ロンドンは、どんな建築物でも許容する、底知れぬ包容力を持った街だ。2012年ロンドン・オリンピック開催に向けて、刻一刻とその姿を変え続ける街の現状を知る絶好の機会となるのが、9月19、20日に開催される「オープン・ハウス・ロンドン」。ロンドン内の約700の建築物が一般に公開されるこのイベントで、他のどの時代でもない、2009年という今を生きるロンドンの風景を目に焼き付けておこう。(本誌編集部: 村上 祥子)
オープン・ハウス・ロンドン公式ウェブサイト: www.londonopenhouse.org
ここ数年、環境に留意した、いわゆるエコ建築が増え続けるロンドンで、今注目を集めているのが「エコ + α」の建築物。環境だけでなく、住み心地や経済性、都市としての発展性をも考慮に入れたこれらの建築物を見てみれば、エコの可能性を感じることができるはず。
一つの「都市」として機能するエコ半島
Greenwich Peninsula: Site and Public Art
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オープン期間
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19日(土)10:00、12:30、15:00に地下鉄North Greenwich駅に集合。(先着順。ツアー時間約2時間。最大催行人数30人) |
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集合場所
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Peninsula Square SE10 0PH |

O2アリーナがアイコン的な存在となっているグリニッジ半島。現在、大規模な再開発計画が進められており、地域特有の生態系を守り、ロンドン初の低排気ゾーンとして名乗りを上げるなどエコに主眼を置くだけでなく、都市として経済的、文化的にも発展していくことを目指すサスティナブル(持続可能な)デザインを追求している。今回のツアーでは、彫刻家アントニー・ゴームリーの「クアンタム・クラウド」などのパブリック・アートを鑑賞することもできる。
入ってビックリのゆったり空間
Eco House Monmouth Road (Gap House)
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オープン期間
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19日(土)13:00-17:00 (30分毎に建築家によるツアーあり) *公式ウェブサイトより要予約 |
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住所
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28D Monmouth Road W2 4UT |

保存地域内の重要建築物に囲まれたエコ住宅。わずか2メートル50センチという狭い間口ながら、各部屋には自然光が燦々と降り注ぎ、全く閉塞感を覚えさせない。太陽熱発電や雨水利用、地中熱空調などのエコ技術により、建築基準法に沿って建てられた通常の新築住宅と比べ、エネルギー消費量は約3分の1に。様々な制約を軽やかにクリアしたこの住宅は、住宅面積に限りのある大都市における一つのモデル・ケースとなりそうだ。
様々なガラスの表情を楽しむ
85 Swains Lane
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オープン期間
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19日(土)10:00-17:00(先着順) |
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住所
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85 Swains Lane N6 6PJ |
ビクトリア様式の墓地を眼下に望むガラス張りのモダン住宅。道路に面した壁は花崗岩と半透明のガラス、墓地に面した壁は透明なガラス張りにすることで、プライベートを守りつつ、解放感に満ちた空間をつくり出している。ガラス張りの壁やスライド式のガラス天井から自然光を採り入れ、壁枠にコンクリートを採用することで夏は熱吸収を、冬は放熱を抑える省エネ化を実現している。2009年RIBA(王立英国建築家協会)アワード受賞。
90年代以降、ウォーターフロントを始め、ロンドンの各地域で荒廃地域の再開発事業が進められた。取り残された一部地域も、2012年のオリンピック開催決定を機に、再び日の目を浴びている。ここでは時にゼロから、時に古きものを生かしつつ、ロンドンの街や建物を再生させたケースをご紹介する。
清浄な空気に心安らぐ
Lumen United Reformed Church and Community Ctr
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オープン期間
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19日(土)10:00-17:00(先着順) |
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住所
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88 Tavistock Place WC1H 9RS |
1960年代に建設された合同改革教会の内部を改築、現在では教会であるとともに、コミュニティ・センターとしても機能している。建物内で目を奪われるのが、高さ11メートルの天井に設置された天窓まで伸びる真っ白な柱。「Ray of Light(一筋の光)」の名に相応しい、清廉な存在感を放っている。ロンドン在住アーティスト、ロナ・スミスの手によるカフェの窓からは、リージェント・スクエアを眺めることができる。2009年RIBAアワード受賞。
数年後に感動が生まれる場所
London 2012 Olympic Park
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オープン期間
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19日(土)、20日(日)8:30-18:00 (最大催行人数 45人。最低年齢8歳) *電話 0300 2012 550にて要予約 |
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集合場所
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The Score Complex, Oliver Road, Leyton E10 5JY |

交通網の整備や数々の再開発事業が進むロンドンにあって、そうした変化の渦の中心にあるのがオリンピック・パーク建設地に選ばれた東部のローワー・リー・バレー地区だ。雇用や住宅、犯罪など様々な問題を抱える同地区は、大会後には緑溢れる都市公園に生まれ変わる。今回は、メイン・スタジアムや競輪場などが建設される2.5平方キロの広大な敷地をバスで見学。世紀の祭典の舞台がつくられる様を垣間見られる貴重な機会だ。
「折り紙」の学校!?
The Bridge Academy
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オープン期間
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19日(土)10:00-15:00 (11:00、13:00に専門家によるツアーあり) |
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住所
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The Score Complex, Oliver Road, Leyton E10 5JY |

ロンドン東部ハックニー地区の再開発計画の中心的存在として、重要な位置を占める中等学校。グランド・ユニオン運河に隣接した狭い敷地面積を快適な学習空間に変えるため、デザイナーが応用したのが「折り紙」の構造原理。一つ一つの構成要素が折り重なるように積み上げられ、独特な形状となっている。そうした工夫の賜物で、校内には劇場やスポーツ施設も完備。同地区のコミュニティ・センター的な役割も果たしている。
ブランド・イメージを体現
The Yellow Building
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オープン期間
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20日(日)10:00-13:00(先着順) |
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住所
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The Yellow Building - Monsoon Accessorize HQ, 1 Nicholas Road W11 4AN |
ファッション・ブランド、モンスーンの本社ビル「The Yellow Building」は、創始者のピーター・サイモンが寂れたノッティング・ヒル の一エリアを買い取り、建築事務所AHMMとゼロからつくり上げた「ビスポーク」なオフィス・ビル。オフィスに居住スペース、アジアやラテン・アメリカ諸国などのアートを展示するアート・コレクションなど、オフィスという概念を超えた「ブランドの顔」となっている。
Imperial War Museum
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オープン期間
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19日(土)、20日(日)13:00-17:00 ※ファミリー・ツアーは両日13:00から。 イベントは11:00-16:00 |
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住所
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Lambeth Road SE1 6HZ |
英国の戦争史をたどることのできる帝国戦争博物館の建物が、元々は世界初の精神病院であったことはご存知だろうか。オープン・ハウスでは博物館と建築物の歴史を知ることのできる家族向けツアーや、お絵描きイベントが開催される。
Trinity Buoy Wharf / Container City
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オープン期間
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19日(土)、20日(日)11:00-17:00 (ツアーは12:00、14:00。先着順) ※イベントは11:00-16:00 |
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住所
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64 Orchard Place Leamouth E14 0JW |
輸送用のコンテナを積み上げてつくられたアート・スタジオ「Trinity Buoy Wharf / Container City」では、自分だけの小型模型をつくるイベントに参加することが可能。カラフルでユニークなスタジオ内ならば、想像力も掻き立てられるはず。
Architectives Treasure Hunt
テムズ河沿いの様々な場所で開催される宝探しイベント。パスポートと地図をもらっ たら、「建築探偵」になってロンドンの建築物の秘密を探りに繰り出そう。詳細はopenhouse.org.uk/kidscornerをチェック。
Northala Fields: A Recycled New Park
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オープン期間
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19日(土)11:00-13:00 *要予約。 電話 020 7467 1470、またはEメー ル このメールアドレスは、スパムロボットから保護されています。アドレスを確認するにはJavaScriptを有効にしてください にて |
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集合場所
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the Northala Fields car park off A40, Kensington Road UB5 6UR |
ウェンブリー・スタジアムなどの大型建造物建設の際に発生した「ごみ」を有効利用しつくられた「リサイクル・パーク」。幹線道路に程近いにもかかわらず、静かな雰囲気に満ちたこの公園を、同園のデザイン・チームのメンバーとともに歩いてみよう。
Big Changes in Paddington and Heatherwick’s Rolling Bridge
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オープン期間
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20日(日)13:00 *要予約。 9月18日までに電話 020 3145 1200、 または Eメール このメールアドレスは、スパムロボットから保護されています。アドレスを確認するにはJavaScriptを有効にしてください 、 またはウェブサイトwww.inpaddington.comにて |
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住所
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outside Hilton London Metropole, 225 Edgware Road W2 1JU |

再開発地域として大変身を遂げたパディントン地区を周るツアーでは、パディントン・ベイスンを始めとするオフィス・エリアはもちろん、気鋭のアーティスト、トーマス・ヘザーウィック作の自動巻き上げ橋「Rolling Bridge」が動く様を見学することも可能。
London Night Hike
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オープン期間
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9月18日(金) |
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参加費
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1人£42.50(4~6人の場合は全員で£160) *要予約。電話 0845 602 6427、またはウェブサイト www.maggiescentres.org/nighthikeにて |
がん患者のためのケア・ハウス、Maggie’s Centreとオープン・ハウスが共催する恒例の夜のチャリティー・ウォーキング。City Hallを出発、Channel4やHorse Guards などを周ってMaggie’s Centreまでの約32キロを一晩かけて踏破する。
「定番」とは、ありふれたことを意味しない。その時代、時代の最先端の技術やアイデアを結集しつくられた「最新」が、受け入れられ、支持されて初めてそれが定番となるのである。どれほど街の景色が変わろうとも、ロンドンをロンドンたらしめるもの、それがいまやロンドン建築の定番として人々に愛される建物の数々だ。それぞれの建築物が内包する時代の息吹を感じることで、ロンドンという街がたどってきた歴史を紐解くのも、面白いかもしれない。
国の機能を支える歴史的建造物
英国の政治、経済、そして司法を支える建築物は、それぞれの役割の重みを支えるがごとく、いずれも威風堂々たる風格を漂わせている。ロンドンの金融街、シティ。この中心部には、英国のみならず、世界の経済全体に大きな影響を及ぼす中央銀行、Bank of Englandがある。現在の地に移転したのは1734年のこと。当時、ヨーロッパ各国で見られた新古典主義に則った建物は、古代ギリシャやローマの面影を残す威厳を湛えている。
シティからやや西寄り、弁護士事務所など司法関連の施設が多いテンプル地区の象徴とも言えるのが、司法の中枢、Royal Courts of Justice。国会議事堂やタワー・ブリッジなどと同様に18世紀後半から英国で興ったゴシック建築復興運動の流れで生まれたこの裁判所は、内部に展示されている裁判官のかつらやガウンとともに、そこだけ時が止まったかのような感覚を見る者に与える。
チャリング・クロス駅から程近い、テムズ河そばに位置するForeign & Commonwealth OfficeはグレードⅠの重要建築物に指定されたビクトリア様式のオフィス。元はインド省だったという建物内部のインテリアは、宮殿と見紛うばかりの豪奢さで、当時の英印関係の重要性がうかがえる。
Bank of England
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オープン期間
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19日(土)、20日(日)9:30-16:00 |
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住所
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Threadneedle Street EC2R 8AH |
Royal Courts of Justice
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オープン期間
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19日(土)10:00-16:00 |
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住所
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Strand WC2A 2LL |
Foreign & Commonwealth Office
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オープン期間
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19日(土)、20日(日)10:00-17:00 |
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住所
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King Charles Street SW1A 2AH |
日々生まれ続ける新たな定番
定番となるのは、歴史的建築物に限らない。現代という時代を象徴する新たな定番もまた、日々生まれ続けている。いまやロンドンの街のあちらこちらに見られるようになったハイテク建築、その代名詞とも言えるのが、有名建築家リチャード・ロジャース卿の手による Lloyd’s of London。くすんだ色合いのシティの街並みを切り裂くように伸びる鉄骨とガラスの集合体は、ロンドンの建築史に新たな1ページを付け加えた偉大な存在だ。
テムズ河沿いには、カタツムリのようなフォルムが何とも言えぬ愛嬌を醸し出すCity Hallが。先述のロジャース卿とともにロンドンの現代建築家の両雄として知られるノーマン・フォスター卿作のこの建物、総ガラス張りになっているのは、市政に携わる者たちは透明性を持つべきとの思いが込められているのだとか。
現在、シティ・オブ・ロンドンで最も高い建築物と言えば、183メートルの高さを誇るTower42(旧ナットウェスト・タワー)。1980年から10年にわたり英国一高い建築物として名を馳せたが、90年にカナリー・ワーフに建造されたワン・カナダ・スクエアにその称号を奪われた。ロンドンでは現在も、複数の高層ビルが建設中である。今から数年後、ロンドンの空を彩る風景は、果たしてどうなっているのだろうか。
Lloyd’s of London
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オープン期間
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19日(土)10:00-17:00(先着順) |
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住所
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One Lime Street EC3M 7HA |
Tower42
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オープン期間
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19日(土)10:00-15:00 (ツアー時間 10:00、11:30、13:00、14:30) *公式ウェブサイトより要予約 |
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住所
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25 Old Broad Street EC2N 1HQ |
City Hall
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オープン期間
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19日(土)、20日(日)9:00-18:00 *19、20日の10:00-13:00は子供向けのイベントCity of 1000 Architectsを実施 |
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住所
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The Queen's Walk, More London SE1 2AA |
*見学人数に限りがある場合、本号発行時点で申込が締め切られている可能性があります。ご了承ください。



パン柄トートバック販売中










若者受けするこじゃれたセンスと、カジュアルな雰囲気を兼ね 備えた「Horror Girl」のコレクション


1908年に発表されたバーバリー社の広告(写真左)。日本では子ども用のバーバリー製品(同右)も人気を集めている。

洗練された大人を イメージさせるカッ ティングが特徴的な「Anglophilia」のコレクション(写真左)と、タータン・チェックのデザインを使用した「MacAndreas」(同右)

ポール・スミスでは香水のコレクションも多く発表している(写真左)。ポール・スミスの旗艦店の絵が描かれた女性用Tシャツ(同右)

春らしい青の下地に花柄が描かれたバッグ(写真左)と、同じくキャス・キッドソンならではの花のイメージを多用したブローチ(同右)






「西洋の漢方薬」と言われるほど薬効成分に富んだ植物、ハーブ。英国では人々の生活にハーブ製品が浸透し、専門店ではないスーパーや薬局でも驚くほどの品揃えが並んでいる。また、昨年にはハーブによる治療を専門とするNHSクリニックが開設されたことからも、確かな効果がうかがえる。天然植物に秘められたパワーを生活に取り入れ、健やかな心と体で夏を楽しもう!(本誌編集部)

精油は肌に直接塗るには強すぎるため、アロマ・マッサージなどに使用する際は「キャリア・オイル」と呼ばれる植物油で薄めよう(ただし、ラベンダーとティートリーに限り、微量なら直接塗ってもよい)。
アロマテラピーの中でも最も手軽にできるのが「芳香浴」。 上の表を参考に、気分や部屋に合わせて精油を変え、上質な時間を演出しよう。




ハーブ・ティーの美味しい入れ方


読者のとっておきハーブ術 ①
ここ数年、マッサージ用のアロマ・ソルト作りにはまっています。正確に分量を測っているわけでもなく、精油同士の相性をそこまで気にするわけでもなく、体調や気分に合わせて自己流に楽しんでいるのですが、だからこそ長続きしているのでしょうか。例えば、「ちょっと体を引き締めたいな」という日には、セルライト(皮下脂肪)を取り除く効果があって、引き締め効果もあるオレンジ・スイートを少し多めに加えたり。ラベンダーは精油同士の調和を取ることができるそうなので、いつも入れるようにしています。
読者のとっておきハーブ術 ②
読者のとっておきハーブ術 ③
みなさん、「エコ・ボール」ってご存知ですか?これはソーダ・クリスタルが入ったプラスチックのボールで、洗濯機に入れると洗剤も柔軟剤もいらないという、環境とお財布に優しいグッズです。マーケットでエコ・ボールを購入した際、お店のおじさんがティートリーの精油をプレゼントしてくれたのでボールに数滴入れて洗濯してみたところ、効果バツグン!ティートリーは殺菌効果に優れているそうで、洗剤をまったく使わなくても、いやな生乾きの臭いがしないんです。体にも地球にも安全で、しかも手軽にできるので、これはぜひお勧めします。
専門家に訊きました









フィンランド国内のコテージを紹介・斡旋する「ロマレンガス」
「フィンランド人がなぜコテージでの生活を好むか。それは森の沈黙を聞くためだよ」と語る、コテージの経営歴40年のセータリさん。フィンランドにあるコテージのほとんどは、彼のような農家が兼業で営むことが多いという。
● サウナに入る
● 湖で泳ぐ
● 昼寝
● ボートを漕ぐ
● ソーセージと焚き火
● 語り合う






今年の夏は既に日本への里帰りを決めてしまったという人でも、フィンランドでの夏休みを楽しむ方法がある。それが、複数の航空路線を乗り継ぐ際に、その乗り継ぎ地点での宿泊を楽しむ「ストップ・オーバー」。英国に住む日本人だからこそ便利に活用できる、ヘルシンキ空港のストップ・オーバー術をご覧あれ。

















Absolut Ice Bar
Westminster Passenger Service Association
Pasaje del Terror
Queen’s Ice Bowl
今やパソコンは生活必需品の一つとなり、価格も一昔前に比べたらリーズナブルになった。とは言っても、ウイルス対策のセキュリティーソフト、ビジネス関連オフィス系ソフト、写真や映像の編集ソフトなど、便利なソフトはどれも高価でなかなか手が出せないのが現状。そんな時は、無料ソフトウエアを上手に使って快適パソコン生活。
日本語のWindows利用者ならば、使い慣れた日本語のセキュリティーソフトを使うのが一番。 Kingsoft社のInternet Security Uは無料ソフトとは思えないほどの機能を持ち合わせている。このソフトには有料版と無料版の2種類が存在するが、どちらもウイルス対策とファイアウオールの機能が搭載。唯一の違いは、無料版ではウイルス定義更新時のポップアップ・スペースに広告が表示されることだ。もちろん、広告の表示を望まないユーザーの場合は1年版980円と無期限版1980円も存在する。
最近パソコンの調子が悪い、スパムメールが増えた──。そんな時は、パソコンを修理に出す前に自己診断。特にスパムメールの増加やネットワークの接続スピードが低減した場合は、スパイウェア(ユーザーに関する情報を、情報収集者に自動的に送るソフト)の可能性が高い。Spybotをインストールしてパソコンをスキャンしてみよう。思った以上にスパイウェアがパソコンにインストールされてることにビックリするはず。
Windowsに比べると無料ソフトが少ないのがマッキントッシュの難点。しかし、マッキントッシュにも無料のセキュリティーソフトはある。一番有名なのはClamXav(ClamAV)。Mac OSX Server(Tiger)には標準で ClamAV がインストールされており、公式ページでは日本語のサポートも存在し安心。Intel Macユーザーには、iAntiVirusがお勧め。現状では英語版しかないが、シンプルなユーザーインターフェースで初心者にも簡単に操作出来るようになっている。
海外で人気の無料セキュリティーソフトといえばAvast!。公式サイトによると登録利用者数は既に全世界で8000万人を超えている。無償版のHome Editionは、インストール後60日間無料で利用出来る。引き続き無料で利用する場合はユーザー登録を行い、登録メールアドレスに送られてくるライセンスキーを入力することで利用期間を延長可能。ライセンスキーは14カ月有効で、期限が過ぎたら再登録することで継続出来る。簡易ながら侵入検知機能も搭載されているので安心。
ビジネスに欠かせないソフトといえばワープロソフト、表計算、プレゼンテーションソフトの3点。一般的に流通しているのは、Micr osoft社のOffice製品。日本ではJustSystem社の一太郎や三四郎なども根強い人気がある。しかし、無料のOffice系ソフトといえばOpen Officeだろう。2000年10月に、サン・マイクロシステムズ社がStar Officeの開発元StarDivison社(ドイツ)を買収しOpenOffice.orgプロジェクトを立ち上げた。2002年にOpen Officeの正式版がリリースされてからは着々とユーザーを増やし、今では無料Officeソフトの定番の地位を築いている。
インターネットブラウザFirefoxの開発元Mozilla Foundationが開発したメールソフト。現在は Mozilla Foudationの子会社Mozilla Messagingが開発を引き継いでいる。このソフトは、一般のメールソフトと同じようにPOP3、SMTP、IMAPのプロトコルが利用出来る上にニュースグループの購読やRSSの取得も可能。メールソフトとしては、Firefoxほどの知名度はないものの、後述するPortable Appsに対応するソフトとしても配布されており、パソコンではなくUSBキーにソフトを保管し持ち運ぶ事が出来るので、外出先のパソコンなどでもメールアカウントを設定することなく使えるのも利点だ。


1978年に開催されたボブ・マーリーの伝説的なコンサートにちなみ、英国で唯一のレゲエ、ダブ&エレクトリック・ミュージック・フェスとして人気を集める「ワン・ラブ・フェスティバル」。今年で開催2年目という若いフェスではあるけれど、各国から集まった約100人のアーティストたちが愛と平和の伝道師となり、会場が1つのコミュニティーとなる一体感は格別だ。5つのアリーナはどれもラブ&ピースな仕上がりで、心と体の「コリ」をほぐしてくれる場が用意されている。一方、「キャンプはちょっと苦手……」という人は、会場内にあるB&Bを利用してみては(要予約)。友達とはもちろん、見知らぬ人と友愛の輪を広げるのもこのフェスら しい過ごし方になりそうだ。
変化に富む景観が魅力のワイト島で開催される「ベスティバル」。雄大な自然と極上の音楽を一度に満喫できるとあって、毎年2万人近くを動員する人気急上昇中のフェスだ。BBCの人気DJロブ・ダ・バンクが「最高の音楽だけを紹介するフェスを」と始めたフェスだけあって、参加アーティストは豪華そのもの。しかも「お祭り大好き」というDJの声を反映して、毎年個性的なイベントが目白押しだ。中でも見逃せないのが、このフェス恒例の仮装パーティー。今年のお題は「宇宙」なので、ぜひ、ぶっ飛んだコスチュームで参加しよう。もし納得できる衣装がなくても、貸し衣装テントが用意されているのでご安心を。
元々は古代ガリア人の風習であり、1973年製作のカルト映画「ウィッカーマン」の題材にもなった、巨大なわら人形「ウィッカーマン」を燃やす儀式にちなんで催されているウィッカーマン・フェスティバル。同映画のロケ地としても使用されたことから、2004年よりこの地でフェスが開催されるようになったのだという。なんといっても見所は、最終日の真夜中に、約9メートルの巨大ウィッカーマンに火が放たれるフィナーレ。特大キャンプ・ファイアーのように轟々と音を立てて豪快に燃えさかる光景は見ものだ。また、映画のファンやオカルト好きな人はもちろんのこと、メインである音楽も大満足のラインナップとなっている。ほかにも映画上映やクラフト作りのワークショップが開かれるなど、各種イベントも大充実。星の数ほどあるフェスの中でも、穴場的な注目株だ。
ロンドン東部に位置するショーディッチ地区にて「この世の喜び」をテーマに繰り広げられる「ショーディッチ・フェスティバル」。アートに力を入れている同地区が開催するフェスというだけあり、実に様々なジャンルのアーティストたちが参加する。まず、ロイヤル・フィルハーモニー・オーケストラの演奏で幕開けとなり、その後は花火大会や新設の円形劇場での映画上映、ロイヤル・バレエ団によるパフォーマンスなど、豪華なイベントが盛りだくさん。また、ドッグ・ショーやオーケストラの演奏に合わせてタンゴなどを踊る「ティー・ダンス」の開催、1920年代をテーマにしたドレスアップ・エリアが設けられるなど、古き良き時代の文化をスパイスとして効かせたイベントがお目見えする。イベントがない日もあるので、ウェブサイトをチェックしてから出掛けよう。
夏の風物詩といえば、花火で決まり!でも、英国で花火大会が行われるのは冬だし、日本ほどスケールが大きいものがなかなかない̶̶そう嘆く人は、ぜひデヴォン州の港町プリマスに出かけてほしい。英国で活躍する花火師たちの技術とセンスを競う選手権大会の決勝戦が、2日間にわたり開催されるのだ。1チームに与えられる時間は10分間。その中で、各チームは構成のアイデアと、彩りと形が織り成すハーモニーを競い合う。一晩につき3チーム、計6チームが出場するので、2日間連続で見物しても楽しめる。
英国最大のビア・フェスであるこちらは、蜂蜜色のエールやフレッシュな香りのサイダーといった国産ものから、普段はあまり見かけない世界各国のビールまで、その数450を超える銘柄がずらりと並ぶ。「いろんな味を試したいけど、その前に酔っ払ってしまう……」という人には、3分の1パイントという絶妙なサイズのグラスが用意されているのがうれしい。また、「ビールと真剣に向き合いたい」という情熱を持つ人は、講師付きの試飲コースでじっくり味を追求してみては。このコー スは人気で売り切れ間近なので、行くと決まったら即予約するべし。
2007年に初開催を迎え大成功を収めたビエンナーレ「マンチェスター国際フェスティバル」が、前回よりもさらにグレード・アップして開催2回目を迎える。新作とコミッション作品のみが上演されるのがこのフェスの魅力だが、今年は特に、ここでしか見ることができない著名アーティストによるコラボレーションが目白押しだ。まず、カルト的人気を誇る米国人シンガー・ソングライターのルーファス・ウェインライトが、自身初となるオペラ作品「Prima Donna」を発表。また前衛音楽家でピューリッツァー賞受賞者であるスティーブ・ライヒとテクノ・ポップの開拓者「クラフトワーク」による音の競演も興味深い。
野外フェスにおいて、巨大ステージや膨 大な数の参加者が消費する電力パワーはかなりのもの。ところがこの「クロワッサン・ヌフ・サマー・パーティー」は、太陽電力など自然に還元できるエネルギーのみで運営される、まさに「エコ・フェス」なのだ。お日さまが輝くだけで気分は上々、しかもそれを利用してフェスを楽しめるなんて、さらにお祭り気分が盛り上がりそう。肝心のエンタメ方面では、14日には1969年に米国で開催された伝説のフェス「ウッドストック」にちなんだイベント、15日にはチーム対抗で競う「スポーツ・デー」、16日は手作りランタンで幻想的な光を楽しむ「ランタン・パレード」など、このフェスならではの日替わりイベントが用意されている。また、キャンプ・ファイヤーが毎晩行われていて、暖かいハブとして人々との交流ポイントになるはず。
今年の「ビッグ・チル」はひと味違う。世界初の試みとして、なんと観客参加型ゾンビ映画がこの日からフェス会場を使って撮影されるのだ。ゾンビの仮装をすれば、誰でもエキストラとして映画撮影に参加できるのだそう。親子ゾンビとしてエキストラ出演、なんて一生の思い出になるはずだ。一方、おとぎ話に出てきそうなイーストノー城の森林公園が会場となっているため、フェス参加者はお城に半額で入場できる。公園には4つの湖が点在し、森には鹿もいるというから、まさに「Big Chill=最高にリラックス」できてしまうはず。また、今や伝統となったフェス付属のアートの蚤の市「ヴォクスホール・アート・カー・ブーツ・フェア」ではお土産探しをどうぞ。
世界で2番目に大きい規模を誇る「ブリストル・インターナショナル・バルーン・フィエスタ」は、今年で開催30年目を数える老舗フェス。ぺちゃんこだった気球がいっせいに膨れ上がり、巨大な球体となって空に昇っていく光景は圧巻だ。動物の形をした気球はもちろん、スコットランドのバグ・パイプ吹きや消化器という変わった形の気球も浮かぶので、飽きることがない。ほかには、航空アクロバット・チームやパラシュート・チームたちが、スリリングな演技を披露。木曜日と土曜日の夜9時半からは気球のライトアップが行われ、夜空にくっきりと浮かび上がるシルエットは特大電球のパレードのよう。気球に乗ってみたい人は下記の会社に事前に予約しよう。
Tipi ティピ
Yurt ヤート
Podpad ポッドパッド
Bellpad ベルパッド
Gypsy Caravan ジプシー・キャラバン


1664年にロシアの大使が国王に番 つがい のペリカンを贈呈したのが起源。セント・ジェームズ・パークのダック・アイランドにはさまざまな鳥たちが生息しているが、ペリカン目当てにやってくる観光客も少なくない。毎日14:30から飼育係による餌付けを見ることができるので、カメラ持参でぜひ。
多くの妾をもった好色家 
J・M・バリーの不朽の名作「ピーター・パン」が再び舞台になって、この夏、ケンジントン・ガーデンズ内の特設会場にて上演される。最新の技術を駆使したパノラマ劇場で夢のネバーランドを再現。今までにないユニークな演出で繰り広げられるファンタジーの世界をお見逃しなく。
Caroline of Ansbach
ヨガを始めてみたいけど、どこへ行っていいのか分からない……。そんなアナタにおすすめなのがここ。ピラティスやボクササイズなど各種エクササイズのクラスを開催しており、料金も£3~6程度(学生と、カムデン&ウェストミンスター地区の居住者は10%引)。会費不要だから気軽に参加できる。



チャールズ1世(1600-1649) 
王立園芸団体が主催する毎年恒例の大規模な花の祭典。今年は環境問題に備えた自家菜園の提案や、ヘンリー8世の即位500年を記念し、チューダー期をテーマにヘンリー8世の6人の妃にちなんだ6つのガーデンなどを用意している。
ヘンリー8世(1491-1547)

ジュールス・ホランドやジプシー・キングス など、日替わりでミュージシャンやバンドが園 内の特設ステージに登場する毎年大盛況のラ イブ・イベント。花火も上がってお祭り気分 たっぷりだ。すでにチケットが売り切れになっ ている日もあるので、予約はお早めに。






