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おすすめの本&音楽


熊谷徹 - イスラエルがすごい

イスラエルがすごいイスラエルがすごい
マネーを呼ぶイノベーション大国

著者:熊谷徹

発行元:新潮社
2018年11月 刊行

「独断時評」でお馴染みのミュンヘン在住ジャーナリスト・熊谷徹さん。実は2003年よりイスラエルでの取材を重ねてきた。しかし、なぜ今イスラエルなのか? それは『イスラエルがすごい』を読むと、たちまち納得させられてしまう。何を隠そう、イスラエルは「中東のシリコンバレー」と呼ばれ、同国の企業や技術者は世界中から引く手あまた。ベンチャー企業が軒を連ね、イスラエルは自動運転やサイバー・セキュリティーの分野で世界の最先端を走っている。米国をもうならせるイノベーション力の背景には、どうやらイスラエル人の頑固なまでに粘り強い国民性と、知識を武器にしてきたユダヤ人の長い歴史にあるようだ。

ドイツに住んでいる以上気になるのは両国の関係性。ホロコーストという負の歴史を越えていかに関係を改善できたのかという疑問は、熊谷さんがイスラエルを訪れるようになった理由の一つでもあり、本テーマについても1章分が割かれている。本書を通じて見えてくるのは、意外にも日本だった。イスラエルから巻き起こったイノベーションの旋風に日本は取り残されており、それに対して熊谷さんは警鐘を鳴らす。またドイツとイスラエルが歩んできた歴史には、日本が参考とすべきこともある。これまで日本では注目されてこなかったイスラエルを知ることで、より冷静に自国の現実と向き合うことができそう。


最終更新 Montag, 06 Januar 2020 12:17
 

久保田由希 - ドイツ人が教えてくれたストレスを溜めない生き方

ドイツ人が教えてくれたストレスを溜めない生き方ドイツ人が教えてくれたストレスを溜めない生き方

著者:久保田由希

発行元:産業編集センター
2018年11月 刊行

注文したはずの配達物がなかなか届かない、何度もメールしているのに返事がない……ドイツに暮らしていると、理不尽と感じることは日常茶飯事。そんな環境の中でも、この国の人たちから余裕が感じられるのはなぜだろうか。ベルリン在住ライター・久保田由希さんの新刊『ドイツ人が教えてくれたストレスを溜めない生き方』には、その答えが書かれている。おもしろいのは、ドイツ人たちもそういった理不尽さを感じながらも、改善する気はないということだ。それをストレスと感じない理由には、ドイツ人の考え方そのものに理由があるのではないか、と久保田さんは考察する。

本書では、働くこと、休むこと、住まうこと、食べること、装うことの5つの分野に分けて、ドイツ人がどのように物事を考え、行動しているのかが紹介されている。どれも久保田さんがドイツ人たちから教わった、ストレスを溜めないための秘訣。シンプルという一言では語れない彼らの生き方や考え方が本書で具体的に示されているのは、久保田さんがこれまでに何百人と取材してきたことに加え、自身の生活で実践してきたからこそだろう。普段からストレスを抱えている人や、新しい年を迎えて生活スタイルを見つめ直したいという人におすすめの1冊。ぽんと背中を押されて、明日からきっと身も心も軽くなるはず。


最終更新 Montag, 06 Januar 2020 12:17
 

大薗正彦 - サッカーを楽しむドイツ語

サッカーを楽しむドイツ語
サッカーを楽しむドイツ語
Alles rund um Fußball

著者:大薗正彦

発行元:三修社
ISBN978-4-384-05893-2

今年夏に開催された4年に一度のサッカーの祭典、ワールドカップに続き、秋からは欧州チャンピオンリーグも開催中でますますサッカー熱が高まっているドイツ。街中のスポーツバーやレストラン、カフェではドイツのナショナルチームや地元のクラブがプレイする日になるとテレビで試合を観戦できる場所も多く、この国においてサッカーは日常の一部といっても過言ではないだろう。また、多くの日本人選手がドイツのブンデスリーガに所属していることもあり、在独日本人にとっても試合を見に行くことが身近になっているので、馴染み深いという人も多いのではないだろうか。

著者はドイツのブンデスリーガに魅了され、自身でもサッカーサイト「ドイツサッカーの空き地」を運営している静岡大学の教授、大薗正彦氏。そんな彼が15年に渡り収集してきたドイツサッカーにまつわるドイツ語の用語集は、かゆいところにまで手が届くようなさまざまなシチュエーションを想定した内容となっている。サッカー初心者向けの基本的な専門用語をはじめ、実際に行われた試合速報の一部を抜粋した解説、各チームの基本情報が記されたチームプロフィールの3つの章から構成されている。

また、同出版社からは「ビールを楽しむドイツ語」という書籍も発売されているので、併せてドイツ語を学べば、より一層サッカー観戦が楽しめるはずだ。

本書を片手に、ドイツ人たちとサッカー観戦にチャレンジしてみるのはいかがだろうか?

これであなたも明日からサッカー通
ドイツ語応援フレーズ

本著で紹介されているドイツ語について、編集部おすすめの知っておくと便利な応援フレーズをいくつかピックアップして紹介しよう。

フレーズ1: Deutschland vor! (頑張れ!)

ドイツの部分を地元のチーム名に変えても使えるフレーズ。まずは自分もチームの一員として応援していることをアピールしよう。

フレーズ2: Das war ein gutes Spiel. (いい試合でしたね。)

応援しているチームが勝っても負けて使える便利なフレーズ。相手チームのファンと健闘を称え合い、ビールで乾杯!

フレーズ3: Kopf hoch! Es kann nur besser werden. (元気出して! 次はうまくいくはず。)

チームが負けてしまった際にファン同士で声を掛け合うポジティブなフレーズ。サッカー以外でもさまざまなシチュエーションで使える。

サッカーを楽しむドイツ語


最終更新 Montag, 06 Januar 2020 12:17
 

CREATIVE LOCAL エリアリノベーション 編著:馬場正尊、中江 研、加藤優一

CREATIVE LOCALCREATIVE LOCAL
エリアリノベーション
海外編


編著:馬場正尊、中江 研、加藤優一

発行元:学芸出版社
ISBN978-7615-2666-5

人口減少や過疎地化などの問題が懸念されつつも、クリエイティブなアプローチで街を活性化する新たな概念を「エリアリノベーション」と定義する本書。ドイツ、イタリア、アメリカ、イギリス、チリの5カ国の事例を挙げ、ドイツからはライプツィヒ、ベルリン、ラオジッツを紹介する。

2010年頃から急速に人口が増加するライプツィヒでは「ハウスプロジェクト」が盛んだ。これは、ドイツ再統一による人口減少で多くの建物が空き家となり、それを活用するというプロジェクト。借主は改修や維持管理を行うことで無償で部屋を借り、難民がドイツ語を学ぶ施設にしたり、アーティストの集う場所として利用されている。ライプツィヒ同様、空き地が増加した東ベルリンでは、その場所が「アーバンガーデン」に生まれ変わった。ここでは無農薬野菜などを栽培し、それらの食材がカフェで楽しめるという。食や生活へのこだわりを持つ人々が多く暮らす、ベルリンらしい取り組みとも言えるだろう。かつて炭鉱で栄えたラオジッツは、国を挙げた土木事業プロジェクト「IBA(イバ)」により、地域再生の真っ只中にいる。
産業遺産を観光のツールとして活用する動きもあるという。

自分たちでより良い暮らしを実現させた好例からは、持続可能なまちづくりのヒントが得られるはず。何よりもそこに暮らす人々の愛を感じずにはいられない。

▶▶ドイツの都市計画についてさらに知りたい方は……

CREATIVE LOCALドイツの地方都市はなぜクリエイティブなのか
質を高めるメカニズム

著者:高松平藏

発行元:学芸出版社
ISBN978-4-7615-1364-1

人口約10万人の地方都市エアランゲン。シーメンスの医療開発部門が拠点を構えていたり、近隣にはアディダスやプーマといったドイツを代表するスポーツメーカーの本社も置かれている。ドイツ国内でもとりわけ今後の成長が期待される創造性と柔軟性に富んだ都市として名前が挙がることも多い。

ドイツの各都市は繁栄と衰退を繰り返しながら、どのように個性豊かに成長を遂げてきたのか。小規模ながらも独自のカルチャーや生活スタイルが根付くエアランゲンの事例を基軸とし、現地在住ジャーナリス トの高松平藏氏がその理由を紐解く。

CREATIVE LOCALドイツのコンパクトシティはなぜ成功するのか
近距離移動が地方都市を活性化する

著者:村上 敦

発行元:学芸出版社
ISBN978-4-7615-2639-9

ドイツ、フライブルクをはじめとするコンパクトシティの成功を語る上で、「近距離移動」は大事なキーワード。集合住宅で人口密度が高く、日用品や日常サービスを提供する場がたいてい徒歩圏内であることが人々の移動を最低限に抑え、地域経済を活性化する。さらに公共交通の運営を行政や市民が支援し、居住エリアでの走行に制限を設けることで、あえて車移動を不便にするようなまちづくりがされているから驚きだ。

また、欧州のコンパクトシティの事例には、日本の地方都市が抱える問題を解決するヒントも詰まっている。


最終更新 Montag, 06 Januar 2020 12:18
 

ドイツで楽しむ日本の家ごはん - 著者:豊田裕、白乃雪

ドイツで楽しむ日本の家ごはんドイツで楽しむ日本の家ごはん
ドイツをもっと。暮らしと旅の本棚シリーズ①

著者:豊田裕、白乃雪

発行元:まほろば社

さまざまな国の人々が共存しているドイツでは、ドイツ料理のほかにも欧州各国やアラブ諸国、アジアなどバラエティ豊かな料理が家庭で、レストランでいつでも気軽に食べられる。しかし、ドイツでの生活が長くなるにつれ恋しくなるのが、小さい頃から慣れ親しんだ「日本の味」だ。これは長期間海外で暮らしている人なら誰もが感じることだろう。

そんな食文化が違う国で日本食を作ろうとする際に立ちはだかる壁が、食材の調達である。「こんな日本食が食べたい!」と思っても、なかなか日本と同様の野菜や肉、魚などを見付けることができず、断念することもしばしば……。

本書では、ドイツのスーパーで手に入る食材をいかにして代用品として使ったり、一手間かけてより日本の味に近づけるかなど、目からうろこが落ちるアイデアが満載。ほかにも食材のドイツ語表現、ドイツ食材を利用した和風アレンジメニュー、和菓子など、メインからサイドディッシュ、スイーツまで40種類以上ものレシピやお役立ち情報が掲載されている。誰もが「ああ、これが食べたかったんだよ!」というような、レシピのチョイスなのもうれしい。

また、ほっこりとする温かみのあるイラストと、美味しい香りが漂ってきそうな写真による構成で、子供と大人が一緒に読んでも楽しめるような仕立てになっているのもポイントだ。週末には家族で手作りうどんやラーメン作りに挑戦してみるのも楽しそうだ。

これからの季節はクリスマスやお正月など、家族や友人と集まる機会が多くなる時期なので、日本食の新たなヒントを得たい方や、ドイツ人の友人を招いてのクリスマスパーティー、新年会を予定している方にもおすすめの一冊。

意外と知っていそうで美味しく作るコツを知らなかった日本食メニュー。故郷の味が恋しくなった時には、ぜひ本書を片手に、キッチンに立ってみてはどうだろうか。(編集部:栗原ちひろ)

※本書籍の国内販売店・通販は www.mahoroba.de まで

最終更新 Montag, 06 Januar 2020 13:24
 

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