を切り裂かれて死んでいるのを発見された、という穏やかではない話に由来する。けれどそれも今は昔。現在は通りの騒音を遮断した、憩いの場となっている。
フレンチ・ビストロであるこちらでは、週替りのセット・メニューがお勧めだ。スープ、前菜、メインにデザートと、お腹いっぱいになること間違いなし。また、オーナーが所有するワイナリーで製造されたワインがグラスで頂けるのもこの店の特徴で、気軽に様々なワインが楽しめる。フランス料理に欠かせないチーズももちろん扱っており、そこここに飾られた19世紀フランスのポスターを眺めながら、存分にフレンチを満喫できそうだ。
スタッフはとてもフレンドリー。
大きなタルトは一切れ£5.50
| 住所 | Bleeding Heart Yard, London EC1N 8SJ | |
|---|---|---|
| TEL | 020 7242 8238 | |
| 営業時間 | 月〜土 ランチ | 11:00-23:00 |
| 月〜土 ディナー | 10:00-23:00 | |
| アクセス | Farringdon駅から徒歩3分 | |
| ウェブサイト | www.bleedingheart.co.uk | |
The Clarendon
隠れ家にしたい、リラックス・スペース
高さのある窓に覆われた開放感のある店舗からは、通りの景色が十分に楽しめる。1階は広いダイニング・エリアになっており、大きな時計のオブジェが印象的。キッチンもオープンなので、シェフたちの見事な手さばきを眺めながら食事ができる。2階は、革張りのソファーやゼブラ・スキンのマットなどが配された凝ったインテリア構成で、レストランというより自宅のリビングのような心地良さだ。
ルーフ・テラスへ出ると、静かな通りに面しているため、鳥のさえずりも聞こえる。広めのテラスにはパラソルも置かれていて、陽射しを気にする心配もいらない。料理は、シェフのこだわりでその季節に合った旬の食材を使い、新鮮な魚介類のメニューなどが揃う。この季節、一押しなのは、イチゴやミント、キュウリなどお馴染みの材料と合わせて作る、英国の夏の定番ドリンク「ピムズ」をゼリー状にした、ピムズ・ゼリー(£6)。都会の喧噪を忘れてゆったりと過ごしたい。
カクテル・メニューも充実している。
フレッシュなブラッディー・マリーは£7.50
| 住所 | 123a Clarendon Road W11 4JG |
|---|---|
| TEL | 020 7229 1500 |
| 営業時間 | 月〜土 12:00-24:00 / 日 12:00-23:00 |
| アクセス | Ladbroke Grove駅から徒歩7分 Holland Park駅から徒歩10分 |
| ウェブサイト | www.theclarendonlondon.com |
Brinkley’s -Wine Gallery-
多彩なワインと食事の奏でるハーモニー
店名の通り、ありとあらゆる種類のワインが揃う。白は20種以上、赤は30種以上と選ぶのに困ってしまう程だ。ワイン・ショップが併設されているので、オーダーして気に入ったら、ボトルを買って帰ることもできる。「おいしいワインを気軽に楽しんでもらいたい」と、レストランのワインはショップの値段と同じというからありがたい。
屋外ダイニング・スペースは、モス・グリーンのペイントと黒いタイルの床が落ち着いた雰囲気を醸す店内を抜けた、裏庭部分。アジサイやバンブーなど涼やかな植物が茂り、さながらヨーロッパの避暑地だ。ガラスの扉越しに裏庭が見えるプライベート・ルームもあるので、外を眺めながら食事を楽しむのも良さそう。料理は、コテージ・パイなどの英国伝統料理から、カレーやバーガーに至るまで豊富なラインナップ。夏のお勧めは、グリル・チキンやゴート・チーズなどがあしらわれたサラダ類だそう。フルーティーなロゼ・ワインと一緒に召し上がれ。
隣接するショップの棚には
ワインがずらりと並ぶ
| 住所 | 49 Hollywood Road SW10 9HX | |
|---|---|---|
| TEL | 020 7352 7572 | |
| 営業時間 | 月〜土 | ランチ 12:00-17:00 / ディナー18:00-24:00 |
| 日 | 12:00-17:00 | |
| アクセス | Earl's Court駅から徒歩15分 | |
| ウェブサイト | www.brinkleys.com | |
The Crabtree
テムズ河の流れを眺めながら
フラム・パレス・ロードから住宅街を通り抜けると辿り着く、隠れ家のようなガストロ・パブ。300人を収容できる屋外のビア・ガーデンでは、ジャスミンが芳しい香りを漂わせている。2人用の小さなカフェ・テーブルから革張りのゆったりしたソファーまで様々あるので、サマー・パーティーを企画してみても良いかもしれない。一番のお勧めは、店の裏手のスペース。テムズ河の流れを眺めながら、お店自慢のエールやワインが楽しめる。夕暮れ時などは、特にロマンティックに時間を過ごせそうだ。
アット・ホームな雰囲気の店内では、毎日黒板にメニューが手書きされ、カウンターには山盛りのオリーブとパンが並ぶ。夏のメニューとしては、エビと唐辛子を散らしたガーリック・ブレッド(£7)や、甘味と爽快感のバランスが絶妙なラズベリー・ソルベのミント・シロップ添え(£5.50)など、爽やかな風味の品が多く揃う。テムズの風に吹かれて、ロンドンの夏を謳歌したい。
黒板には毎日手書きで
メニューが記される
| 住所 | Rainville Road W6 9HA | |
|---|---|---|
| TEL | 020 7385 3929 | |
| 営業時間 | 月〜土 12:00-23:00 / 日 12:00-22:00 | |
| アクセス | Hammersmith駅から徒歩10分 | |
| ウェブサイト | www.thecrabtreew6.co.uk | |
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6人の妻を取っ替え引っ替え、そのためにローマ・カトリックから英国国教会へと一大宗教改革を行ったヘンリー8世ゆかりの地、スードリー城のお膝元の村。歴史に翻弄された女性たちの、悲しくも美しい人生を表したような可憐な花々が咲き乱れる、スードリー城のガーデンには感動すること間違いなし。
「ブロード(広い)ウェイ(道)」の名の通り、広い目抜き通りには、観光地らしい可愛らしいショップが並んでいる。この北まわりのコースでティー・タイムをとるなら、ここの「ティサーンズ」がお勧め。モチモチとした美味しいスコーンと、数十種はある紅茶の中から好きなものをチョイスできる、本格的なティー・ルームだ。
映画「ブリジット・ジョーンズの日記」のロケ地としても有名なスノーズヒル村。村の手前にはナショナル・トラストが管理する「スノーズヒル・マナー」が、村を過ぎるとこの季節に満開を迎える「スノーズヒル・ラベンダー」の丘が広がっている。この畑で採れたラベンダーを抽出して作ったオイルやクリームは、コッツウォルズならでは。
コッツウォルズ地方最北端の町。12世紀から毛織物工業の繁栄とともに成長した町で、中心には1627年に建造された市場があり、現在はナショナル・トラストによって歴史的建造物として保護されている。また、ここはコッツウォルズ地方をおよそ7日間かけて歩くことができる「コッツウォルズ・ウェイ」の北の起点でもある。
丘陵地にふさわしい坂の村。その地形を生かしてか、かつては村内に12もの水車小屋があったと言われている。現在では、その水車小屋を利用した「ミル・ディーン・ガーデン」や、少し離れるが「ヒドコート・マナー・ガーデン」「キフツゲート・ガーデンズ」など、英国有数の素晴らしいイングリッシュ・ガーデンを楽しむことができる。
Stow-on-the-Wold ストウ・オン・ザ・ウォルド
「コッツウォルズのベニス」と呼ばれ、大型観光バスが押し寄せるボートン・オン・ザ・ウォーターは、国道を挟んで目と鼻の先。ただしこちらは大型バス乗り入れ禁止区域なので、コッツウォルズの村の良さがそのまま残っている、静かで美しい場所だ。
コッツウォルズのほぼ中央に位置するノースリーチは、15世紀に建てられた教会を中心に広がる美しい村。この村外れにある18世紀の教護院が、現在の環境保護局のオフィスとなっている。すぐ近くにあるナショナル・トラストの「チャドワース・ローマン・ビラ(古代ローマの荘園)」は、歴史好きな方には必見の場所。
バイブリーはコルン川に沿った小さな村。由緒あるスワン・ホテルと鱒(ます)の養殖場のほかには、小さな店とパブがあるのみ。それでもこの地を訪れる人が後を断たない訳は、この地を称賛したウィリアム・モリスの影響だ。小さな石造りの家が並ぶ有名なアーリントン・ローの景観は、ナショナル・トラストによって保護されており、後世に残っていくことになる。
観光ガイド本などで紹介されることの少ない「シャアボーン」は、村ごとナショナル・トラストによって保護管理されている。石造りの家々、村で唯一の郵便局や小学校、そして広大なパークとエステイト。既に観光地として有名になっている町や村と違い、本物のコッツウォルズの暮らしぶりを垣間見ることができる。
ローマ時代の英国の地方首都の一つであったサイレンセスター。今では「コッツウォルズの首都」と呼ばれ、ローマ時代に負けないほど活気のある町となっている。850年の歴史をもつセント・ジョンズ・バプティスト教会は「コッツウォルズの大聖堂」と称されるゴシック建築の美しい建物。教会前の広場では、曜日ごとに様々なマーケットが開かれる。
14世紀の頃より「ウール・タウン」と呼ばれ、宿場町として繁栄を続けたバーフォードは、今でも当時の面影を保つ、賑やかで華やいだ町。良質のアンティーク・ショップも豊富だ。また、ハイ・ストリートにある人気のベーカリー「ハフキンズ」では、美味しいアフタヌーン・ティーと出会うことができる。このコースお勧めのお茶どころ。
コッツウォルズの西の端にある小さな町。別名「コッツウォルズの女王」とも呼ばれている、美しい場所だ。ここは大型バスが入って来られないので、静かで趣のあるひとときを過ごすことができる。なぜか最後の1本がどうしても育たないという、99本のイチイの木がある セント・メアリー教会。ロマンティックな石造りの家々が連なる通りの奥からは、素晴らしい景観が望める。


















ジョージ・オズボーン
テリーザ・メイ
ウィリアム・ヘイグ
イアン・ダンカン・スミス
ケネス・クラーク
マイケル・ゴーブ
ビンス・ケーブル
ダニー・アレキサンダー
サイーダ・ワルシ
クリス・ヒューン 
木漏れ日が差し込む広場に面した、チョコレート色のひさしが目印。イタリアの最高級チョコレート「アメディ」を使った、細工の美しいケーキが並ぶ。こちらのスイーツは、パティシエであり、ショコラティエでもあるウィリアムさんと寿々江さんご夫婦の出身地、スコットランドと日本の伝統が生み出すハーモニーでもある。他所では見ない、黒酢やウィスキー「山崎」のトリュフなどもいただける。


世界遺産を包み込むスペクタクル


14世紀、7代にわたる教皇が居を構えていた教皇庁宮殿や、「橋の上で踊ろうよ踊ろうよ〜」の歌詞で知られる童謡の舞台となった「サン・ベネゼ橋」など、ここアヴィニョンには世界的に有名な建造物が存在する。しかし、世界遺産に登録されているのは「アヴィニョン歴史地区」、つまり、街全体が世界遺産なのだ。世界最大規模のゴシック宮殿である教皇庁宮殿など、いくつかの見逃せない観光スポットもあるが、それと同時に、のんびり散歩して城壁に囲まれた直径約4.3キロの街並みを丸ごと味わってみたい。
6月から10月にかけ て、フランスでは600以上のフェスティバルが催される。そのなかでも60年以上もの歴史を持ち、先駆者的な役割を果たしているのが、「アヴィニョン演劇祭」だ。毎年7月から8月の約1カ月間、連日、街の様々な場所で芝居やパントマイムなどのパフォーマンスが開催される。イベントは、アヴィニョンの街が招聘する「On」と自由参加の「Off」の2種類に大別される。日本からもこれまで、東京乾電池や自由劇場などの人気劇団が参加しているとか。今年のスケジュールは7月7日(水)から27日(日)まで。
世界に名だたるワインの名産地、ここプロヴァンス地方で、教皇のお膝元であったアヴィニョンと深い関わりを持つワインがある。「シャトーヌフ=デュ=パプ(教皇の新しい城)」という名を持つこのワイン、14世紀にアヴィニョンに居住していた時の教皇が、同地に夏の離宮を建造、その際に製造が始まった。コシの強さと味わい深さが魅力のワインだ。また、アヴィニョンから車で数十分の場所にあるタベル村では、ロゼのみが製造されている。バーベキューのような味のはっきりとした料理にピッタリのこのタベルは、夏にもってこいだ。
多くの謎を秘めたリゾート地


「ネコの楽園」として知られるマルタには、何と人口の倍の数ほどのネコがいるという。そしてこの国には、もう一つ、注目すべき「ネコ」がいる。電車がなく、タクシー料金も高いこの国の主要交通手段はバス。このバス、実は宮崎駿の人気映画「となりのトトロ」のネコバスのモデルになったと言われている。黄色と白を基調に、オレンジのラインが鮮やかなバスの車体は、ころんと丸みを帯びたフォルムが愛らしく、確かにニヤリと笑って走り出しそうな風情だ。
「青の洞窟」と言えば、誰もがイタリア・カプリ島を思い浮かべるはず。しかしここマルタにも、海が青碧色に輝く青の洞窟がある。マルタ島の南、ズリーにあるこのマルタ版青の洞窟は、カプリ島とは異なり、洞窟というより、アーチ状になった岩礁がいくつか点在しているため、「青の洞門」と呼ばれることもある。小船に乗ってこの洞門を巡れば、透きとおった海水と海底の白砂が織り成す自然の神秘を目の当たりにすることができる。観光するならば、日光が青色を鮮やかに浮かび上がらせる午前中がお勧め。
突き刺さるような強い日差しを浴びて長時間歩き回っていれば、当然、喉が渇く。そんなときにぐびりといきたいのが、マルタ特産のソフト・ドリンク「キニー(Kinnie)」だ。コカコーラを薄めたような色合いで、味もコーラを少々、ほろ苦くさせた炭酸水といったところ。クセがあるので好みは分かれそうだが、このマルタの太陽の下では不思議と美味しく感じられる。国外では販売していないそうなので、滞在中、一度はトライしてみよう。飲むならばソフト・ドリンクよりビール、という人は、さっぱりとした後味の地ビール「チスク(CISK)」をどうぞ。
アフリカに漂う欧州の風


ケープ・タウンの街中の至るところで、気付くと目の端に、不自然なまでにまっ平らな山が見える。それが「テーブル・マウンテン」だ。標高は1086メートル。頂上へはケーブル・カーを利用するか、徒歩で登ることになる。富士山と比べればかなり低いが、だからといって油断は禁物。刀ですっぱり垂直に切ったかのような岸壁に沿った、かなり険しいゴツゴツとした岩場の道は、思ったよりも難物だ。しかし、頂上から見下ろす、弓なりに伸びる海岸線とケープ・タウン市街のコントラストの鮮やかさは、その苦労を補って余りある美しさ。体力に自信がある方は、徒歩でこの山の魅力を体全体で感じてみよう。
岩場にもペンギン、海岸にもペンギン、海にもペンギン……。そんなペンギンだらけの癒しエリアが、喜望峰から程近い海岸沿いにある。野生ペンギンの保護区、ボールダーズ・ビーチには、小柄でキュートなケープ・ペンギンが生息している。観光客は遊歩道からペンギンを見ることになるわけだが、それだけでは終わらないのがこのビーチのすごいところ。野生の彼らは、このエリア近隣を自由気ままに闊歩している。道を歩けば、卵を温めているペンギンに遭遇したり、近くの岩場で海水浴を楽しめば、一緒にペンギンも泳いでいたりと、とにかくペンギンの国に人間がお邪魔しているような気分に陥るビーチなのだ。
エディンバラで
ケントで世界最小の
キュー王立植物園で

高野 千春さん 


橋場 志穂子さん


ヴェロニック・ポトル・アンティーさん


メリッサさん


Wさん

A Priori Thé
Cafe des 2 Moulins
Hotel Costes


到着出口から、歩いて50メートルほどの場所に空港バス発着所がある。ここからパリ市内へと移動するエール・フランス・バスが、30分ごとに運行。またユーロスターが発着するパリ北駅まで鉄道が走っている。
パリ市内に到着
パリの隠れ家カフェで一服







