11月29日は、クリスマスシーズンの幕開けとなる最初のアドヴェント。
街にはマーケットが建ち並び、通りの家々には色とりどりの装飾が施される。
飾りはどれも凝っていて、見ていると、
この国の人々のクリスマスに対する思い入れや家族への愛情が伝わってくる。
家の中ではアツアツのクッキーが焼かれているのかも、
と想像するだけでほんのり温かい気持ちになれます。
そうだ!今年はドイツ式に手作りで、とっておきのクリスマスを迎えよう。
(編集部:林 康子)
アドヴェントカレンダー Adventskalender
従来、第1アドヴェント(11月27日~12月3日の間の日曜日)からクリスマス・イヴまでの4週間をカウントダウンするアドヴェントカレンダー。今では、12月1日~24日を指すのが一般的だそう。典型的なアドヴェントカレンダーは、雪に覆われたメルヘンチックな冬の街並みが描かれた絵の上に、1~24の数字が並んでいるもの。1日1回、その日の数字が書かれた部分を押すと、中にはお菓子やおもちゃなど小さなプレゼントが……。また、市庁舎をカレンダーに見立てて、窓を数字のイルミネーションで飾る街も多い。
素朴であったか、心が和むツリー型カレンダー
所要時間:1時間
難易度:★★
予算:約10ユーロ
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● 60×60cm程度の緑色の布(フェルトなど厚めで張りのある素材)
● 新聞紙など大きめの紙
● お好みの色の布
(色のバリエーションは多い方がきれい)
● サインペン
● 針・糸・はさみなどの裁縫セット
| 1. | まずはカレンダーの土台となるツリーの型作り。紙を半分に折り、その上にサインペンでモミの木(高さ60cm×幅40cm程度)の左もしくは右半分のみを描く。 |
|---|---|
| 2. | 2つに折られた状態のまま、描いた線に沿って切り取る。開けば、左右対称のもみの木の型紙の出来上がり。 |
| 3. | 型紙を緑色の布の上に敷いてまち針で止め、それに沿って裁断する。 |
| 4. | 色付きの布を直径約5~6cmの半月形に裁断する。(同じものを24個作る) |
| 5. | 4を3のもみの木の上にバランス良く置き、ポケット状に縫う。(後でお菓子を入れるためにポケットの口部分は空けておく) |
| 6. | ポケットの中央に1〜24の数字を書き、その中に飴やチョコレートなどお好みのお菓子や小さなおもちゃなどを入れれば完成! |
作り方出典:www.kprkpr.de
手近な素材で「あら、簡単!」
トイレットペーパー・カレンダー
所要時間:45分
難易度:★
予算:約5ユーロ
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● トイレットペーパーの芯24本(厚めの画用紙を丸めたものでも可)
● 赤いクレープペーパー24枚(軟らかい布でも可)
● お好みの色の紙
● 白いひも ● サインペン ● 綿
| 1. | トイレットペーパーの芯を1つひとつクレープペーパーで包み、上の端を白いひもで縛っておく。(頭となる部分) |
|---|---|
| 2. | 1の側面にサンタクロースの顔を描く。直接サインペンで描いても良いし、赤以外の色付き紙を貼り付けて顔にしてもOK。 |
| 3. | まゆ、ひげの部分に綿を貼り付ける。 |
| 4. | ひもをほどいて芯の中にお菓子などのプレゼントを入れたら、再びひもを結んで頭の部分に綿をのせ、目立つところ(おでこの辺り)に1~24までの番号を書いて出来上がり。 |
アドヴェントクランツ Adventskranz
アドヴェントクランツの始まりは1839年にハンブルクのヨハン・ヴィヒェルン牧師が、クリスマスを待つ孤児たちのために木製の車輪を4本の大きなろうそくと19本の小さなろうそくで飾ったこと。子どもたちは1日1本そのろうそくを灯してイヴまでの日々を数えたそう。今ではろうそくは4本になったものの、アドヴェントの日曜日が来る毎に1本ずつ灯してクリスマスを待つ習慣は代々受け継がれている。輪(クランツ)は永遠の命、モミの緑は人生の色、ろうそくは世界を照らす光と、素材にはそれぞれ神聖な意味も込められているのだ。
飾るとそこには神聖な空気が
モミの枝のアドヴェントクランツ
所要時間:2時間
難易度:★★★
予算:約30ユーロ
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● 発泡スチロールのリング
(Styroporring)
● モミの枝(Reisig)の束5本程度
● 花束用の針金
(30m程度のリールで売られているもの)
● ろうそくを固定するための長さ約5〜7cm程度の太めの針金(4本)、
もしくは針金付きの受け皿
● 針金を切るためのペンチ
● 太めのろうそく4本
● ライターもしくはマッチ
● お好みでリボンなどの飾り
※素材は工作用品店(Bastelladen)や雑貨屋のほか、ガーデニング用品店でも手に入る。
| 1. | 1~2本のモミの枝をリングに巻き付け、花束用の針金を使って固定する。 |
|---|---|
| 2. | 1の上から次の枝を巻き付け、再び針金で固定する。その際、先に巻き付けた枝の先端と次に巻き付ける枝の太い部分(先端とは反対の部分)が重なるようにする。 |
| 3. | リングが完全に見えなくなるまで2の作業を繰り返して輪(クランツ)の完成。 |
| 4. | ろうそくを太い針金でクランツに固定する作業。針金の先端をライターかマッチで温め、ろうそくの底に差し込む。クランツに差し込む部分(3~4cm)は残すようにする。 |
| 5. | ろうそくの底から出ている部分の針金を再度温め、4のろうそく4本をクランツに差し込む。(クランツ上で、ろうそくが十字型に並ぶようにする) |
| 6. | クランツをリボンなどで飾って出来上がり。 |
作り方出典:www.adventzeit.com
グリューワイン&クリスマスパンチ Glühwein&Weihnachtspunsch
クリスマスマーケットがオープンすれば、街はいよいよクリスマスムード一色に染まる。そこに欠かせない楽しみの1つがグリューワインだ。シナモンやチョウジなどの香辛料の効いたホットワインは、冷え切った体をホカホカに温めてくれる。ただし、家庭で作る際はご用心!うっかりワインを加熱しすぎると、香辛料本来のアロマが失われるほか、ワインから発癌性が疑われている化学物質も発生するそう。レシピの加熱時間は必ず守って。また、お酒が苦手な人には、ワインの代わりにジュースを使うクリスマスパンチがオススメ。
寒さ厳しい日に1杯
グリューワイン
所要時間:1時間20分
難易度:★★
予算:約20ユーロ
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材料(5杯分)
● 赤ワイン(辛口) 1本
● レモン 1個
● 棒シナモン 2本
● チョウジ(Nelken) 3個
● カルダモン(Kardamon) 少々
● 砂糖 大さじ3
| 1. | 赤ワインと棒シナモン、チョウジ、カルダモン、砂糖を鍋に入れて弱火で温め、その間にレモンを輪切りにする。 |
|---|---|
| 2. | 赤ワインを引き続き温めながらレモンを入れてさらに5分間熱し、蓋をして1時間ほど冷ます。 |
| 3. | 飲む直前に再度5分ほど温め、ざるでこす。この時、沸騰しない程度の弱火で温めることが大切。 |
作り方出典:www.weihnachtsideen24.de
ノンアルコールで体にやさしい
クリスマスパンチ
所要時間:10分
難易度:★
予算:約10ユーロ
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材料(1杯分)
● ぶどうジュース 200ml
● レーズン 小さじ 1
● 粗挽きアーモンド 小さじ1
● レモン汁 少々
● シナモン、チョウジ、カルダモン(香辛料) 各ひとつまみ
| 1. | ぶどうジュース、レーズン、アーモンド、香辛料を大きめの耐熱性コップに入れる。 |
|---|---|
| 2. | コップに蓋をして、電子レンジ(600W)で2分弱温め、仕上げにレモン汁をかけて出来上がり。 |
作り方出典:www.weihnachtsideen24.de
レープクーヘン&プレッツヒェン Lebkuchen & Plätzchen
ドイツのクリスマス定番のお菓子、レープクーヘンは、酵母の代わりに鹿角塩(Hirschhornsalz)と呼ばれる粉を使って焼くのが伝統的な作り方で、「ケーキ=クーヘン」と呼ぶにはやや固め。その呼び方は地域によって異なり、東部では材料に希少な香辛料を含むことから、その代名詞であるこしょう(Pfeffer)に因んで"Pfefferkuchen"、南西部では"Leckkuchen"や"Lebenskuchen"と呼ばれる。また、クリスマス用に焼かれるクッキー、プレッツヒェンは、作り方も簡単なので親子で挑戦してみよう。
今も昔も変わらぬ伝統の味
レープクーヘン(プレーン)
所要時間:1時間30分
難易度:★★
予算:約20ユーロ
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材料(20個分)
● 砂糖 200g
●バニラ砂糖 1パック(8g)
● シナモン 小さじ1
● チョウジ、ピメント、カルダモン(香辛料) 各ひとつまみ
● 細かく削ったレモンの皮 1/2個分
● 粉アーモンド 200g
● オレンジピール 50g
● レモンピール 75g
● 小麦粉 250g
● 卵 4個
● ベーキングパウダー 小さじ1
● 直径約7cmの焼き菓子用オブラート 20枚
● 糖衣(Zuckerguß) 適量
(粉砂糖200g、レモン汁大さじ2、湯大さじ2 )
| 1. | オーブンを175~200℃に温める。 |
|---|---|
| 2. | ボールに卵と砂糖、バニラ砂糖を入れて泡立てる。 |
| 3. | 小麦粉とベーキングパウダーを混ぜ合わせる。 |
| 4. | 2に3と粉アーモンド、オレンジピール、レモンピール、香辛料、シナモン、レモンの皮を入れて混ぜる。 |
| 5. | 4の生地をオブラートの上に1~1.5cm程度の厚さでのばし、15~20分間オーブンで焼く。 |
| 6. | 焼き上がったレープクーヘンを冷まし、その間に糖衣の材料をとろみがつくまで混ぜ合わせる。最後に糖衣をかけて出来上がり。 |
作り方出典:www.lebkuchen-rezepte.de
ツリーの飾りにもなりそう
シナモン・プレッツヒェン
所要時間:1時間
難易度:★★
予算:約15ユーロ
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材料(30個分)
● 卵白 卵5個分
● 粒アーモンド 500g
● レモン汁 小さじ1
● シナモン 小さじ2
● 粉アーモンド 200g
● 粉砂糖 500g
● 塩 ひとつまみ
● クッキーの型
| 1. | 卵白と塩を混ぜ、レモン汁と粉砂糖を加えて泡立てる。 |
|---|---|
| 2. | 角が立つまで泡立てたら大さじ5杯分を取り、ラップを被せて置いておく。 |
| 3. | 2の残りの生地に粒アーモンドとシナモンを入れて混ぜ合わせる。 |
| 4. | オーブンを140℃に温める。 |
| 5. | まな板の上に粉アーモンドをまんべんなくまぶし、その上に生地を広げてのし棒で均等にのばす。 |
| 6. | 生地を型でくり抜いてオーブンプレートに乗せ、2で取っておいた卵白を上に塗って、オーブンで30分焼いて出来上がり。 |
作り方出典:www.weihnachtsideen24.de



インベスト・イン・ババリア
スケッチブック
2つに折られた状態のまま、描いた線に沿って切り取る。開けば、左右対称のもみの木の型紙の出来上がり。
型紙を緑色の布の上に敷いてまち針で止め、それに沿って裁断する。
色付きの布を直径約5~6cmの半月形に裁断する。
4を3のもみの木の上にバランス良く置き、ポケット状に縫う。(後でお菓子を入れるためにポケットの口部分は空けておく)
トイレットペーパーの芯を1つひとつクレープペーパーで包み、上の端を白いひもで縛っておく。(頭となる部分)
1の側面にサンタクロースの顔を描く。直接サインペンで描いても良いし、赤以外の色付き紙を貼り付けて顔にしてもOK。
まゆ、ひげの部分に綿を貼り付ける。
ひもをほどいて芯の中にお菓子などのプレゼントを入れたら、再びひもを結んで頭の部分に綿をのせ、目立つところ(おでこの辺り)に1~24までの番号を書いて出来上がり。
1~2本のモミの枝をリングに巻き付け、花束用の針金を使って固定する。
リングが完全に見えなくなるまで2の作業を繰り返して輪(クランツ)の完成。
ろうそくの底から出ている部分の針金を再度温め、4のろうそく4本をクランツに差し込む。(クランツ上で、ろうそくが十字型に並ぶようにする)
赤ワインを引き続き温めながらレモンを入れてさらに5分間熱し、蓋をして1時間ほど冷ます。
飲む直前に再度5分ほど温め、ざるでこす。この時、沸騰しない程度の弱火で温めることが大切。
2に3と粉アーモンド、オレンジピール、レモンピール、香辛料、シナモン、レモンの皮を入れて混ぜる。
4の生地をオブラートの上に1~1.5cm程度の厚さでのばし、15~20分間オーブンで焼く。
焼き上がったレープクーヘンを冷まし、その間に糖衣の材料をとろみがつくまで混ぜ合わせる。最後に糖衣をかけて出来上がり。
卵白と塩を混ぜ、レモン汁と粉砂糖を加えて泡立てる。
2の残りの生地に粒アーモンドとシナモンを入れて混ぜ合わせる。
生地を型でくり抜いてオーブンプレートに乗せ、2で取っておいた卵白を上に塗って、オーブンで30分焼いて出来上がり。













森井ユカさん(森):
塚:
THE CONRAN SHOP退社後、リドルデザインバンク設立。デザイン業を生業とする傍ら、イベントプロデュースなども手掛ける。また、ドイツやオーストリアから買い付けてくる雑貨店「マルクト」を運営。同名の著書もあり。
立体造形家で雑貨コレクター。雑貨の中でも、主に実用的な道具や、スーパーマーケット雑貨が専門。小さいものを作ることと、愛でることを仕事にしている。最新刊に『雑貨コレクターの旅スタイル』(河出書房新社)。








ペットを飼う前に確認しよう!
大きな犬は庭付きの戸建て住宅向き。一方、集合住宅には小さめの犬が適している。さらに、種類によって特性が大きく異なるので、犬の個性をよく把握し、なるべく多くの時間を一緒に過ごしてあげよう。またドイツでは、特別運賃で犬は公共交通機関に同乗でき、多くの店やレストランで犬同伴の入店が許可されている。犬入店お断りの店かどうかは、犬のイラスト付きの「Ich muss draußen bleiben」と書かれた店頭のステッカーで判断できる。
猫を飼うには、自然豊かで静かな環境の中にある戸建て住宅が理想的。ただし、猫が好きな時に散歩に出掛け、いつでも家に戻ってこれる環境を整えてあげることが大切だ。環境さえ整っていれば、家の中で飼うことも可能。昼間に家を留主にすることが多い家庭では、猫が退屈をしないよう、遊び相手となる相棒猫がいると良い。
1980年にドイツで飼われていた魚は約4800万匹。それが2007年には8500万匹にまで増加し、熱帯魚の人気は年々高まっている。その一方で、はるか太平洋やインド洋、カリブ海からヨーロッパへ連れてこられる魚の中には、絶滅危惧種も含まれている。魚を飼うということは、繊細な魚たちに適切な環境を与える責任が生じることを自覚しておきたい。
デュッセルドルフの施設には現在、約9000㎡の敷地に犬62匹、猫95匹、鳥51羽、ウサギ19匹、ネズミ7匹、モルモット3匹がいる。同施設の責任者カトリン・ポリジエクさんによれば、施設に預けられてから仲介されるまでの期間は、猫は平均10~30日程度。犬の場合は個性やそれまで過ごしてきた環境などの背景に大きく左右されるので、施設に来て3日で飼い主が見つかることもあれば、すでに8年もここで過ごしている犬もいるという。




どんな料理も、入れるだけで一気に味が締まる料理の名脇役が、玉ねぎやねぎだ。西アジア、エジプト、地中海地方に起源を持つ最古の野菜は、ドイツでは今がまさに収穫真っ盛り。有名なワイマールの「タマネギ市」をはじめ、各地で収穫を祝う行事が開催されている。中華料理に使われる春タマネギ(Frühlingszwiebeln)、スープやサラダに合う万能ネギ(Lauchzwiebeln)など、その種類はとても豊富。さらに煮たり、炒めたり、燻ったりと、調理法によって味わい方の幅はうんと広がる。
主にドイツ、フランス、イタリアなどのヨーロッパを中心に栽培されている植物。日本では、消化促進や咳、頭痛などに効くことから、葉の部分を用いてハーブティーとして飲む方法が一般的に知られている。この時期、ねぎやキャベツなどほかの緑の野菜と並んで野菜売り場に並ぶフェンネルは、独特の甘い香りと苦みが特徴で、その味に慣れるのはなかなか大変だが、ドイツでは肉・魚料理のソースやスープ、アップルパイのスパイスとして定着している。
養の塊

その甘くてジューシーな食感が人を病みつきにさせる洋なし。17世紀にはすでに300種類のなしが存在していたとされ、今日ではその数はなんと推定5000に上る。ドイツで栽培されているのは、主にアレクサンダー・ルーカス(Alexander Lucas)、ウィリアムス・クリスト(Willams Christ)、コンファレンス(Conference)の3種。日本のなしも”Nashi”という名で売られている。ほかの果物に比べてビタミンなどの栄養価は低いが、その分ペクチンなどの食物繊維がたっぷり含まれていて、酸味も少ないので食 べやすい。
16世紀にポルトガル人によって中南米からヨーロッパにもたらされたカボチャ。当時はその味の悪さから家畜の餌として、あるいは「貧しい人の食糧」として冷遇されていたが、その後品種改良が試みられ、今や秋冬のグルメ食材の1つになっている。ウリ科に属するカボチャは現在約800種あると言われ、ドイツの店頭では北海道産カボチャに由来するホッカイドウ(Hokkaido)や波形の表面を持つムスカート(Muskat)、バターやナッツの風味豊かなバターナット(Butternut)などがよく見られる。













