旅の思い出や何気ない日常の一コマ、
そして長らく記憶に残るであろう社会的な事件を扱ったものまで、
今年も多くの力作が届いた、ニュースダイジェスト主催の
フォトコンテスト2017、いよいよ受賞作品の発表です。
今年は「2016~17年の思い出」をテーマに、
個性的で印象深い作品が数多く寄せられました。
それでは、受賞者の皆さんによる
思いのこもった力作を見ていきましょう!
テーマ「2016〜2017年の思い出」
マチュア部門大賞
「染まりゆく」
遠藤 知佳(はるか)さん
よく主人と通る場所で桜を見つけ、なんだかホッとしたような、新しい発見をしたような気持ちとともに撮りました。日本人になじみの深い桜と、セントポール大聖堂というイギリスが誇る建築。あたかも日本人の私がイギリスの暮らしに染まっていく、その様を代弁しているようで気に入っています。
キッズ部門大賞
「蓮の葉スマイリー」
ベンジャミン・フックスさん(9歳)
新潟市の白山公園で池の水をポチャポチャ蓮の葉っぱにかけていたら、僕の大好きなスマイリーの顔になったので、写真を撮りました。この時はまだ蓮の葉っぱしかなかったので、今度は蓮のお花を見たいです。そして写真を撮りたいです。大賞を取れてとってもうれしいです!
審査員コメント
視覚的な力強さとユーモアにあふれています。水面の暗い部分と対照的な光や鮮明な緑色によって、睡蓮の葉のスマイル・マークに視線がいきます。これを発見し、見事な構図で写真に収めたこと、更に、水を上手に捉えた露出とシャープネス。これらによって素晴らしい写真が生まれました。 by Canon Europe
マチュア部門 特別賞1位
「ご注意を!」
佐藤 健一さん
現在住んでいる周辺では、子供達が遊ぶ時間帯にこの様な形のプラスティック人形を飾り、車を運転するドライバー達へ注意を促しています。木材で自作してみたところ、愛嬌がありましたので、パチリと収めました。なかなか安全なところ、事はありませんが、どうか皆様にも安全を。
審査員コメント
絞りと焦点距離を工夫することで背景から「歩く男性」を切り取って写真の中に集約しています。草を持った小さな歩く男性のユーモア満載な姿は、通行人を立ち止まらせることでしょう。もう一度注意しながら見てみると、記憶に残る素晴らしい写真であることが分かります。by Canon Europeマチュア部門 特別賞2位
「アルプスの春」
谷 真由美さん
ドイツ南部のラムサウ(Ramsau)という小さな街で撮影しました。長くて寒いドイツの冬。その分、春の美しさは格別のものがあります。小川のせせらぎ、咲き乱れる花、ふりそそぐ陽光。小川で遊ぶ子供の傍らで思わずシャッターを切りました。春を感じていただけると嬉しいです。
マチュア部門 特別賞3位
「東に向かってハイチーズ」
今野 千昌さん
スペイン・アンダルシア地方での写真です。ひまわり達はたくさんの太陽パワーを浴びていました。私達も混じってハイチーズ。快晴の空とひまわりの黄色のコントラストが気に入っています。
マチュア部門 特別賞4位
「ノルドアルプの朝の光」
ボッセ 輝美さん
晩秋のノルドアルプのキャンプ場にて撮影しました。朝食に向かうドイツ人学生達が朝の光のスポットライトを浴びた姿がとても美しく、思わずシャッターを切りました。美しい光に助けられて撮れたお気に入りの1枚です。初めてのコンテストで特別賞を頂けるなんて、驚きと嬉しさでいっぱいです。
マチュア部門 特別賞5位
「カルースの朝」
柴山 優芽さん
ドイツ、スロベニア、クロアチアなど、3カ月の一人旅を終え、数ある写真の中からこの1枚を選びました。ヨーロッパらしい美しい景色や格好のついたポートレートよりも、「人」との出逢い、そして「何でもない日常」を表現したく、選んだ1枚です。
マチュア部門入賞
「夕暮れの散歩道」
佐藤 頼夢さん

秋の終わりの夕暮れ時に、デュッセルドルフ郊外の街、カイザースヴェーアトにて撮影しました。冷たい風の吹く中、夕焼けを背に寄り添いながら歩く老夫婦の姿があまりに温かく映り、思わずシャッターを切りました。これからも、何気ない日常のドラマを撮り続けていきたいです。
審査員コメント
バランスの取れた大胆な構図の写真がとても多かった中でも、この作品は連れ添い歩く後ろ姿のお二人の長い人生の日々の積み重ねを映し出すような優しくて柔らかくて温かい 映画のような作品で、見た後も非常に印象に残りました。こんな温かい写真を撮ることが出来る人になりたい、と思う1枚です。 by THE SPA im Steigenberger Frankfurter Hofマチュア部門入賞
「お兄ちゃんだよ」
西尾 俊亮さん
今年6月に我が家に新しい家族が増えました。弟が生まれる前から母の大きなおなかに向かって「お兄ちゃんだよー」と声をかけていた長男。弟が生まれた後も長男はいつもそばに行って「お兄ちゃんだよ」といっています。そんな姿が愛らしかったので、写真を撮りました。
審査員コメント
新しい家族を迎えるという、誰にとっても忘れられない出来事を収めています。この作品を見る人達に幸せのおすそ分けをしてくれるような1枚です。新しい家族が増えることでみんなが感じた喜びを切り取った、素敵な作品だと思います。 by KABUKI Restaurant Frankfurtマチュア部門入賞
「アドリア海サンセットクルーズ」
加藤 仁さん
真夏のクロアチアのドゥブロヴニクを訪れた際に申し込んだサンセットクルーズにて撮影しました。爽やかな風がそよぐ中、乗客の全員が沈む夕陽に釘付け。海面を美しいライトブルーに照らすほかのクルーズ船もあり、日没後の市街や古城の夜景も絶景でした。
審査員コメント
広大な海をバックにして、ダイナミックに光を捉えた作品になっています。夕焼けと光で反射した海の赤色、永遠と続くような空の青さ、そしてうっすらと浮かび上がる船やそこにいる人々のシルエットが際立ちながら交ざり合う、まるで絵画のような印象も受けました。 by JSTVキッズ部門入賞
「パパ真剣!」
盛田 征海さん(10歳)
家族でホーエンツォレルン城を見に行った時に撮った1枚です。真剣にスマホで写真を撮っていたお父さんの後ろ姿と、お城の景色とのバランスが良く、とても上手く撮れたと思います。今回、受賞できてとても嬉しかったので、これからも色々な写真を撮っていきたいです。
審査員コメント
壮大なランドスケープだけでもインパクトがありますが、撮影している男性の後ろからさらに写真を撮るという構図から、撮影時の状況を鮮明に連想させられます。お城の写真を撮る男性、男性を撮る別の人物、そして写真をご覧になる読者の誰もが笑顔になるユニークで楽しい写真だと思います。 by UNIQLOキッズ部門入賞
「赤ちゃんの足」
西尾 峻さん(3歳)
赤ちゃんの足の裏を見たら、小さくてシワシワがたくさんあって、とてもきれいだったんだ。僕の足とは全然違うから、「なんでかなー」って不思議に思ったんだ。
審査員コメント
迷うことなくこの作品を選びました。何よりも着眼点が素晴らしいです。小さいながらもしっかりした足が、この先、どんな道をどう歩むのか、想いを馳せるとワクワクします。撮影したお兄ちゃんにも赤ちゃんにも、素晴らしい未来が広がっていくことを願って止みません。 by Distel Bioladen審査員総評
今年も素晴らしい作品が勢ぞろいし、大変審査の難しいコンテストでした。レンズ交換式カメラやコンパクト・カメラならではの撮りたいイメージに合わせて調整・コントロールされた作品や創造性豊かな作品が多く見られました。 by Canon Europe受賞者と賞品
大賞・特別賞
- マチュア部門大賞 : 「染まりゆく」遠藤知佳さん(英国)
Canon Europe より
デジタルSLR カメラ Canon EOS 800D / レンズ:EF-S 18-55mm f/4-5.6 IS STM - キッズ部門大賞:「 蓮の葉スマイリー」ベンジャミン・フックスさん(ドイツ)
Canon Europe より
コンパクトデジタルカメラ Canon IXUS 185 - マチュア部門特別賞(ドイツ) : 「ご注意を!」佐藤一さん ほか
Canon Europe より
フォトブックお試しクーポン(1冊)
ドイツマチュア部門入賞
- 「夕暮れの散歩道」佐藤頼夢さん
THE SPA im Steigenberger Frankfurter Hof より THE SPA のご利用券 - 「お兄ちゃんだよ」西尾俊亮さん
KABUKI Restaurant Frankfurt より 鉄板焼ディナーのお食事券 - 「アドリア海サンセットクルーズ」加藤仁さん
NHK Cosmomedia (Europe) Ltd. より JSTV無料視聴2カ月分
ドイツキッズ部門入賞
- 「パパ真剣!」盛田征海さん
UNIQLO より LifeWear キッズ用スペシャルバウチャー - 「赤ちゃんの足」西尾峻さん
Distel Bioladen より 特選おしゃれキッズセット
受賞作品は日本語テレビ局 JSTVで、2018年1月より順次放送予定



インベスト・イン・ババリア
スケッチブック




製菓マイスターの直子さんと、パンマイスターの晃作さん
謙太さん(左)、ステファニーさん(中央)、広樹さん(右)
後輩の育成はマイスターにとって大事な仕事の一つ
世界各国で人気の高いビール醸造(左)女性に人気が高いフローリスト(右)















白キャベツ
赤キャベツ
円すい形キャベツ
ケール
白菜
楕円形キャベツ
芽キャベツ
ザワークラウト
ドライトマト
ジルバーツヴィーベルン







審査員コメント
場所、色、季節をシンプルながら強い視覚的イメー ジで表した作品。ロンドン中心部で撮影された 春らしい青が際立つ空と桃色の花が、日本の桜 の伝統的な姿を彷彿とさせます。1枚の写真に2 つの国を入れた巧みな構成ですね。通常とは異なるアングルでものを観て撮影する重要さが分かる1枚です。 by Canon Europe